だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

麗しの英国ヴィクトリア朝絵画

2013-12-20 20:55:33 | 展覧会
年明け、1番で見たい展覧会がこれ。六本木ヒルズ森タワー52階にある“森アーツセンターギャラリー”で開催される「テート美術館の至宝 ラファエル前派展 英国ヴィクトリア朝絵画の夢」です。

ポスターの絵は、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの『プロセルピナ』(1874年)。綺麗ですねぇ~。ロセッテイの絵はとっても特徴的で、特にモデルの女性に注目です。

ロセッティには、長い婚約期間を経て結婚した女性エリザベス・シダルと、デザイナーとして著名なウィリアム・モリスの妻ジェーン・バーデンの2人が作品のモデルを務めています。

『プロセルピナ』のモデルは、ジェーン・バーデン。代表作『ベアタ・ベアトリクス』(1864~70年頃)のモデルは、エリザベス・シダルです。この2作品も来日しています!

ラファエルとは、イタリア ルネサンスの古典主義の画家ラファエロ・サンティのこと。1848年のロンドン、若い作家たちはラファエロを規範とする保守的なアカデミズムに反旗を翻します。

そして、それ以前の初期ルネサンス美術に立ち返るべく…ロセッテイ、ジョン・エヴァレット・ミレイ、ウィリアム・ホルマン・ハントの3人で“ラファエル前派兄弟団”を結成。

ミレイの『オフィーリア』(1851~52年)やハントの『良心の目覚め』(1853~54年)も来日、展示されます。『オフィーリア』は、かつて来日した時見ました。

シェークスピアを題材にした展覧会でした、それはともかく、ロセッティ『最愛の人(花嫁)』(1865~66年)、エドワード・バーン=ジョーンズ『「愛」に導かれる巡礼』(1896~97年)

フォード・マドックス・ブラウン『ペテロの足を洗うキリスト』(1852~56年)も。グループの結成から、1890年代までのラファエル前派の歩みを紹介する本展。もう~必見です。

ロンドン、ワシントン、モスクワと巡回してきた本展は、いよいよ東京にやって来ます。英国を代表するテート美術館が所蔵する名品72点。年明けは、英国美術を堪能しましょう!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする