だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

きちんと送り届けます。

2006-05-17 20:50:45 | 映画
アンジェラ」で、久々に来日したリュック・ベッソン監督。ますます“コロコロ”して来た?でも、お連れの女性はいつも綺麗!かつてフランス女優のアンヌ・パリローと同棲して、一児をもうけましたが破局。「レオン」(94)では、主演にナタリー・ポートマンを起用。年齢差ありすぎで恋人には至りませんでしたが、お好み~?

でも、その後「フィフス・エレメント」(97)で起用した、ミラ・ジョヴォヴィッチと結婚!(後に離婚)いつもブロンドの美女に、心を奪われるようです。なんだか、ティム・バートンと同じだなぁ~。惚れっぽいとでも言いましょうか。で、「アンジェラ」では、GUCCIの専属モデルとして有名な美女リー・ラスムッセンを起用。映画の出来は見てから判断しましょう。

でも、いろいろな批評を見てると、あまり高い評価は聞こえてこないんですよね。私はどんな評価も自分で見て、判断するようにしています。良い評価は受け入れるのに、抵抗はありません。ですよね?

監督としての力量に疑問が聞こえるベッソン監督ですが、プロデュサーとしての力は一様に高評価!製作映画は数々あります。「つめたく冷えた月」(97)「TAXi」シリーズ(97・00・03・04)「YAMAKASI」「キス・オブ・ザ・ドラゴン」(01)「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」(04)「ダニー・ザ・ドッグ」「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬(05)など。

いずれもヒット作・話題作です。最新作は「トランスポーター2」。そう、「トランスポーター」(02)の続編です!プロの運び屋フランク・マーティン(ジェイソン・ステイサム)は、引退を決意。最後の仕事に引き受けたのは、マイアミのお金持ちの子供の送り迎え。6歳のジャックのお守りは、初めはぎこちなかったけどやがて楽しい時間に。

しかし、事件は起こります。人質に取られたジャックを取り返すべく、フランクは謎の解明に走ります。今回は謎のウイルスが絡みます。引退前の楽勝の仕事→子供は無事に送り届けられるのか?ワクワク!

運び屋のルール 1.契約厳守 2.名前は聞かない 3.依頼品は開かない
今回は… 4.守れない約束はしない …がプラスです。それにしても“速すぎる!!”ジェイソン・ステイサムは、カッコイイ!
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がんばれ!スレーター

2006-05-14 22:28:35 | 映画
1969年8月18日NY生まれ、ということは今36歳。なのに40本ほどの出演作がある、クリスチャン・スレイター!両親は父親が舞台俳優、母親はキャスティング・ディレクター。7歳でTV出演、9歳でブロードウェイ・デビュー。なかなか。TV出演後、「ビリージーンの伝説」(85未)で映画デビュー。

スレーターが注目されたのが、ショーン・コネリーの弟子を演じた「薔薇の名前」(86)。 ウンベルト・エーコ原作で中世イタリアの修道院を舞台にした、殺人事件を調査に来たイギリスの修道士の活躍を描いています。もし、未見の方がいらしたら、これは必見です!

その後の出演作は、「ヤングガン2」(88)「ヘザース/ベロニカの熱い日」(89)「今夜はトーク・ハード」(90)「ロビン・フッド」「モブスターズ」(91)「カフス!」(92)「忘れられない人」(93)「マンハッタン花物語」(95)「オースティン・パワーズ」「ジュリアン・ポーの涙」(97)「ベリー・バッド・ウェディング」(98)などの青春物やロマンチック・ストーリー♪

シリアスドラマやアクション物は、「トゥルー・ロマンス」(93)「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」(94)「告発」(95)「ブロークン・アロー」(96)「フラッド」(98)「ザ・コンテンダー」(00)「ウインドトーカーズ」(02)「ヘッドハンター」(04)など。

年齢と共にしっかり路線の幅を広げ、子役から少年、青年、大人の役へと移行に成功!シリーズのファン(トレッキーね!)を自負するスレーターは、91年の「スター・トレックVI/未知の世界」にカメオ出演。楽しかった~♪人気シリーズ「ザ・ホワイトハウス」の第4シーズンにも出演。

