だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

潜在意識に潜り込め!

2010-06-06 21:55:35 | 映画
クリストファー・ノーラン。1970年7月30日ロンドン出身の彼は、今年40歳。監督デビュー作は「フォロウィング」(98)。なんといっても「メメント」(00)は衝撃的でしたね。弟ジョナサン・ノーランの原案を脚本、製作、監督。

ほんの数分前の記憶しか残らないという、記憶障害を持つ男レナード(ガイ・ピアース)の物語。時間構成を複雑に交差させた映画作りをしていて、観客は主人公と同じく何度も何度も繰り返して見たくなる小気味良い作品でした。

「インソムニア」(02)は白夜のアラスカを舞台に、誤って相棒を射殺した不眠症の警官ウィル(アル・パチーノ)とミステリー作家ウォルター・フィンチ(ロビン・ウィリアムズ)、実は犯人…の対決を描いていました。

次が「バットマン ビギンズ」(05)。新生バットマン(クリスチャン・ベイ)の登場と、日本から渡辺謙の出演が話題に。「プレステージ」(06)では、ヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベイルの2人がマジシャン役で対決。

「ダークナイト」(08)は、バットマンシリーズ2作目。主演のヒース・レジャーがオスカー助演男優賞受賞。「インソムニア」以外は、すべて脚本、製作を担当。ノーラン監督のこだわりがあちこちに覗える作品たちです。

最新作は、「インセプション」(10)。意味は、初め、始まり、開始。うむ。人の脳内に存在する潜在意識。人間が一番無防備になる夢の中に入り込むことでアイディアを盗み取るという、ドム・コブ (レオナルド・ディカプリオ) は企業スパイ。

それは犯罪行為でもあり、彼は国際指名手配犯になってしまいます。その頃、大学院生のアリアドネ(エレン・ペイジ)は、教授(マイケル・ケイン)の紹介で組織に入ることに…。そしてコブに“インセプション”という依頼が来ます。

大企業のトップ斉藤(渡辺謙)からの依頼は、他人の潜在意識にある考えを植え付けるというもの。これを達成すれば、まさに完全犯罪。これを最後にして平凡な生活に戻ることを夢見るコブ…。果たして?

共演は、マリオン・コティヤール、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、キリアン・マーフィ、トム・ハーディ。東京、ロス、ロンドン、パリ、タンジェ、カルガリーと世界中にロケ。予告だけでは謎だらけの本作。絶対見ます!
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