だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

山寺から、バルビゾンへ

2013-09-21 20:00:08 | 展覧会
1830年~1870年頃にかけて、フランスで発生した絵画の一派。それが“バルビゾン派”。パリ郊外のフォンテヌブローの森に隣接する村(コミューン)の名前が、バルビゾンです。

バルビゾン村に集まって来た画家たち。ジャン=フランソワ・ミレー(1814~1875)、ジャン=バティスト・カミーユ・コロー(1796~1875)、テオドール・ルソー(1812~1897)

コンスタン・トロワイヨン(1810~1865)、ナルシス・ディアズ・ド・ラ・ペーニャ(1807~1876)、ジュール・デュプレ(1811~1889)、シャルル=フランソワ・ドービニー(1817~1878)

“バルビゾンの七星”と呼ばれる7人の画家たちが中心となり、自然主義的な風景画や農民画を写実的に描きました。日本の山形県にある山寺 後藤美術館は、彼らの作品を多く収蔵。

本来なら山形県までお出かけするとよいのですが、なかなか忙しくて行けないので渋谷文化村にある、ザ・ミュージアムで開催される、「バルビゾンへの道 山寺 五島美術館展」へ!

展覧会の構成は、1章:神話・聖書・文学 2章:美しさと威厳 3章:静物画-見つめる 4章:風景と日々の営み…ポスターになったのは、コロー『サン=ニコラ=レ=ザラスの川辺』(1872)

他に、ジュゼッペ・バルトロメオ・キアーリ『エジプトからの帰還途中の休息』(不詳)、ジョン・エヴァレット・ミレイ『クラリッサ』(1887)、ジャン=バティスト・ユエ『羊飼い姿のヴィーナス』(不詳)

モデスト・カルリエ『花といちごのある静物』(不詳)、コロー『水車小屋のある水辺』(1855~65年頃)、エメ・ペレ『羊飼いの少女』(不詳)、トロワイヨン『小川で働く人々』(不詳)

ギュスターヴ・クールベ『波』1874年頃)など。なお、クールベは写実主義の画家ですが、バルビゾン派と交流しフォンテーヌブローを描いた作品もあり、関連付けれています。そうか。ぜひ。
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