だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

70年代にハッスルしょう!

2013-12-19 11:33:42 | 映画
アカデミー賞監督賞、脚色賞にノミネートされた「世界にひとつのプレイブック」(12)。双極性障害(心のバランスを崩し、怒りをコントロールできなくなった)とされる主人公が痛々しかったですね。

映画のパンフレットを読むと、監督デヴィッド・O・ラッセル自身もそういう傾向があったとか。有名な話では「スリー・キングス」(99)の撮影現場で、出演者やスタッフに暴言を吐き…

主演のジョージ・クルーニーと取っ組み合いになり、2度と組みたくないと言わせたり、作品の宣伝の際に落ち着きのない(ADHD 注意欠陥・多動性障害)監督に振り回されたとか…

トラブルメーカーとして有名なラッセル監督。「ハッカビーズ」(04)なんて“哲学コメディ”と言われてますが、ストーリーもゴチャゴチャで(脚本も監督)、わけわからん状態。

ところが最近のラッセル監督作品は、マーク・ウォールバーグ、クリスチャン・ベイル主演「ザ・ファイター」(10)や「世界にひとつのプレイブック」と好調です。しかし、1年に1本と寡作。

最新作は、「アメリカン・ハッスル」(13)です。“ハッスル”とは“詐欺”のこと。1970年代後半に、実際に起きた汚職スキャンダル“アブスキャム事件”を描いた作品です。

1979年のアトランティックシティ。天才詐欺師のアーヴィング・ローゼンフェルド(クリスチャン・ベイル)と、愛人のシドニー・プロッサー(エイミー・アダムス)。完全犯罪を続けてきた2人。

FBI捜査官リッチー・ディマーソ(ブラッドリー・クーパー)が目をつけ、とうとう逮捕されます。リッチ―は司法取引を持ちかけ、自由と引き換えに捜査協力を要求します。

カジノに絡む政治家たちの汚職を暴くおとり捜査で、ターゲットは市長のカーマイン(ジェレミー・レナー)。その他の共演者も豪華!アーヴィングの妻ロザリンにジェニファー・ローレンス。

さらにロバート・デ・ニーロも!それにしても自分の好きな俳優たちを集めた感がある、監督。うむ。70年代のファッションってこんなだったのねぇ~と感心。当時の音楽も楽しみ!
コメント
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