だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ケイン、ロウ、ブラナー!

2008-02-17 20:19:44 | 映画
イギリス人のピーター・シェイファー。戯曲家、脚本家として有名。映画化された作品には、「フォロー・ミー」(72)「エクウス」(77)「アマデウス」(84)などがあります。また、双子の兄弟アンソニー・シェイファーも、映画の脚本家として活躍。「フレンジー」「二人だけの白い雪」(72)「ウィッカーマン」(73/06のオリジナル)「ジャック・サマースビー」(93)など。

作品のおもしろさは、「ナイル殺人事件」(78)「地中海殺人事件」(82)「死海殺人事件」(88)と、アガサ・クリスティ作品のヒットにも現れています。さすがに兄弟の作品には、ミステリー、サスペンス、ドラマと共通点がありますね。アンソニー・シェイファーが書いた戯曲に、『スルース』があります。

ジョセフ・L・マンキウィッツ監督の「探偵<スルース>」(72)は、ローレンス・オリヴィエとマイケル・ケイン主演の初映画化作品。初老の推理作家アンドリュー・ワイク(オリヴィエ)のロンドン郊外の邸宅。妻と不倫関係にある美容師マイロ(ケイン)を呼び出し、宝石を盗ませようとするのですが…。

この作品は、戯曲の素晴らしさと監督の手腕、主演2人の演技対決も素晴らしく、未見の方は必見!そしてまた、この「スルース」(07)が、再映画化されました!しかも今度の監督は、「魔笛」(06)に続く舞台劇の映画化に挑む、ケネス・ブラナー。さらに脚本を担当するのは、ハロルド・ピンター。うむ、豪華すぎる!

さらにさらに、アンドリュー・ワイクを演じるのはマイケル・ケイン。35年の年月が過ぎたのですねぇ~。時は現代。ベストセラー推理作家のワイクの邸宅は、監視カメラに守られたジョージア王朝の外観。しかし家の中はモダンなデザインで統一され、愛車はベンツの新車という具合。

そこへ現れたのが、失業中の俳優マイロ・ティンドル(ジュード・ロウ)。2人の関係は、“夫 VS 妻の愛人”。さぁ、これから2人の究極のゲーム、かけ引き、だまし合いがはじまるのです!私は映画もですが、劇団四季での公演を初演から何度か見ています。ストーリーは知っていても、見たくてたまりません!だまされた~い!
コメント (2)
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