不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

やっぱり、3部作?

2006-10-13 22:27:24 | 映画
やだ!まだ終わっていなかったんですね!「SAW」(04)で、“ソリッド・シチュエーション・スリラー”というジャンルを堪能した私。面白かった!オーストラリアのジェームズ・ワンとリー・ワネルの2人が原案、脚本、監督したこの作品は、2004年の“サンダンス映画祭”で人気となり、日本でも大ヒット。

目覚めたら見たこともないバスルームの中。部屋の角は鎖でつながれ、身動きできない男が2人。中央には銃で頭を撃った死体が…。なぜそこにいるのか?死体は誰?何が起こったのか?しかも、周りにはいろいろな小道具が…。2人はジグソウという男のゲームに翻弄されます。

そして05年、「SAW2」が公開。ここまで来ると犯人は分かっているので、1作目をどう越えるかが問題。主人公は元現場の刑事。でも今は内勤。そんな彼にジグソウの捜査を担当している女刑事から、協力を求められます。現場から得たヒントをもとに、なんとジグソウを確保。

しかし物語はこれからで、ジグソウの仕掛けたゲームには監禁された男女8名の命がかかっていたんです。うむ、だんだん手が込んできたゾ。面白さも倍増!でも、まだ終わっていなかったんです。今度は「SAW3」(06)です!

目覚めたら、そこは食肉工場の地下室。重い扉を開けると、またしても鎖につながれた3人の男女が…。1人は最愛の息子を飲酒運転でひき殺した男で、彼は貯蔵庫の中にいます。もう1人はの中。彼は判事で、ひき逃げ犯の男に軽い刑しか与えていなかったのです。

そしてもう1人は女性。冷蔵庫につながれた彼女(2の女刑事ケリー!)は、ひき逃げを目撃しながら証言をしなかったのでした。それぞれの事情を持つ3人の男女は、ジグソウのゲームにどう立ち向かうのでしょう!?うう、こわっ。

しかし、ジグソウ(トビン・ベル)ってしつこいですね~。ジェームズ・ワンとリー・ワネルの2人は脚本、製作総指揮を担当。監督は「2」に続いて、ダーレン・リン・バウズマン。また、見ようっと!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世田谷でルソーに会う

2006-10-12 20:40:36 | 展覧会
アンリ・ルソーが好きです。1844年5月21日フランス生まれ。パリ市の税関に22年間、務めていたそうです。日曜画家で、休みの日になると絵を描いていました。画家として有名になった代表作の数々は、退職後の50歳代のこと。(亡くなったのは1910年9月2日)

ルソーの画風は、一度見ると忘れられなくなるくらい印象的。登場人物は、不自然なくらい真正面向き。または、真横向き。遠近法なんて無視。かといって、描写は精密を極めています。よくまぁ~、細かく描くこと!だから、好きなんですが。

ルソーの絵には、ジャングルを舞台にしたものがあります。でも実際に行ったことはなく、パリにある植物園でスケッチを重ね、組み合わせることで幻想的な雰囲気を出すことに成功しています。そのせいか、葉の1枚1枚を丁寧に丁寧に描き込んでいます。猿などの動物も良く描いています。

展覧会でたまにルソーの絵に出会うことがありますが、現在世田谷美術館で、「ルソーの見た夢、ルソーに見る夢」という、展覧会が開催されています。ルソーの絵をたっぷり見れそう~。サブタイトルは“アンリ・ルソーと素朴派、ルソーに魅せられた日本人美術家たち”とあります。藤田嗣治の名前も見えます。

展示品の中には、『熱帯風景、オレンジの森の猿たち』(1910年頃)『フリュマンス・ビッシュの肖像』(1893年頃)『サン・ニコラ河岸から見たサン・ルイ島』(1888年頃)『牧場』(1910年)などがあります。また、ルソーに影響を受けた画家たちの作品も展示。こちらも楽しみ♪

もう始まっていますので、急いで行かねば。そうだ!世田谷美術館は、開館20周年を迎えたそうです。時の経つのは早いなぁ~。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シラノを見よう!

