踊る、ハエのマッキー

１９５２年１０月２２日ペンシルベニア州ピッツバーグ出身のジェフ・ゴールドブラム。ファンです。すごく個性的な顔をした、ものすごく背の高い（１９２ｃｍ！）俳優なので、ご存じの方も多いはず。

マイケル・ウィナー監督「狼よさらば」（７４）の端役でデビュー。ジョン・ランディス監督「眠れぬ夜のために」（８４）で初主演。スティーヴン・スピルバーグ監督「ジュラシック・パーク」（９３）…

続編「ロスト・ワールド」（９７）、ローランド・エメリッヒ監督「インデペンデンス・デイ」（９６）など多数出演。代表作は、なんといってもデヴィッド・クローネンバーグ監督「ザ・フライ」（８６）でしょう。

カート・ニューマン監督「蝿男の恐怖」（５８）のリメイクで、クローネンバーグらしいベチョベチョドロドロさがたまらなかったけど、実は悲劇。彼、とっても渋く年を取りましたね。

これからも期待。ところでアメリカで作ると“ハエ”はホラーですが、インドで作るとアクションコメディになります。うふふ。それがＳ・Ｓ・ラージャマウリ監督「マッキー」（１２）なんです。

貧乏だけど明るい青年ジャニ（ナニ）は、向かいの家に住む美女ビンドゥ（サマンサ・ルス・プラブ）に２年前から片想い。ジャニは必死にアピールするけど、ビンドゥは相手にしてくれません。

ある日、建設会社の社長スディープ（スディープ）は、ビンドゥに出会いひと目惚れ。本当はジャニが好きなビンドゥは、スディープを拒否。逆恨みを買ってしまったジャニは、殺されてしまいます！

そして不思議な力で、ジャニの魂は１匹のハエとなって生まれ変わったのです！小さなハエのマッキ―は、愛するビンドゥを守るため、殺されてしまった恨みを晴らすため、果敢に人間に挑みます。

「ロボット」（１０）のスーパー・スター、ラジニカーントも、「命ある限り」（１２）のシャー・ルク・カーンも、「きっと、うまくいく」（０９）のラージクマール・ヒラニ監督も、本作を絶賛！！

「ロボット」を凌ぐ２２３４カットものＶＦＸで描く、ハエのマッキー。す、すごい。ハエって個人的にはキライだし、複眼は気持ち悪い…。でも「ザ・フライ」に比べれば…。もちろん、踊ります。