だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

海は広いな、大きいな

2009-12-07 22:27:43 | 映画
前回の題名、変でしたね。500日って1年と135日。135日は4ヶ月半。つまり500日は、1年と4ヶ月半だったんですね~。うむ。トムとサマーの恋物語。見なくっちゃ!で、今日は気分を変えてドキュメンタリー映画を。

ジャック・ぺランといえば、パリ生まれの俳優として「家族日誌」(62)「恋のなぎさ」(64)「ロシュフォールの恋人たち」(66)などに出演。甘いマスクとは反対に、製作者として「Z」(69)や「戒厳令」(73)という社会派映画を製作・出演しています。

「ニュー・シネマ・パラダイス」(89)で久々に見たぺランは、1941年7月13日生まれだから、この時すでに48歳。その後も「ミクロコスモス」(96)「WATARIDORI」(01)という優れた作品を製作し、高い評価を得ています。

ドキュメンタリー映画の代表としては、BBCの「ディープ・ブルー」(03)や「アース」(07)、リュック・ジャケ監督「皇帝ペンギン」(05)などが有名ですが、ぺランが「WATARIDORI」以来、久々に監督しました。

それが「オーシャンズ」(09)、共同監督は「WATARIDORI」のジャック・クルーゾ。タイトルでわかるように、舞台は“海”。ある少年の『海ってなに?』の一言から始まったこの企画は、構想10年、撮影期間4年間に及びます。

製作費70億円、世界50ヶ所、撮影70回、100種類の生き物をとらえています。たとえば、回転しながら波間を切り裂くバンドウイルカの大群、強大な吸引力でそこにいるすべてを飲み込もうとするザトウクジラ。

しわくちゃの赤ちゃんを前足で抱くセイウチ、画面いっぱいに広がる5万匹のクモガニの交尾など、見たこともない未知の世界が広がります!アニメ「ファインディング・ニモ」(03)でも楽しませてくれた、大群の魚たちも。

シーネットルという巨大なクラゲの群れ、人魚に間違われたというジュゴン、ガラパゴス諸島のウミイグアナ、日本の佐渡島で撮影されたコブダイ、メキシコ沖のオニイトマキエイやホオジロザメ、カリフォルニアのマンボウ…

生き物たちの姿もですが、海そのものも未知の世界。なぜ青いのか?どこまで大きいのか?ところで少年って、マクサンス・ペランね、ぺランの息子の。海をなかなか見ることのない私としては、(もぐれないし)興味津津。
コメント
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