2006-10-11 21:40:05 | 演劇
文学座は、今年創立70周年を迎えます。1937年9月6日創立。51年、はじめて『シラノ・ド・ベルジュラック』の全幕通し公演をしたことでも有名です。主演のシラノ役は三津田健氏、ロクサーヌ役は杉村春子さんでした。83年、江守徹さんで再演。そして今年、江守さんのシラノが23年ぶりに上演!初見参します。

シラノ・ド・ベルジュラック』の物語は、知っているようで意外とご存知ないかも。そもそもシラノは、実在の人物。1618年3月6日フランス生まれの作家で、詩人、剣豪でした。結構、だらしない性格だったようで、反面、自由な考えも持ち、『月世界旅行』『太陽世界旅行』という空想科学小説を書いたそうです。1655年7月28日、わずか36歳で亡くなりました。

彼の死後、1897年エドモン・ロスタンが書いた戯曲が、世界中で有名。あの鼻が大きいというのも、実際にそうだったのですね~。文学座公演は素晴らしい舞台ですので、ぜひ一度ご覧になることをお勧めします。

出演者は江守さんのシラノ、ロクサーヌは高橋礼恵さん、他に三木敏彦さん、菅生隆之さん、早坂直家さん、玉井碧さんらベテランたち!これは見応えがありそう~♪

ところで、この作品は映画にもなっています。「シラノ・ド・ベルジュラック」(50)は、マイケル・ゴードン監督、主演はホセ・ファーラー。彼はその年のオスカー主演男優賞を受賞。私的には、「アラビアのロレンス」(62)のロレンスを痛ぶる司令官役が印象的。「赤い風車」(52)のロートレック役も。

もう1本、90年にも同名映画があります。こちらはジャン=ポール・ラプノー監督のフランス映画。シラノはジェラール・ドパルデューでした。87年には「愛しのロクサーヌ」という、スティーヴ・マーティン主演のコメディもありましたね。ロクサーヌ役は、ダリル・ハンナ。監督はフレッド・スケピシ。

何度も映画化されるこの作品、もともとは舞台です。文学座公演、見に行きませんか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春まで待てない!

2006-10-09 20:07:16 | 映画
皆さん、ペンギンはお好き?2005年のアカデミー賞ドキュメンタリー長編賞を受賞した「皇帝ペンギン」、同じく05年のヒットアニメ「マダガスカル」のペンギンズ。どうもあの可愛らしい動きと、タキシードを着たような姿かたちに魅了されてしまいます。

11月17日アメリカで公開される「Happy Feet」に、大注目です。日本でも予告編がはじまっているので、映画ファンはご存知かも!私も初めて見て“ひと目惚れ”。日本公開は来年春。春まで待ちきれません!ちなみの日本の公式サイトは、こちら

まだまだ日本での情報は少ないですが、予告編を見るとフルCGアニメもここまできたか!と、感心することしきり…。いつものように声の出演の素晴らしいこと!♪マイ・ウェイ♪を歌っているのは、ロビン・ウィリアムズ。スペイン語のようですね~。うま過ぎ~!!

ペンギン一家の父親メンフィス役は、なんとヒュー・ジャックマン。その妻(!)ノーマ・ジーン(おいおい、M・モンローの本名だよぉ)役は、ニコール・キッドマン!(←実写じゃありえない!?)そしてその息子MUMBLE役に、イライジャ・ウッド。

イワトビペンギンのLOVELACEは、ロビン・ウィリアムズ、NOAH役はヒューゴ・ウィービング、GLORIA役はブリッタニー・マーフィ。監督は、「マッド・マックス」シリーズや「ベイブ」シリーズのジョージ・ミラー。ああ~、春まで待てない!

とにかく、予告編を見て!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女優になろう!

