２人の女のパッション

女２人が主人公のドラマには、大きく２つの種類が。１つは、アイリス・レイナー・ダートの原作をゲイリー・マーシャルが監督した、「フォエバー・フレンズ」（８８）のような友情物語。

ベット・ミドラーとバーバラ・ハーシー主演でした。泣けましたねぇ～。今見てもうるっときます。そしてもう１つは、とんでもなく怖～い物語。ジョン・ラッツ著『同居人求む』が原作の…

バーベット・シュローダー監督「ルームメイト」（９２）のようなサスペンス・ドラマ。同棲相手がケンカで出て行ったアリー（ブリジット・フォンダ）は、ルームメイトを募集することになります。

やって来たのは、ヘディ（ジェニファー・ジェイソン・リー）。次第にヘディはアリーの真似をするようになって…。未見の方は、ぜひ続きを見て下さいね。この作品を思い出したのは…

アラン・コルノー監督、リュディヴィーヌ・サニエ、クリスティン・スコット・トーマス主演のフランス映画「ラブ・クライム 偽りの愛に溺れて」（１０未）のリメイク、「パッション」（１２）が公開されるから。

しかも、監督、脚本がブライアン・デ・パルマ！ジェームズ・エルロイ原作「ブラック・ダリア」（０６）以来です。「リダクテッド 真実の価値」（０７）は未見なので。お久しぶり～。お元気でしたか？

野心に溢れ、狡猾さと大胆な行動で国際的な広告会社の重役へ登り詰めたクリスティーン（レイチェル・マクアダムス）。アシスタントのイザベル（ノオミ・ラパス）は、彼女に憧れていました。

ところが、クリスティーンに手柄を奪われてしまったイザベル…。さらに同僚の前で恥辱を受け、恋人まで奪われたイザベルの中で、殺意が芽生え、復讐を決意するのです。

果たして、結末は？ニック・カサヴェテス監督「きみに読む物語」（０４）や、マイケル・スーシー監督「君への誓い」（１２）などの清純なヒロイン役が印象的な、レイチェル・マクアダムス。

最新作は、テレンス・マリック監督「トゥ・ザ・ワンダー」（１２）。一方のノオミ・ラパスは、リドリー・スコット監督「プロメテウス」（１２）に出演。ラパスについてはまた次回。見なくっちゃ！