ところが最近は、ちょっと作品に恵まれていない感じ…。オフには、女性関係・アルコール問題でトラブル…。97年には暴行事件を起こし、なんと服役したことがあるんです。出演作も以前のようなメジャー作品というより、ランクがちょっと下かな~?最新作は「アーロン・イン・ザ・ダーク」で、“ヴァンパイア&悪魔GO!GO!まつり”の1本。

『バイオハザード』の原点といわれる、3Dゲームを映画化。監督はウーヴェ・ボル。知らない?いいんです。こういう映画は。共演はこれまた、スレーターと同じような境遇の、「ブレイド」(98)のスティーヴン・ドーフ。名コンビかも。まっ、いいか。(DVDになったら、見ようっと)
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踊る、エドワード

2006-05-13 20:36:02 | 映画
ジョニー・デップ主演の映画「シザーハンズ」(90)、大~好き!ティム・バートン監督、特殊メイクはスタン・ウィンストン、音楽はダニー・エルフマン。共演者はウィノナ・ライダー、ダイアン・ウィースト、アンソニー・マイケル・ホール、キャシー・ベイカー、アラン・アーキン、ヴィンセント・プライスと、豪華!

ヴィンセント・プライス扮する発明家の博士が、亡き息子を思い出すため生み出した人造人間“エドワード”。ところが完成間直に博士は、急死。そのため、エドワードの両手はハサミのままに…。丘の上のお屋敷にひとり残されたエドワードは、顔を傷だらけにして淋しく暮らしていました。

ある日、AVONレディのペグ(ダイアン・ウィースト)が訪ねてきて、彼を気の毒に思い自宅に連れて帰るのでした。ペグにはキム(ウィノナ・ライダー)という娘がいて、エドワードは彼女に一目惚れ。なんとか役に立ちたいと思うエドワードは、庭木やペットのカットをして大人気。

しかしキムのボーイフレンドがやきもちを焼いて、エドワードのハサミを泥棒に利用。その後は街中から非難され、結局街から出てお屋敷に帰るのでした。それ以後のエドワードはキムを想いつつ、淋しく暮らすのでした。冬のある日、彼はハサミで氷の彫刻を作っています。飛び散る破片は、雪となって街に降り注ぐのでした。

結婚し年老いたキム。孫娘に雪の降るわけを話してあげるのでした…。うう、ウルウルしてしまいます。ティム・バートンの造形と、デップの役作り。見事です。エルフマンの曲の数々に、エドワードの心情が重なり、涙なくては見れません。

この「シザーハンズ」が舞台になりました!「舞台版 シザーハンズ」は、な、なんとダンス・ミュージカルです。主演は、バレエ『白鳥の湖』で有名なマシュー・ボーン。22歳からダンスを始め、数々の作品に出演。99年NYで『白鳥の湖』の執事役を最後にダンサーをやめ、振付師として活躍。いくつかのダンス・カンパニーを設立。映画「リトル・ダンサー」のラストに、出ています。

英国のオリヴィエ賞や、アメリカのトニー賞、2001年には“OBE”(大英帝国四等勲士)を受賞。本当にすごい人なんです。今回は振付と演出を担当。主役のエドワードは、ニュー・アドベンチャーズ(マシューのカンパニー)のサム・アーチャーとリチャード・ウィンザーのダブル・キャスト。

映画に魅せられたファンは、気になるでしょう?もう前売りが始まっていますから、急いでGETしましょうね!
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夢みて走ります。

2006-05-12 20:47:39 | 映画
馬の映画は、昔からたくさんあります。「緑園の天使」(45)は、デビューしたばかりの美少女エリザベス・テーラーが、ミッキー・ルーニーと組んで荒馬を調教。グランド・ナショナル(障害競技)で優勝するという実話。「インターナショナル・ベルベット/緑園の天使」(78)は、テータム・オニール版。

「チャンピオンズ」(84)はジョン・ハート主演で、ガン宣告された名騎手と骨折して廃馬寸前だった名馬が組んで、カムバックする実話。「出逢い」(79)はロバート・レッドフォード主演で、元ロデオ・チャンピオンだったけど落ちぶれて、今は競走馬と電飾をつけてCM稼業。薬漬けの馬を助けようと盗み出し、野性に返そうとする話。ジェーン・フォンダ共演。

