だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ローレたちの生きる旅

2013-12-01 14:09:08 | 映画
第2次世界大戦を描いた映画は、数えきれないほどあります。第2次大戦は1939年9月ドイツ軍によるポーランド侵攻、ソ連軍による侵攻からヨーロッパ戦争として始まりました。

そして1941年12月、日本とアメリカの開戦。こうして1945年まで続いた20世紀最大、世界中を巻き込んだ戦争でした。ドイツ、イタリア、日本の三国同盟の陣営。

イギリス、フランス、ソ連、アメリカ、中国などの連合国陣営。詳しく調べれば調べるほど複雑で深刻なのがわかるでしょう。しかし、映画の世界はとても単純。敵か味方か…。

アメリカ映画では、敵国はドイツ。中でもナチスやゲシュタポ(秘密警察)は、ハーケンクロイツ(鉤十字)をシンボルとし、とても恐ろしかった…。ナチス党の総統がアドルフ・ヒトラー。

近年のドイツ映画には、「ヒトラー 最期の12日間」(04)「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」(05)「ドレスデン、運命の日」(06)「ヒトラーの贋札」(07)など多数あります。

ドイツ以外にも、マーク・ハーマン監督「縞模様のパジャマの少年」(08)、ローズ・ボッシュ監督「黄色い星の子供たち」(10)、ジル・パケ=ブランネール監督「サラの鍵」(10)なども。

もし、両親がナチスの幹部だったら…。ヒトラーが自殺しドイツが敗戦した時、その子供たちは?レイチェル・シーファー原作『暗闇のなかで』を映画化した「さよなら、アドルフ」(12)の登場です。

1945年春、ドイツ敗戦後。ナチス親衛隊の高官だった父(ハンス=ヨッヘン・ヴァーグナー)と、母(ウルシーナ・ラルディ)を連合軍に拘束された14歳のローレ(ザスキア・ローゼンダール)。

幼い妹リーゼル(ネレ・トゥレープス)と弟たちを連れて、900キロも離れた祖母の家を目指すことに。何もかも変わってしまったドイツ国内。そして、初めて知るナチスのユダヤ人に対する行為。

やがてローレたちを助けるユダヤ人青年トーマス(カイ・マリーナ)と旅することになるのです。果たして、旅の行方は?脚本、監督は長編2作目のケイト・ショートランド。見届けましょう。
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