2006-10-08 21:36:53 | 映画
女優ナオミ・ワッツの名前を知ったのは、「タンク・ガール」(95)。見てないけど。透明感のある綺麗な女優さんですが、しっかり認識したのは、やっぱりデヴィッド・リンチ監督の「マルホランド・ドライブ」(01)ですね~。

1968年9月28日英国ショアハム生まれ。14歳でオーストラリアに移住。この地でCM出演をきっかけに知り合ったのが、ニコール・キッドマンだそう。改めてフィルモグラフィを見ると結構、見てました。

「マチネー 土曜の午後はキッスで始まる」(93)「スティーブン・キング アーバン・ハーベスト2」(96)「スリープウォーカー」(97 TVM)「娼婦ベロニカ」(98)「ダウン」(01)「ザ・リング」(02)「21グラム」「ル・ディヴォース パリに恋して」(03)「ハッカビーズ」(04)「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」(04)「ステイ」(05)「ザ・リング2」「キング・コング」(05)…

そんな人気のナオミ・ワッツも、無名でオーディション周りを見ていた頃があるんですね~。苦労しています。彼女の幻のデビュー作が公開!もともとは短編コメディ。4年の歳月をかけて長編映画にしたというもの。そうなんだぁ~。

映画のタイトルは、「ナオミ・ワッツ プレイズ エリー・パーカー」。エリー・パーカー(ナオミ・ワッツ)は、スターを夢見る女優の卵。貧乏にもめげず、朝から晩まで、オーディションを受けまくる毎日。受けては落ちの、つらい挫折の日々でもあります。

劇中、ライブハウスにキアヌ・リーヴスがいたり、エリーのマネージャー役にチェヴィー・チェイスが出てたり、なかなかのインディーズぶり。それもそのはず、監督・製作・脚本・撮影・出演は、仕掛け人のスコット・コフィ。彼は、「マルホランド・ドライブ」でワッツと出会った俳優さん。

当初16分の短編だったものを、01年のサンダンス映画祭に出品。ワッツの経験を組み込んで長編にして行く内、当のワッツは本物のハリウッドスターに!セミ・ドキュメンタリーと化したのです。今だから見れる、映画界の内幕物。笑えるかな?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コンプリート!買います。

2006-10-06 21:24:28 | DVD
TV“刑事コロンボ”の大ファンです。DVD-BOXの再発売が決まりました!タイトルは『刑事コロンボ コンプリートDVD-BOX』。内容は…

(1)1話 殺人処方箋/2話 死者の身代金
(2)3話 構想の死角/4話 指輪の爪あと
(3)5話 ホリスター将軍のコレクション/6話 二枚のドガの絵
(4)7話 もう一つの鍵/8話 死の方程式
(5)9話 パイルD-3の壁/10話 黒のエチュード
(6)11話 悪の温室/12話 アリバイのダイヤル
(7)13話 ロンドンの傘/14話 偶像のレクイエム
(8)15話 溶ける糸/16話 断たれた音
(9)17話 二つの顔/18話 毒のある花
(10)19話 別れのワイン/20話 野望の果て
(11)21話 意識の下の映像/22話 第三の終章
(12)23話 愛情の計算/24話 白鳥の歌
(13)25話 権力の墓穴/26話 自縛の紐
(14)27話 逆転の構図/28話 祝砲の挽歌
(15)29話 歌声の消えた海/30話 ビデオテープの証言
(16)31話 5時30分の目撃者/32話 忘れられたスター
(17)33話 ハッサン・サラーの反逆/34話 仮面の男
(18)35話 闘牛士の栄光/36話 魔術師の幻想
(19)37話 さらば提督/38話 ルーサン警部の犯罪
(20)39話 黄金のバックル/40話 殺しの序曲
(21)41話 死者のメッセージ/42話 美食の報酬
(22)43話 秒読みの殺人/44話 攻撃命令
(23)45話 策謀の結末

うう~、すごい!そもそもこのシリーズは、NBCで1968年~78年に放送。オリジナルではロスアンゼルス市警察殺人課の警部補なんですが、警部として表記。日本では刑事ですね。ちなみに89年から2003年まで、ABCで『新刑事コロンボ』も放送。(24本)

主演のピーター・フォークは映画でも活躍していますが、なんといってもコロンボ!今見ると各エピソードのゲスト(ほとんどは犯人役)が、素晴らしい!ジーン・バリー、ロバート・カルプ、リー・グラント、ジャック・キャシディ、エディ・アルバート、キム・ハンター、レイ・ミランド、レナード・ニモイ、ローレンス・ハーヴェイ、:ロバート・コンラッド、リカルド・モンタルバン、ウィリアム・シャトナー、ルイ・ジュールダン、セオドア・バイケル、ロバート・ヴォーン、ジャック・キャシディ、パトリック・マクグーハン、ジャネット・リー、ジョニー・キャッシュ、リチャード・カイリー…  ああ~限がない!

