だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

もちろん、キングも出てます。

2009-07-22 18:04:37 | DVD
スティーヴン・キングのTVMを1本。「チャイルド・プレイ」(88)の監督、トム・ホランドが脚本も担当した「ランゴリアーズ」(95・TVM・180分)。これ、お気に入り。原作は、1990年に発表された中編小説。

ロサンゼルスからボストンに向かって、いつものように大勢の乗客を乗せ飛び立ったアメリカン・プライド航空29便。その中には、同航空会社のブライアン・エングル機長(デヴィッド・モース)もいました。

夜行便の機内は睡眠を取る人も…。やがて目が不自由な少女、ダイナ・ベルマン(ケイト・メイバリー)の悲鳴が機内に響きます。一緒にいたはずの叔母がいない。悲鳴を聞いて駆け付けたのは、ブライアン機長。

他に、どうやらイギリスの工作員らしいニック(マーク・リンゼイ・チャップマン)、小学校の先生ローレル・スティーブンソン(パトリシア・ウェティグ)、黒人のエンジニア、ドン・ギャフニー(フランキー・フェイソン)、マイペースなルディ・ウォーウィック(バクスター・ハリス)

バイオリニストの学生アルバート・カウスキー(クリストファー・コレット)、パンクな女の子ベサニー・シムズ(キンバー・リドル)、異常な言動のビジネスマン、クレイグ・トゥーミー(ブロンソン・ピンチョット)、そしてミステリー作家のボブ・ジェンキンス(ディーン・ストックウェル)の10人。

彼ら以外は、パイロットや乗務員はじめ、すべての乗客が忽然と消えていました。座席には、財布、時計、パスポート、本、かつら、歯列矯正器、入れ歯、ペースメーカーなどを残して…。いったい何が起こったのか?

ミステリー作家のジェンキンスは、ある仮説を立てます…。偶然乗り合わせたブライアン機長のおかげで、どうにか最寄りのメーン州バンゴア空港に降り立ちます。そしてジェンキンスの仮説は、当たってしまうのです。

不思議な出来事は、機内だけではありませんでした。空港には誰一人いない、空気には臭いがなく、食べ物には味がない。29便は、時の裂け目に入り込んでしまったのです。物語はタイムトラベルものなのですが、スティーヴン・キングらしいユニークな設定でグイグイ引き込まれます。

正気を失いかけていくトゥーミーが信じる人喰いモンスター“ランゴリアーズ”が、この不思議な世界には実在するのもユニーク。TVMだから大金はかけてないけど、ストーリーのおもしろさ、個性的な出演者。ハマります!
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