だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

75歳のカミングアウト

2011-12-17 20:09:41 | 映画
TV「ER 緊急救命室」(94~09)は、15シーズンと長きにわたって人気を博しました。大ファン。企画・製作総指揮は、マイケル・クライトン。ちなみにシーズン中の08年11月4日喉頭ガンで亡くなりました。

シーズン6(99)からルカ・コバッチュ役で登場したゴラン・ヴィシュニックは、1972年9月9日クロアチア出身。映画は「プラクティカル・マジック」(98)や「エレクトラ」(05)などに出演し、お気に入り。

TVシリーズで名前が売れると、イメージが固定化しやすいもの。そこでシリーズ終了後が肝心ですね。ヴィシュニックの場合はTVMでの活躍もありますが、映画出演作が公開されます。待ってました!

「サムサッカー」のマイク・ミルズが脚本・監督(2作目)した「人生はビギナーズ」(10)です。タイトルは、“人はいくつになっても、人生のスタートをきることができる”という意味ですね。

オリヴァー(ユアン・マクレガー)は、38歳のアートディレクター。独身で友達はというと…仕事と犬だけ。ある日、ガンを宣告された父親のハル(クリストファー・プラマー)が、突然告白します。

『私はゲイだ。これからは本当の意味で人生を楽しみたいんだ』と…。44年連れ添った妻が亡くなって5年後のことでした。厳格で古いタイプのハルは、その日を境に若々しいファッションに変身!

パーティやエクササイズに精を出し、若い恋人のアンディ(ゴラン・ヴィシュニック)まで作ってしまいます。オリヴァーは、臆病な性格ゆえに父親のカミングアウトに戸惑いを隠せないでいました。

父と母の間には愛があったのか…2人の間に生まれた自分は?思い悩むオリヴァーに追い打ちをかけるように、ハルが亡くなります。またしても自分の殻に閉じこもってしまうオリヴァー。

心配した仲間は、あるホームパーティに無理やりに連れ出すのでした。そこで出会ったのがアナ(メラニー・ロラン)。彼女もまた人と距離を置きながら生きて来た女性で、似た者同士は惹かれていきます。

オリヴァーとアナも気になるけど、アンディは?見なくては!本作は監督と父親との関係によって生まれたオリジナル脚本。オリヴァーの愛犬ジャックラッセル・テリアのアーサーのセリフも気になるワン。
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