マーク・レスター主演の「黒馬物語」(70)は、ヴィクトリア朝の英国を舞台に、少年が引き離された愛馬と再び会えるまでの波乱の物語。「モンタナの風に抱かれて」(98)は再度、レッドフォードの映画。乗馬中の事故で怪我をした少女と、事故のせいで暴れ馬になってしまった愛馬。彼は馬を癒す力を持つ、カウボーイ役。まだまだたくさんありますが、最新作も実話です。

夢駆ける馬ドリーマー」 ベン・クレーン(カート・ラッセル)は、かつての優秀な騎手、今はトレーナー。経営難の牧場を救うためには、レースで優勝すること。しかし、牝馬のソーニャドールは骨折…。馬主から処分するようにいわれますが、娘ケール(ダコタ・ファニング)の頼みで、引き取ることに。

ベンは、種馬にしようと思っていたのですが、それもダメとわかると馬を売るしかないと判断。それを知ったケールは、馬を連れて逃げ出してしまいます。やがて馬をもらうことになったケールは、“ブリーダーズ・カップ”に出場しようと決心するのでした。

優勝を夢見る少女と、骨折した馬、そして家族との絆。馬の映画によくあるテーマですが、今回も感動すること必至。だって、ダコタ・ファニングですよぉ~。母親役はエリザベス・シュー。どっしり構えた風格の祖父役は、クリス・クリストファーソン。馬主(オーナー)役は、ディヴィッド・モース、ベンの仕事仲間にルイス・ガスマン。結構、いいキャスティング♪

ちなみに“ソーニャドール”は、スペイン語で“夢見る人=ドリーマー”のこと。これで納得のタイトルです。馬を見るか、カートか、ダコタか?みんな見た~い!
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狂気から、モンスターへ。

2006-05-11 20:23:48 | 私のお気に入り
大好きなブレンダン・フレイザーの記事を書いたのは、BDの12月3日。久々に続きを書こうっと!前回は「聖なる狂気」(95)まで、書きました。本当に素晴らしい映画で、今見てもその感動は変わりません。大好き!では、その続き。

「くちづけはタンゴの後で」(96)は、シャーリー・マクレーン、リッキー・レイク主演。ブレンダンは、初双子役。コーネル・ウールリッチ原作の映画化。貧しく妊娠中の娘が、事故をきっかけに富豪の家族に引き取られ、身分違いを乗り越え、めでたくブレンダンと結婚するシンデレラ・ストーリー。ホント、ブレンダンってステキ!この映画は楽しいですよ~。

「ジャングル・ジョージ」(97)は、ディズニーのファミリー映画。ターザンをモチーフにしていますが、ちょっと変更あり。飛行機から落ちちゃった赤ちゃんは、ゴリラに育てられ無事、青年に。森に迷い込んだ女性に出会い、彼女と共にサンフランシスコへ!映画のために思いっきり体を絞り、最高のボディになったブレンダンにホレボレ♪しかし、もともと食いしん坊のブレンダン、撮影後には元に戻ちゃいましたが…。

「いつかあなたに逢う夢」(98未)は、ビデオ・スルー。なんでぇ~?確かに地味ではありますが。お相手は、ジョアンナ・ゴーイング。彼女は、不思議な夢を見る(予知夢)女性。そして夢の中に出てくる人こそ、ブレンダン。離れた環境に暮らす2人が、ラストに出逢う幸せな映画。一応、ビデオ持ってます。

ゴッド&モンスター」(98)は、2000年に劇場公開されたものの、限定公開。『ええっ~』って感じ。実はこの映画、98年のオスカーに主演男優賞(イアン・マッケラン)、助演女優賞(リン・レッドグレーヴ)、脚色賞(ビル・コンドン)がノミネート。そして見事、脚色賞を受賞!

映画「フランケンシュタイン」「フランケンシュタインの花嫁」を監督した、ジェームズ・ホエールの謎の死を描いています。余生を送る老人ホエール(彼はゲイ)の前に、逞しい青年(絞ったボディは、まだ健在)庭師が現れます。彼に惹かれつつ、自分の人生を終わらせる計画を立てるのでした。

自らゲイであるイアン・マッケランが、とっても魅力的。ブレンダンは大きな体格の男性ですが、マッケランならずともその美しさに惹かれます♪また、DVD、見ようっと。あっ、書ききれなかったので、まだ続きます。
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どんな、上着?

