だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

女優マギー・チャンの感動作

2009-07-08 21:50:51 | 映画
香港出身の女優、マギー・チャン(張曼玉)。1964年9月20日生まれ、子供の頃は、ロンドンで暮らしていたそうです。日本では、ジャッキー・チェン主演の「ポリス・ストーリー/香港国際警察」(85)から、お馴染みですね。

ジャッキー映画の他には、「いますぐ抱きしめたい」(88)「欲望の翼」(90)「楽園の瑕」(94)「花様年華」(00)「2046」(04)と、ウォン・カーウァイ作品の常連。他にもスタンリー・クワン監督の「ロアン・リンユィ/阮玲玉」(91)、メイベル・チャン監督の「宋家の三姉妹」(97)、チャン・イーモウ監督の「HERO」(02)などがあります。

「ロアン・リンユィ」では、ベルリン国際映画祭主演女優賞受賞。他の香港俳優と同じく、アクションも恋愛物も、時代劇もコメディだってイケちゃうすごい女優さんです。私も大好き。1990年代パリで暮らすことが多くなり、フランス人映画監督オリヴィエ・アサイヤス作「イルマ・ヴェップ」(96)に主演します。

監督とは98年結婚、3年後離婚しますが映画の製作は続きます。それが「Clean クリーン」(04)です。監督・脚本はアサイヤス。本作でカンヌ国際映画祭主演女優賞と撮影賞(エリック・ゴーティエ)をW受賞しました。

ロックスターとして名を馳せてきたリーと、その妻で歌手として再起することを夢見るエミリー(マギー・チャン)。2人にはジェイ(ジェームズ・デニス)という息子がいます。所属するレコード会社の件で口論をしたある日、リーはドラッグの過剰摂取によりモーテルで死亡しているのが発見されます。

周りから事故を防げなかったことを責められ、養育権を奪われたジェイも今ではバンクーバーに住む義父のアルブレヒト(ニック・ノルティ)の元に…。愛する人を失い、1人息子とも離ればなれになってしまったエミリー。

6ヶ月後、すべてをやり直そうとかつて住んだことのあるパリに向かいます。“息子を取り戻すためになんでもする”と誓うエミリー。果たして、その願いは叶うのか…。ニック・ノルティの存在感は言うまでもありませんが、その他の共演者も見逃せません。

「ベティ・ブルー/愛と激情の日々」(86)のベアトリス・ダル、「サガン」(08)のジャンヌ・バリバールが共演。あっ、監督の最新作は「夏時間の庭」(08)です、念のため。
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