だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ガエルの罪

2006-10-28 20:48:27 | 映画
ガエル・ガルシア・ベルナルという俳優を知ったのは、「アモーレス・ペロス」(99)。でも未見です。この時点では、メキシコ映画に馴染みがありませんでした。監督は、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。彼も、馴染みがない…。

しかし、今では監督の名前も知ってますよ。「21グラム」(03)の監督さん。しかし覚えにくいなぁ~。ガエルの方は、「ブエノスアイレスの夜」「ウェルカム!ヘヴン」「天国の口、終りの楽園。」(01)「アマロ神父の罪」(02)「モーターサイクル・ダイアリーズ」(03)「バッド・エデュケーション」(04)と、順調に出演作を増やしていきました。

でも見たのは、「バッド・エデュケーション」だけ。ファンの方の怒りを買いそう~。で、これからはしっかりチェックします、はい。最新作がやって来ます。「キング 罪の王」です。監督は、イギリスのジェームズ・マーシュ。長編初監督です。

脚本は、「チョコレート」(01)「記憶の棘」(04)のマイロ・アディカ。これは期待ですね。あっ、本作はイニャリトゥ監督との共作です。さぁ、どんなお話かというと… 海軍を退役し、母から聞いたまだ見ぬ父親に会うために、テキサス州の小さな町を訪れた、21歳のエルビス(ガエル)。

父のデビッド・サンダウ(ウィリアム・ハート)は、牧師として新しい家庭を持っていたのです。妻のトゥワイラ(ローラ・ハリング)、息子のポール(ポール・ダノ)、娘のマレリ(ペル・ジェームズ)と、裕福な暮らしをしていました。そうとは知らず、エルビスは教会で妹のマレリと出会うのです。

親子として父に認められたい、息子として愛されたい…そんな願いは叶えられず、父親から汚れた過去の記憶として扱われ、拒絶されてしまいます。エルビスは、自分のことを知らないマレリに接近。究極の罪。エルビスの選んだ仕打ちは、完璧なデビッドの家庭を崩壊へと導くのです。

美しくも悪徳を感じさせるガエル・ガルシア・ベルナルの、まさにはまり役。“父子の対立” “肉親への愛憎” これは見たい!ちなみにローラ・ハリングは「マルホランド・ドライブ」のリタ(カミーラ)役。当時はローラ・エレナ・ハリングでしたが。

ガエルの作品、見まくらねば…。
コメント
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