だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

俳優座の十二人

2009-12-08 21:02:21 | 演劇
先日、渋谷シアター・コクーンでの「十二人の怒れる男」を観劇。この作品は、もう何回も見ていますが、蜷川さん演出では初めて。特設のベンチシート(正面)でした。劇場が大きいせいか、テーブルが長い!

映画「十二人の怒れる男」(57)と、12人が座る位置は同じ。レジナルド・ローズ(脚本)とシドニー・ルメット(監督)の2人が作ったTV作品を、映画化した本作は裁判劇の代表作。本当に面白い!もし未見の方は、絶対必見!

私がこの作品は見たのは、六本木の俳優座劇場がほとんど。1944年(昭和19年)に劇団俳優座として出発。いまでは古びた感がある俳優座劇場ですが、大劇場にはない親しみやすい劇場です。見やすいし大好き!

その俳優座で、またまた「十二人の怒れる男たち」が上演されます。翻訳は酒井洋子、演出は西川信廣。恒例(?)のキャストは…陪審員1号 大滝寛(文学座)/陪審員2号 荘司肇(俳優座)/陪審員3号 三木敏彦(文学座)

陪審員4号 立花一男(俳優座)/陪審員5号 井上倫宏(演劇集団円)/陪審員6号 岡田吉弘(昴)/陪審員7号 高橋克明(文学座)/陪審員8号 松橋登(フリー)/陪審員9号 小山内一雄(朋友)/陪審員10号 外山誠二(文学座)

陪審員11号 里村孝雄(劇団1980)/陪審員12号 松島正芳(俳優座)/守衛 高塚慎太郎(文学座)…となっています。渋いですね~。蜷川さんの舞台と違って派手さはないですが、じっくり演劇を楽しむには十分すぎるくらいのキャストです。

いまさらストーリーは書きませんが、(未見の方のためにも)映画の製作年でもわかるように、1950年代のNYが舞台。12人が評決を話し合う部屋は、クーラーもなく扇風機。外は蒸し暑い夏の夕暮れ時。

そんな時代にすでにある“陪審員制度”は、日本では“裁判員制度”として2009年5月21日スタート。いつかめぐって来るその日のためにも、見ておきたいですね。もちろん、私も。
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