だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

時間の問題

2011-12-25 21:34:03 | 映画
1964年6月10日ニュージーランド出身のアンドリュー・ニコルをご存知でしょうか?名前を聞いても思い出せなくても、彼のデビュー作「ガタカ」(97)ならご存じかも。脚本を書き、監督しました。

「ガタカ」は、今ではSFドラマの最高傑作とされるカルト的作品なのです。遺伝子工学の進歩で胎児の間に劣性遺伝子を排除し、遺伝子的に優秀な人材のみに選別されている近未来。

そんな中、自然の形で誕生したヴィンセント(イーサン・ホーク)と遺伝子操作で誕生した弟アントン(ローレン・ディーン)。何事にも劣るとされるヴィンセントは、宇宙飛行士を夢見るように…。

宇宙開発を手掛ける企業ガタカ社の清掃業に就く、ヴィンセント。そこで最高級の遺伝子を持つユージーン(ジュード・ロウ)と出会います。他にユマ・サーマンが共演。…後は映画を見てくださいね。

ニコル監督のレトロ・フューチャー的センスに魅了されるはず。そのニコル監督の最新作もSFです。「TIME/タイム」(11)の舞台も近未来の都市。そこでの唯一の通貨は“時間”でした。

科学技術の進化で老化は完全に無くなり、全ての人間の成長は25歳で止まることに。その瞬間から、体内時計が“余命の時間”を刻むのです。貧しい人々が暮らす“スラムゾーン”では23時間。

境界線“タイムゾーン”をはさみ、“富裕ゾーン”の住人は永遠の命を享受していました。ある男から100年の時間をもらい、殺人の疑いをかけられたウィル(ジャスティン・ティンバーレイク)。

彼は生まれ育ったスラムに別れを告げ、タイムゾーンを超え富裕ゾーンに入り込みます。そこで出会ったのが、大富豪の娘シルビア(アマンダ・セイフライド)でした。贅沢な暮らしと永遠の若さ。

いったい誰が何のために、このシステムを作ったのか?ウィルとシルビアは、その謎に挑みます。時間を監視する“時間監視局員(タイムキーパー)”のレオン(キリアン・マーフィ)の追跡をかわしながら…。

今回も脚本・製作・監督を務めるアンドリュー・ニコル監督。とにかくそのストーリーのコンセプトは、画期的。「ガタカ」の感動、再びです。「カウボーイ&エイリアン」(11)のオリヴィア・ワイルド共演。
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