かつてTV放送の時、一生懸命録画していましたが、この際買うことにしました。予約しまし~た!じっくり、見ようっと。いつ見るかが問題だけど…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蛇が飛ぶ?

2006-10-05 20:43:40 | 映画
実はこの映画、予告編を見て見るかどうか迷っています。だって~、蛇キライなんだもん!映画のタイトルは「スネーク・フライト」。蛇が飛ぶぅ~?そんなぁ~。違います。

ハワイの美しい景色の中、バイクに乗っていたショーン(ネイサン・フィリップス)は、偶然、殺人事件を目撃してしまいます。FBIエージェントのネヴィル・フリン(サミュエル・L・ジャクソン)は、ショーンを保護し、飛行機でロスまで護送する任務を買って出ます。証人保護ですね。

夜行便のファーストクラスに乗せての計画も、空港関係者の密告者から、犯人側のギャングに漏れてしまうのでした。有りがち…。証人を抹殺するか、飛行機自体をロスに到着しないようにするには?暗殺者でもなく、機械の故障でもなく、な、なんと、蛇!!

種類、サイズ、毒、それこそ何千匹もの蛇をタイマー式のカーゴに容れて積み込んだのです!ギョエ~!!離陸後、カーゴは開き、蛇たちは機内に侵入。そうなるともう~防ぎ様がありません。次々に襲われる乗客たち。高度3万フィートの上空を蛇を満載した飛行機が、飛ぶ!しかも、あちこち故障して…。

客室乗務員のクレア役で、TV『ER』のキャロル・ハサウェイ婦長役で、人気を博したジュリアナ・マーグリーズが出演。お久しぶり。02年の「ゴーストシップ」は、面白かったですね~。あれ以来でしょうか?今回も美しく、かつ逞しく、サミュエルをサポートするんでしょうね。

見たい…、でも蛇は苦手。うう~っ。どうしょうかな。監督って、「デッドコースター」(03)や「セルラー」(04)のデヴィッド・R・エリスだったんですね。ますます、どうしょうか迷います、はい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イーストウッドが見た硫黄島

2006-10-04 20:14:15 | 映画
硫黄島第2部は、「硫黄島からの手紙」です。12月公開。クリント・イーストウッド監督は、硫黄島の戦闘を日本側から描きました。出演者はもちろん日本を代表する俳優たちです。今や国際俳優の渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮、中村獅童、裕木奈江ら。

映画は、硫黄島決戦において日本軍の指揮を取った栗林忠道中将(渡辺謙)と、兵士たちの戦いを描いています。若き兵士役に抜擢されたのが、“嵐”の二宮和也。当初、この映画の監督は日本人に任せる予定だったのをイーストウッドが、「父親たちの星条旗」を撮り終えて、自信を持ち、自らメガホンを取ったそうです。

全編日本語、出演者も日本人俳優を起用。かつて日本人の登場場面は、私たち日本人から見るとかなりな違和感があったもの。しかし、映画をこよなく愛し、日本を知る知識人、イーストウッドには絶大な信頼感を持っています。

監督作品のいずれも高い評価を受けているイーストウッドだからこそ、この映画も期待が深まります。硫黄島という戦闘を単に勝敗で描き分けるのでなく、あくまでも映画のテーマは、ヒューマンドラマ。戦争をする国、戦友との友情、無事を祈って帰還を待つ家族の物語。そこに国境はないのです。

たった5日間で陥落するといわれた日本軍。それを36日間もの死闘にさせた指揮官。島に送られれば、生きて帰ることは無理といわれた若者たち。60年以上も前の戦争を、今改めて見直しましょう。ラッキーなことに監督が、オスカー受賞のクリント・イーストウッド!映画としても素晴らしいものと期待します!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

