だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

81歳の監督が描く人生賛歌

2016-11-23 20:35:03 | 映画
なんだか、おじいちゃん&おばあちゃん主演の映画が続きます。公開中のパスカル・プザドゥー監督「92歳のパリジェンヌ」(15)、ニコラス・ハイトナー監督…

「ミス・シェパードをお手本に」(15)、スティーヴン・フリアーズ監督「マダム・フローレンス!夢見るふたり」(16)、ハンネス・ホルム監督「幸せなひとりぼっち」(15)

みんな頑張ってますね。1934年2月2日、グルジア共和国トビリシ出身のオタール・イオセリアーニ監督、今年82歳。1979年フランスに移住。

残念ながら監督の作品は未見ですが、ファンの皆さま、彼の最新作が公開されます。12年に公開された「汽車はふたたび故郷へ」(10)から、4年。

フランス映画「皆さま、ごきげんよう」(15)が、それ。舞台は、現代のパリ。アパートの管理人をしている男(リュファス)は、実は武器商人。

そして、骸骨集めが大好きな人類学者(アミラン・アミラナシュヴィリ)とは、切っても切れない縁で結ばれた悪友同士。そんな彼らを取り巻くのは…

ちょっとユニークな住人たち。覗きが趣味の警察署長(マティアス・ジュング)、ローラースケート強盗団、黙々と家を建てる男(マチュー・アマルリック)

没落貴族の男爵(エンリコ・ゲッジ)、気ままに暮らすホームレス(ピエール・エテックス)、そしてお構いなしに街を闊歩する野良犬たち。

ある日、街で大掛かりな取り締まりが始まります。結果、ホームレスたちが追い出されてしまうことに。そんな街の緊急事態に、住人たちが立ち上がります!

果たして?本作は岩波ホールでの上映です。フランス語で『映画の仲間』の意味する『エキプ・ド・シネマ』のミニシアター。相応しい作品ですね。
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