2006-05-10 19:52:12 | 映画
2002年の「コンフェッション」で、監督業に乗り出した我らが“ロス先生”こと、ジョージ・クルーニー!監督2作目の「グッドナイト&グッドラック」(05)では、監督だけでなく、脚本も書いてしまうわ、出演もしてしまうわ、大活躍!『ER』で一躍人気者になったクルーニー、今やハリウッド切っての映画人です!

「グッドナイト&グッドラック」は、今年のアカデミー賞の作品賞/監督賞/主演男優賞(デヴィッド・ストラザーン)/脚本賞/撮影賞/美術賞にノミネート。結果、賞は逃しましたが、クルーニー自身は主演した「シリアナ」で見事、助演男優賞を受賞!お見事でした!

最近のクルーニーは、本当に素晴らしい!98年「アウト・オブ・サイト」で組んだスティーヴン・ソダーバーグ監督と意気投合。製作会社“セクションエイト”を立ち上げ、その後もヒット作・話題作をバンバン送り出しています。「オーシャンズ11・12」や「ソラリス」「ウェルカム・トゥ・コリンウッド」「エデンより彼方に」「インソムニア」「クリミナル」などなど。

最新製作作品が、「ジャケット」です!監督は、「愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像」(98)のジョン・メイバリー。う、そうか。出演者がまた、すごい!「戦場のピアニスト」(02)で、オスカー主演男優賞受賞のエイドリアン・ブロディ。「プライドと偏見」(05)で、主演女優賞にノミネートされたキーラ・ナイトレイ。

他にクリス・クリストファーソン、ジェニファー・ジェイソン・リー、ダニエル・クレイグ(新ボンド役になったものの、もう降板とか?)、ケリー・リンチ、ブラッド・レンフロー(もう、24歳)の名が…。なんだか個性派揃いですね!

1992年湾岸戦争に従事し、重症を負いながらも奇跡的に助かったジャック・スタークス(ブロディ)。しかし後遺症が残り、記憶に障害が現れます。精神病院に入院させられたジャックは、特別なジャケットを着せられ、モルグの引き出しに入れられてしまいます。

気が付くと、ジャックは2007年にタイムスリップ!そこでウエイトレスのジャッキー(ナイトレイ)に出合います。さらに自分が、1993年1月1日に死亡した事実を知らされるのです!ジャックは、1992年と2007年を行き来しながら、自分の運命に立ち向かうのでした。

自分の“死”をどうするのか?運命は変えられるのか?ジャケットの意味は?監督は、デレク・ジャーマンの愛弟子です。そのダークでアートな映像を堪能しましょう!結構、楽しみ♪
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ペッパー軍曹は、犬!

2006-05-06 21:20:51 | 映画
つい最近、渋谷の“アミューズCQN”に行きました。渋谷を地元とする私ですが、このビルはかつてシアター・コクーンの稽古場として知っていました。実際、稽古場公演とかも見たことがあります。ショップも入っていましたが、いつの間にか綺麗なビルに変~身!久々に行って驚きました。(ちっとも地元とは言えないですね、反省)

アミューズCQN”は、7階と8階に劇場があり、スクリーンは3つです。綺麗な劇場でなかなか良い印象。これからはちょくちょく利用させていただきます!実は、アミューズは文化村の前にも“シネアミューズ”があり、こちらは“EAST”と“WEST”の2館があります。こちらはもう、いつも利用させていただいてます!スクリーンがすごく小さいのですが、それこそミニシアターの極みです!

最近、渋谷では“ユーロスペース”が桜丘から円山町に移転し、新装オープンしました。もともと在った劇場は、“シアターN渋谷”に変わっています。なんだかややこしいですね。映画ファンは、こうしたミニシアターの情勢にも気を使わねば…。大切な映画を見逃さないように。

そういえば、新しい“ユーロスペース”、まだでした。見たい作品が来るとよいな~。で、アミューズCQNの予告編で「サージェント・ペッパー ぼくの友だち」がありました。ドイツ映画。日本で公開されるドイツ映画もヒット作が続きます。「グッバイ・レーニン」(03)「ベルリン、僕らの革命」(04)「青い棘」(04)「ヒトラー 最期の12日間」(04)「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」(05)などなど。

もっとも人気のある俳優として、ダニエル・ブリュールがいますね!「戦場のアリア」にも出てます。あっ、話がそれました。「サージェント・ペッパー」の方ですが、主人公は6歳の少年フェリックス。人間になりたくなくて、いつもトラの着ぐるみを着てます。もちろん、学校にだって!