星条旗を持つ兵士たち

2006-10-03 21:36:01 | 映画
オスカー監督のクリント・イーストウッドの最新作は、太平洋戦争最大の激戦地といわれた“硫黄島”を舞台にしたもの。この映画は、2部作として製作されてします。第1部「父親たちの星条旗」、そして第2部「硫黄島からの手紙」です。公開は2部連続となります。

硫黄島の戦闘を日米両方から、描いたこの作品たち。第1部「父親たちの星条旗」は、ジェイムズ・ブラッドリー原作、脚本は「ミリオンダラー・ベイビー」や「クラッシュ」(04)のポール・ハギス。製作にはイーストウッドの他、スティーヴン・スピルバーグの名前も。

出演者は、ライアン・フィリップ、ジェシー・ブラッドフォード、アダム・ビーチ、ジェイミー・ベル、バリー・ペッパー。戦場(擂鉢山)に星条旗を立てようと6名の兵士たちが、大きな星条旗を抱えた1枚の写真。誰もが一度は見たことのある、その写真。硫黄島だったのですね。

物語はその写真に写っている兵士の内、生還した3名のその後も描いています。戦争で傷つき、帰国後も国の宣伝のために利用された若者たち。戦争の悲劇をアメリカ側から描いています。どんな戦争も悲惨な結末を招くのですね。

ところで硫黄島とは、1945年2月16日から約1ヶ月間に及ぶ戦場となった島。住所的には“東京都小笠原村硫黄島”なんだそうです。東京から1200km南、小笠原諸島父島から275kmの位置。そうなんだ~。日本人なのにそんなことも知らなかった…。

イーストウッド監督のこの作品は、必見です。改めてあの戦争を見るべきですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エルロイ×デ・パルマ

2006-10-01 21:11:13 | 映画
ジェイムス・エルロイの小説には“暗黒のLA4部作”というのがあって、『ブラック・ダリア』(87)『ビッグ・ノーウェア』(88)『L.A.コンフィデンシャル』(90)『ホワイト・ジャス』(92)と、ファンにはたまらない作品たちです。『L.A.コンフィデンシャル』は97年に映画化され、キム・ベーシンガーがオスカー助演女優賞を獲得。

そして待ちかねた「ブラック・ダリア」が、ようやく公開です。ホント、待ちました。1947年1月15日、ロサンゼルスのダウンタウンで実際に起きた惨殺事件。女優志願のエリザベス・ショートは、22歳。いつも黒い服を着ていたことから“ブラック・ダリア”と呼ばれていました。

発見された死体は、腰の部分で2つに切断。耳まで切り裂かれた口。内臓は抜かれ死体は洗い清められていたという猟奇的なものでした。しかし犯人は発見されず、今もって迷宮入り事件。

映画は、ブラック・ダリア事件とその捜査に携わった2人の刑事、バッキー・ブライカート(ジョシュ・ハートネット)と、リー・ブランチャード(アーロン・エッカート)が主役。捜査をしていくうちに謎の解明に夢中になり、事件の闇に飲み込まれていくのでした。

魅惑的なブラック・ダリア役ミア・カーシュナーは、TV「24」のテロリスト、マンディ役で知る人ぞ知る!他にスカーレット・ヨハンソン、ヒラリー・スワンクと人気女優が出演。でもでも、なにより注目は、監督がブライアン・デ・パルマだということ!

2002年の「ファム・ファタール」以来です。スローな長回しの手法、ヒッチコックを意識した演出、独自のスタイルと空気、重厚な時代の世界観、もうたまりません!ヒッチ・タッチという言葉がありますが、デ・パルマもまさにそう。撮影はヴィルモス・ジグモンド、音楽はマーク・アイシャム。

ジェイムス・エルロイは、1948年3月4日ロス生まれ。10歳の時、実の母親を何者かに殺害されています。犯人は今も不明。自らの体験から“ブラック・ダリア”事件に関心を持ち、小説を書き上げました。そんなことも知っておいて、映画を見ると良いかも…。早く、見たい~!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする