だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

伝説の映画術、映画になる!

2016-11-07 21:40:22 | 映画
1981年12月25日晶文社より発売された、山田宏一/蓮實重彦訳『映画術 ヒッチコック/トリュフォー』を見た時、どんなに欲しかったか!

すごく豪華で重たくって、すごく高価な本でした。1990年に改訂版が出て、現在は4000円(税抜き)。映画好きはすでに読まれたか、宝物にしてる?

サスペンス映画の神様、巨匠ヒチコックに、フランスの映画監督トリュフォーがインタビューしたもの。サイレント時代の処女作から最後の作品まで…

そのテクニックを520枚の写真を駆使して、映画理論を語っています。素晴らしいでしょ?ヒチコック作品を1本でも見たことがあれば、興味津々のはず。

1962年8月13日、ヒッチコック63歳の誕生日にユニバーサル・スタジオの会議室でインタビューが始まりました。1週間、約50時間に及びました。

こうして4年後、1966年にフランスとアメリカで同時出版。日本での発売から35年、インタビュー当時の映像がなんと、ドキュメンタリー映画として公開!

夢みたい!アルノー・デプレシャン監督「ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して」(13)の脚本家、ケント・ジョーンズ初監督作「ヒッチコック/トリュフォー」(15)です。

ヒチコックとトリュフォーの会話も楽しみですが、『映画の教科書』として多くの映画関係者に読まれ、影響を受けた映画監督10人が登場するのです。

マーティン・スコセッシ、デヴィッド・フィンチャー、アルノー・デプレシャン、黒沢清、ウェス・アンダーソン、ジェームズ・グレイ、オリヴィエ・アサイヤス

リチャード・リンクレイター、ピーター・ボグダノヴィッチ、ポール・シュレイダー。これはもう、映画を見たら、本も買わなくてはなりませんね!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする