だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

赤毛のダミアン・ルイス

2009-07-14 22:58:03 | DVD
過去にも書いたことがありますが、スティーヴン・キングのファンです。映画作品はすべて(たぶん)全部見ているし、大好きな作品はDVDをコレクション。たまに見ては「やっぱりおもしろいなぁ~」とニマニマしています。

最近は、「悪魔の嵐」(99・TVM・262分/ストーム・オブ・ザ・センチュリー)と、「ローズレッド」(02・TVM・254分)を鑑賞。TVMは2時間以上あって、たっぷり楽しめるのでうれしいですね。

そしてもう1本が、「ドリームキャッチャー」(08)。劇場でも楽しみましたが、久々に見てもおもしろかった~。名作「スタンド・バイ・ミー」(86)の続きのような、主人公4人の少年時代と20年後のある出来事を描いています。

メイン州の小さな町。(キングはメイン州ポートランド出身)ジョンジー、ヘンリー、ピート、ビーヴァーの4人は、ある日いじめられている少年ダディッツを助けます。一見、知的障害者のようなダディッツは不思議な力を持っていたのです。

その力は4人に分け与えられるのですが、映画の回想シーンで分かる仕組み。20年後、大学助教授のジョーンジー(ダミアン・ルイス)は通りの向こうに子供の頃の姿をしたダディッツを見かけ、その直後、交通事故に遭ってしまいます。

北方の森の山小屋で過ごすことを毎年恒例にしていた、精神分析医のヘンリー(トーマス・ジェーン)、大工のビーヴァー(ジェイソン・リー)、車のセールスマン、ピート(ティモシー・オリファント)は、奇跡的に助かったジョンジーとともに、今年もやって来ます。

大雪になる前に食料などを買いに出かけたヘンリーとビーヴァーは、帰り道に雪の中に座っていた人を避けようとして車が横転。その頃、小屋では道に迷ったハンターを保護。それが想像を絶する出来事のはじまりとは知らずに…。

監督・製作・脚本はローレンス・カスダン。脚本にはウィリアム・ゴールドマンも。他にモーガン・フリーマン、トム・サイズモアが共演。成人したダディッツを演じるのは、ドニー・ウォールバーグ。マーク・ウォールバーグのお兄さん。

ジョンジーを演じる赤毛のダミアン・ルイスは、「バンド・オブ・ブラザース」(01・TVM)でリチャード・ウィンターズを演じた人。これですっかりお気に入り。映画もお勧めです。また、見ようっと。
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運命の双子

2009-07-11 20:10:09 | 演劇
ミュージカル「ブラッド・ブラザーズ」。1983年、ロンドン・ウェストエンドで初演された、ローレンス・オリヴィエ賞作品賞受賞作。現在に至るまで25年に渡って、世界中で愛されているミュージカルです。

脚本・音楽・歌詞はウィリー・ラッセル。彼の作品には『リタと大学教授』(1983年マイケル・ケイン、ジュリー・ウォルターズ主演で映画化)、『旅する女/シャーリー・バレンタイン』(1989年ポーリーン・コリンズ主演で映画化、2作ともルイス・ギルバート監督作品)があります。

「ブラッド・ブラザーズ」は、日本では1991年松竹がサンシャシン劇場で上演。初演から見ています。当時のキャスティングがわかりましたのでご紹介。

<1991年の初演>         <1992年の再演>
ミッキー:柴田恭兵            ミッキー:柴田恭兵
エディ:三田村邦彦           エディ:国広富之
ジョンストン夫人:喜屋武マリー   ジョンストン夫人:喜屋武マリー
ライオンズ夫人:久野綾希子     ライオンズ夫人:後藤加代
ライオンズ氏:山本隆則        ライオンズ氏:山本隆則
サミー:吉田鋼太郎          サミー:吉田鋼太郎
リンダ:影山会里子           リンダ:熊谷真実
ナレーター:川麻世         ナレーター:水谷あつし

<1995年の再演>
ミッキー:柴田恭兵
エディ:太川陽介
ジョンストン夫人:喜屋武マリー     演出:グレン・ウォルホード
ライオンズ夫人:峰さを理         翻訳:吉田美枝
リンダ:森川由加里             訳詞;岩谷時子
ナレーター:川麻世

