だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

元旦は、ヴィゴ。

2011-12-03 21:18:29 | 映画
今年の1月1日は、マシュー・ヴォーン監督の「キック・アス」(10)を見に行きました。クロエ・グレース・モレッツのヒット・ガール、最高!でした。ニコラス・ケイジも。1日は“映画の日”でもあります。

ひと月にたくさんの映画が公開される日本。映画好きには次に何を見に行くか、考えるのもとっても楽しみ。日々いろいろな映画の予告編や情報を見ていると、スケジュールに困るくらい見たい映画が!

そんな中、1月1日公開の作品を見つけました。英国の劇作家C・P・テイラーの遺作舞台劇をオーストリア・ウィーン出身の監督ヴィセンテ・アモリンが映画化した、「善き人」(08)です。

1930年代、ドイツはヒトラーの台頭とナチ党の支配が進んでいました。ベルリンの大学で文学を教えるジョン・ハルダー教授(ヴィゴ・モーテンセン)には、妻のヘレン(アナスタシア・ヒル)と2人の子供

介護が必要な母(ジェマ・ジョーンズ)がいました。ジョンは、常に“善き人”であろうと心がけている平凡な男。1937年4月のことでした。ジョンは、総統官邸から呼び出し状を受け取ります。

そして党の検閲委員長ボウラー(マーク・ストロング)から、意外な申し出を受けるのでした。それは数年前に書いた小説を読んだ総統から、ある論文を書いて欲しいというものでした。

その小説は、不治の病の妻を夫が安楽死させるという内容の小説でした。依頼の論文は、同様の“人道的な死”をテーマにしたもの。断るすべもないジョンは、仕事を引き受けるのですが…。

さらに親衛隊少佐フレディ(スティーヴン・マッキントッシュ)から執拗に誘いを受け、ジョンはナチスに入党。それを機に母親を実家に帰し、妻とは別居。愛人アン(ジョディ・ウィッテカー)と暮らし始めます。

第1次世界大戦で共に戦った友人でユダヤ人精神分析医モーリス(ジェイソン・アイザックス)は、そんなジョンに失望。やがてドイツ国内で反ユダヤの動きが激化していきます。親衛隊の幹部に出世したジョン…。

国外脱出を望むモーリス…。果たして“善き人”ジョンは?ヴィゴは「イースタン・プロミス」(07)と「ザ・ロード」(09)の間に本作に出演。有楽町スバル座、開館65周年記念作品。おめでとうございます!
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