映画の題材となる歴史(史実)。実際にはあってはならないし、ない方が良いに決まっている、革命、内乱、戦争、内紛…。そのひとつにソビエト崩壊があります。1985年3月、共産党書記長になったミハイル・ゴルバチョフ。
彼が進めたペレストロイカ(自由化・民主化)やグラスノスチ(情報公開)によって、ソ連の民主化は大きく進展。周りの国々(ハンガリーやポーランド)への影響は大きく、1989年11月ドイツを東西に隔てる“ベルリンの壁”は、破壊されます。
1991年12月25日ゴルバチョフ大統領が辞任。同時に各連邦構成共和国が主権国家として独立したことにより、ソビエト連邦が解体、崩壊しました。ついこの間のようですね。私はエリツィン大統領の時、ロシアを旅しました。
「フェアウェル さらば、哀しみのスパイ」(09)は、フランス映画。監督・脚本は、「戦場のアリア」(05)に次ぐ2作目のクリスチャン・カリオン。「戦場のアリア」も第1次世界大戦時に起きた実話を題材にしていましたね。
1914年のフランス北部デルソー。向かい合うドイツ軍とフランス軍の塹壕。クリスマスの日、あることをきっかけにして歌と音楽で敵同士互いの心を通わせることに…。この作品も感動的でしたが、「フェアウェル」も。
ソビエト崩壊の8年前。KGB(ソ連国家保安委員会)の幹部セルゲイ・グリゴフエフ大佐(エミール・クストリッツァ)は、妻(インゲボルガ・ダプコウナイテ)と息子イゴールと満足すべき生活を送っていました。しかし、彼の気懸りは国の行く末。
仕事柄、肌で感じる不安。そんな時、フランスの家電メーカーの技師ピエール・フロマン(ギョーム・カネ)との接触に成功します。フランスのDST(国土監視局)を介したピエールに、親近感を覚えた彼は重要情報を手渡します。
しかし、ピエールはただの技術者。その情報に驚きながらも妻のジェシカ(アレクサンドラ・マリア・ララ)に見せてしまいます。果たして、その情報とは?グリゴフエフが祖国の未来と現実とのギャップに、自らが反逆者となってしまった物語。
“フェアウェル”とは、別れの言葉『いざ、さらば』。そしてグリゴフエフのコードネーム。祖国を裏切ったスパイの真実とは?う~む、知りたい。もちろん、見ますとも。
彼が進めたペレストロイカ(自由化・民主化)やグラスノスチ(情報公開)によって、ソ連の民主化は大きく進展。周りの国々(ハンガリーやポーランド)への影響は大きく、1989年11月ドイツを東西に隔てる“ベルリンの壁”は、破壊されます。
1991年12月25日ゴルバチョフ大統領が辞任。同時に各連邦構成共和国が主権国家として独立したことにより、ソビエト連邦が解体、崩壊しました。ついこの間のようですね。私はエリツィン大統領の時、ロシアを旅しました。
「フェアウェル さらば、哀しみのスパイ」(09)は、フランス映画。監督・脚本は、「戦場のアリア」(05)に次ぐ2作目のクリスチャン・カリオン。「戦場のアリア」も第1次世界大戦時に起きた実話を題材にしていましたね。
1914年のフランス北部デルソー。向かい合うドイツ軍とフランス軍の塹壕。クリスマスの日、あることをきっかけにして歌と音楽で敵同士互いの心を通わせることに…。この作品も感動的でしたが、「フェアウェル」も。
ソビエト崩壊の8年前。KGB(ソ連国家保安委員会)の幹部セルゲイ・グリゴフエフ大佐(エミール・クストリッツァ)は、妻(インゲボルガ・ダプコウナイテ)と息子イゴールと満足すべき生活を送っていました。しかし、彼の気懸りは国の行く末。
仕事柄、肌で感じる不安。そんな時、フランスの家電メーカーの技師ピエール・フロマン(ギョーム・カネ)との接触に成功します。フランスのDST(国土監視局)を介したピエールに、親近感を覚えた彼は重要情報を手渡します。
しかし、ピエールはただの技術者。その情報に驚きながらも妻のジェシカ(アレクサンドラ・マリア・ララ)に見せてしまいます。果たして、その情報とは?グリゴフエフが祖国の未来と現実とのギャップに、自らが反逆者となってしまった物語。
“フェアウェル”とは、別れの言葉『いざ、さらば』。そしてグリゴフエフのコードネーム。祖国を裏切ったスパイの真実とは?う~む、知りたい。もちろん、見ますとも。