友だちのいないフェリックスの両親もちょっと変?ある日、話ができる犬のサージェント・ペッパーと出逢います。この犬、どうやら莫大な遺産相続犬だったのです~!!しかも財産目当てに誘拐されてしまいます。果たして、フェリックスとサージェント・ペッパーの運命は?こんなドイツ映画もあり?かな??
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再会、ピンクの豹

2006-05-04 20:17:37 | 映画
ピーター・セラーズの当たり役、クルーゾー警部。といえば、“ピンク・パンサー”ですね。でも1作目のタイトルは「ピンクの豹」(63)でした。ブレイク・エドワーズ監督(69年ジュリー・アンドリュースと結婚)、主演は「ナバロンの要塞」(61)や「北京の55日」(63)のデヴィッド・ニーヴン。ピーター・セラーズは、2番手だったのです。

ドーラ王女が所有する世界一のピンク・ダイアモンド“ピンクの豹”。アルプスでバカンスを過ごすスキー場を舞台に、怪盗ファントム(ニーヴン)とクルーゾー警部のドタバタ劇でした。クラウディア・カルディナーレ、キャプシーヌ(90年に自殺)が、お相手でした。 

2作目は「暗闇でドッキリ」(64)で、はじめてピーセラ(略称)が主役に昇格!お相手はベルリン生まれのエルケ・ソマー。「ピンク・パンサー2」(75)が3作目。カトリーヌ・シェル(なつかし過ぎ!)が出てました。4作目は「ピンク・パンサー3」(76)で、レスリー=アン・ダウン共演。

5作目は「ピンク・パンサー4」(78)ダイアン・キャノン共演。ピーセラの主演はここまで。この後、シリーズは続くのですが、ピーセラは80年心臓発作で死去。このあたりは「ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方」に描かれていましたね。長年のコンビだった、ブレイク・エドワーズ監督との確執も…。

もう、ピーセラに代わる人はいない!と思っていたら、リメイクされちゃいました。そうか、彼がいた!「ピンクパンサー」リメイク版のクルーゾーは、スティーヴ・マーチィン!多彩な彼は、今回脚本も書いてます。オリジナルとは事件の内容を変更していますが、ドタバタ振りは変わりませ~ん!

ドレイフェス警視役は、シリアスドラマもコメディもイケちゃう、ケヴィン・クライン。(←ファンです)クルーゾーのNewアシスタント、ジルベール・ポントン役に、フランスを代表する大スター!ジャン・レノ。おふざけクルーゾーに対し、ポントンは大真面目。これは面白そう~♪

そしてヒロインは、主題歌も歌っているビヨンセ。監督は、アシュトン・カッチャーの「ジャスト・マリッジ」(03)のショーン・レヴィ。果たして、どんなクルーゾーが帰ってきたのか?楽しみ?心配?もちろん、あのアニメも帰ってきます!
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テッサの秘密

2006-05-03 21:29:00 | 映画
作家ジョン・ル・カレといえば、思い出すのが『寒い国から帰ってきたスパイ』です。映画化された「寒い国から帰ってきたスパイ」(65)は、マーティン・リット監督、リチャード・バートン、クレア・ブルーム、オスカー・ウェルナー主演の重厚なスパイ映画でした。

カレは、1931年10月19日英国ドーセットシャー生まれ。現在も活躍中のスパイ小説の第1人者ですね。61年『死者にかかってきた電話』でデビューし、英国情報部員ジョージ・スマイリーを創造。ファンも多いと思います。他にも数々の人気小説を書き、映画化された作品もたくさんあります。

「鏡の国の戦争」(68)は、フランク・ピアソン監督、クリストファー・ジョーンズ、ピア・デゲルマルク、アンソニー・ホプキンス主演でした。当時、クリストファー・ジョーンズの大ファンだった私は、彼が不正入国したポーランド青年を演じ、スパイとして東ドイツに送り込まれるという役にドキドキ・ハラハラしたものです。

「リトル・ドラマー・ガール」(84)は、ジョージ・ロイ・ヒル監督、ダイアン・キートン主演。イギリスの舞台女優がスパイとして雇われ、果てはパレスチナのゲリラになる話でグイグイ引き込まれました。しかし、長かったけど…。

90年の「ロシアハウス」は、フレッド・スケピシ監督、ショーン・コネリーとミシェル・ファイファーが共演。共産党崩壊直前のソ連を舞台にしていたため、極度に物資不足の当時のモスクワの風景などが描かれ、興味津々でした。(98年、ようやく訪問しました)

「テイラー・オブ・パナマ」(01)は、『パナマの仕立屋』が原作。ジョン・ブアマン監督。ボンド役のピアース・ブロスナンとジェフリー・ラッシュの演技争い!99年12月31日アメリカから所有権を返還されたパナマ運河。国の政情を探るため諜報員が仕掛けたのは、政府要人御用達の仕立屋。ある情報から一大危機へと発展していく様を描いていました。

そしていよいよ「ナイロビの蜂」が、映画化。監督は「シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレス。主演はレイフ・ファインズとレイチェル・ワイズ。彼女は今年のオスカー助演女優賞を受賞!アフリカ、ケニアのナイロビ。ガーデニングが趣味という英国外交官のジャスティン。慈善活動に熱心な妻テッサの死をきっかけに“事なかれ主義”をやめ、事件の真相を調べるのです。

ジョン・ル・カレの原作、ワイズのオスカー演技、アフリカの現実、見所はたくさんあります。見るべきです。
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レオナルドの仕掛けた謎

2006-05-02 21:41:36 | 映画
レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画で、何より有名な“モナリザ”、“聖アンナと聖母子”、“洗礼者ヨハネ”の3枚は、フランスのルーヴル美術館にあります。なぜ、イタリアにないかというと、フランスのフランソワ一世から招かれた時、絵を持参し1519年5月2日フランス・クルーで亡くなったためでした。

1452年4月15日イタリア・ヴィンチ村で生まれ。父親は裕福な公証人。実は私生児だったため、父姓は使わず、“ヴィンチ村のレオナルド”と名乗ってようです。14歳(1466年)頃から、フィレンツェで画家ヴェロッキオの元、見習いとしてボッティチェッリらと共に学んでいます。

そこで、ヴェロッキオの“キリストの洗礼”の一部分を描いたのですが、あまりの出来映えに師匠のヴェロッキオは、二度と絵筆を持たなかったというエピソードは有名。レオナルドの名前は、20歳(1472年)でフィレンツェの画家組合に登録。天才ぶりが覗えますね!

現存する絵画は少なく、17点。『受胎告知』ウフィッツィ美術館(1475)、『白貂を抱く貴婦人』チャルトリスキ美術館(1483~90)、『リッタの聖母』エルミタージュ美術館(1490~91)、『最後の晩餐』サンタマリア・デレ・グラツィエ教会壁画 (1495~98)、『モナリザ』ルーヴル美術館(1503~06)、『岩窟の聖母』ナショナルギャラリー(1503~06)など。

また、レオナルドは1万3千ページに及ぶノートを残しています。科学、解剖、建築、飛行、軍事、天文学、数学、音楽、楽器などについての膨大な研究を、芸術的な図と共に記録したのです。彼は左手でペンを持ち、文字を左右反転させる鏡文字を使っています。天才のすることは、一般人には理解しがたいですね~。

レオナルドは生涯独身でした。ちなみにベジタリアンだったそう。1476年、17歳のヤコポ・サルタレリ(男娼)をモデルにしたことで、匿名で同性愛者として告発されましたが証拠不十分で放免。レオナルドは死後、アンボワーズの聖フロランタン教会に埋葬されましたが、後に墓が暴かれ遺骨は行方不明…。

そんなレオナルド・ダ・ヴィンチを再び注目させた、ダン・ブラウンの著書『ダ・ヴィンチ・コード』!映画「ダ・ヴィンチ・コード」は、ロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演で早くから大注目!映画で綴られるダ・ヴィンチが仕掛けた謎と罠を堪能しましょう!!待ちきれない!
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