だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ニーソンの願い…

2009-07-05 21:33:48 | 映画
「トランスポーター」シリーズの製作者リュック・ベッソンは、もともと監督。ジャン・レノ主演「最後の戦い」(83)で長編デビューし、最近はもっぱら製作や脚本を担当。1959年3月18日パリ生まれのベッソンの作品は、やっぱりパリがお似合い。

ベッソンの最新作は「トランスポーター」(02)や「ダニー・ザ・ドッグ」(05)「TAXi(4)」(07)などのカメラマン、ピエール・モレルが監督する「96時間」(08)。長年CIA工作員として激務をこなして来た、ブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン)が主人公。

今では仕事も辞め、カリフォルニアで孤独に暮らすブライアン。別れた妻のレノーア(ファムケ・ヤンセン)は資産家と再婚し、17歳の娘キム(マギー・グレイス)も出て行ってしまいました。ブライアンの唯一の願いは、キムとの関係修復だったのです。

そんなキムは、親友のアマンダとはじめてのパリ旅行を計画。ブライアンの不安をよそに、キムの喜ぶ顔を見たくてやむなく許可。そして事件は起こってしまうのです。パリのアパルトマンに、謎の男たちが侵入!

ちょうどバスルームでブライアンと電話していて時。アマンダが拉致され、やがてキムも…。元工作員のブライアンは、自分の特殊なスキルを駆使して娘の救出に向かいます。犯人グループのアルバニア系人身売買組織から、無事に救出できるタイムリミットは、96時間!

渋い魅力のニーソンは、1952年6月7日北アイルランド出身。「シンドラーのリスト」(93)でアカデミー主演男優賞のノミネート、「マイケル・コリンズ」(96)でヴェネチア国際映画祭男優賞受賞、「愛についてのキンゼイ・レポート」(04)でLA批評家協会賞男優賞受賞。

ニーソンは、「ネル」(94)で共演したナターシャ・リチャードソンと94年結婚。2人の子供を持つおしどり夫妻として知られていましたが、そのナターシャが今年3月カナダのスキー場で転倒。頭部を強打してしまいました。

NYの病院で治療を受けていたのですが、18日亡くなります。訃報を知った時は、ただびっくり…。ナターシャはその名の通り、トニー・リチャードソンを父に、ヴァネッサ・レッドグレーヴを母に持つ名門一家の出身。

「上海の伯爵夫人」(05)「いつか眠りにつく前に」(07)に出演していたのが最後。本当に残念です。ニーソンの心痛、如何ばかりか…。がんばれ!ニーソン。
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