だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

猫、見つかりました?

2010-06-20 21:09:26 | 映画
我が家には妹夫婦が飼っている、ポメラニアンが2匹います。飼い始めた姪は嫁に行き、そこでまたポメラニアンを飼っています。そんなわけでた~まに、帰郷すると一気にポメが3匹になります。まっ、かわいんですけど…。

私は猫好き。今は飼っていませんがまた猫に溺れたい…。そんな猫好きにたまらない映画が、フランスからやって来ます。「ネコを探して」(09)、ドキュメンタリーです。監督はミリアム・トネロット、ストラスブール大学の講師とか。

この作品、日本の猫も登場します。和歌山県紀の川市和歌山電鉄貴志川線貴志駅のたま“駅長”です。そういえば、たま駅長がフランス映画に出る!というニュースを見ましたっけ。あれだ!たまは、雌(めす)の三毛猫。私の猫も。

YouTubeでたま駅長の仕事ぶりを見たトネロット監督が、たまに出演依頼。2008年5月に撮影したそうです。ではどんな映画かというと… 行方不明の愛猫クロを探して世界中を周り、いつしか時空をも超えて…。

登場する猫たちは… 19世紀フランスのサロンでは、芸術家たちが自由と希望を象徴する猫を賛美しました。日本の浮世絵、広重の作品をきっかけに西洋画にはじめて猫が主役として登場します。うれしいですね。

『吾輩は猫である』の夏目漱石の日本。トネロット監督は、冒頭のたま“駅長”に出会います。猫と人間との関わりで、こんなにも愛されている猫がいるなんて。そしてイギリス・北ヨークシャー州の“鉄道猫”エリカ。

彼女はネズミから蒸気機関車を守っています。アメリカのノース・カロライナのミスター・リーは、“カメラねこ”。首輪に小型カメラ、キャットカムを搭載し、1分ごとに1枚の写真を48時間撮影します。すごいニャン。

ミネソタ州のホテル・キャットハウスの“お泊りねこ”ジンジャーは、お客と一緒に一晩宿泊してくれます。ロードアイランド州の病院には、“おくりねこ”のオスカーがいます。オスカーは患者の死を察知し、亡くなるまで付き添うのです。

トネロット監督は、“ねこカフェ”や猫の鍼治療をも紹介。ちなみに監督の言う“スタンラン”の黒猫とは、アールヌーヴォーの画家テオフィル・アレクサンドル・スタンランの描いたキャバレー黒猫のポスターに登場する猫。ステキ!
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