だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

イタリアのエジプトコレクション!

2009-07-06 20:56:07 | 展覧会
イタリア、北西部に位置するトリノ市。2006年に冬季オリンピックが開催され、荒川静香選手がフィギュアスケートで金メダルを獲得しましたね。人口90万人、イタリア第4の都市で、お出かけになった方もいらっしゃるでしょう。

このトリノの中心部にあるのが、トリノ・エジプト博物館。古代エジプトのコレクションを持つ、カイロ・エジプト博物館やロンドン・大英博物館、パリ・ルーヴル美術館、ベルリン・エジプト博物館、NYメトロポリタン美術館などとともに、収蔵品の質・量ともに優れた博物館として有名。

とは言っても実際に行ったことにない私は、上野の東京都美術館で開催の「トリノ・エジプト展」に行こうと思っています。便利~。トリノ・エジプト博物館の基礎となったのは、ベルナルド・ドロヴェッティのコレクション。

ドロヴェッティとは19世紀ナポレオンのエジプト遠征に従軍し、フランスのアレクサンドリア総領事となった外交官でエジプト学者。自らがエジプトで収集したコレクションをサルデーニャ王国(イタリア王国の前身)がお買い上げ。美術館の中核となったそうです。

中には100体もの大型彫像や、170点のパピルス文書などの非常に貴重なものが含まれます。今回の展覧会では、5つのセクションに分けて展示します。

第1章:トリノ・エジプト博物館 ▼トトメス3世のシリア遠征パピルス ▼アメンヘテプ1世座像
第2章:彫刻ギャラリー ▼アメン神とツタンカーメン王の像 ▼イビの石製人型棺の蓋<ポスターの像> ▼ライオン頭のセクメト女神座像
第3章:祈りの軌跡 ▼イプイのステラ(石碑) ▼ハヤブサ、イビス、ジャッカルの小像
第4章:死者の旅立ち ▼タバクエンコンスの人型棺 ▼ウアフイブラーのカノポス容器
第5章:再生への扉 ▼子供のミイラ ▼葬送用模型船 …などなど

ご存知かもしれませんが、“カノポス”とは多くはアラバスター(雪花石膏)でできていて、ミイラを作る時、取り出した臓器を保存するための容器のこと。容器は4つあり、それぞれ神などをかたどっています。
【イムセティ】人間の姿、胃を守る神 【ハピ】ヒヒの姿、肺を守る神 【ドゥアムトエフ】山犬の姿、肝臓を守る神 【ケベフセヌエフ】隼の姿、腸を守る神

それにしても、エジプトの言葉って…。行きましょう。
コメント
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