そして、いよいよ東宝から「ブラッド・ブラザーズ」が上演されます。港町リヴァプール。子沢山のジョンストン家に双子が誕生。夫人(金志賢/TSUKASA)は、裕福だけど子供に恵まれないライオンズ夫妻(金澤博&久世星佳)に双子の1人をお金と引き換えに差し出します。

引き取られたその子の名前は、エディことエドワーズ(岡田浩暉/田代万里生)。一方の貧しいジョンストン家に残ったのは、ミッキーことマイケル(武田真治/藤岡正明)。運命は2人を引き合わせるのでした。自分たちの出生を知らずに…。(ダブルキャストです)

物語の進行を務めるナレーター役は、下村尊則さん。劇団四季を退団し、いよいよ東宝で活躍!うれしい~!見ま~す。
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チェス・レコードを知っていますか?

2009-07-10 21:03:59 | 映画
女優ビヨンセ・ノウルズ。1981年9月4日テキサス州ヒューストン出身。歌手としてではなく、映画女優として認識したのは「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー」(02)のフォクシー・クレオパトラ役でした。きれいだなぁ~って。

そして「ピンクパンサー」(06)、次が「ドリームガールズ」(06)ですね。ビル・コンドン監督のこの作品では、ブロードウェイの大ヒットミュージカルをジェイミー・フォックス、エディ・マーフィ、ジェニファー・ハドソンという豪華なキャストで映画化。

映画初出演のジェニファー・ハドソンが、アカデミー賞助演女優賞を受賞。ビヨンセも熱演だったのですが…。そのビヨンセが初めて製作総指揮を担当したのが、「キャデラック・レコード ~音楽でアメリカを変えた人々の物語~」(08)です。監督・脚本はダーネル・マーティン。

映画の元となったのは、アメリカのブルースやR&Bを中心としたレコード・レーベル“チェス・レコード”。1928年ポーランドからの移民で白人のレナードとフィル・チェス兄弟が1950年設立。しかし、1970年代に入りレーベルは経営難となり、消えていきます。

映画は、レコード・レーベルの設立と華やかな時代を生きた登場人物を描いていきます。シカゴで廃品回収の仕事をしながら暮らしていた、レナード・チェス(エイドリアン・ブロディ)。1947年サウスサイドのバーのオーナーとなった時、黒人のギタリスト、マディ・ウォーターズ(ジェフリー・ライト)と出会います。

やがて2人は“チェス・レコード”を立ち上げ、ハーモニカ奏者のリトル・ウォルター(コロンバス・ショート)も加わります。彼らのサウンドは、R&Bのチャートをのぼり、ラジオ番組の常連となったのです。

さらに“ダックウォーク”という独自の演奏スタイルで、ロックン・ロールの創始者となったチャック・ベリー(モス・デフ)、女性アーティスト、エタ・ジェイムズ(ビヨンセ・ノウルズ)、ウィリー・ディクソン(セドリック・ジ・エンターテイナー)、ハウリン・ウルフ(イーモン・ウォーカー)らも契約します。

それまでの白人中心の音楽界に、黒人の音楽を紹介し、人種の壁を超えた人気を誇り、大成功をおさめたのです。1955年のことでした。こうした歴史を知らない私は、俳優たちの熱演はもちろん、ぜひ見たいと思うです。貴方は?
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WETAのヴァンパイア

2009-07-09 21:52:29 | 映画
ジョージ・クルーニーの「フロム・ダスク・ティル・ドーン」(96)とか、ミラ・ジョヴォヴィッチの「バイオハザード」(01、04、07)とか、ウェズリー・スナイプスの「ブレイド」(98、02、04)とか、ヴァンパイア・ムービーはたくさんあるし、どれも大人気。

ケイト・ベッキンセイルの「アンダー・ワールド」(03、06、09)もそうだし、キリアン・マーフィの「28日後...」(02)「28週後...」(07)だってあります。面白いのは、ほとんどが続編やシリーズ化していること。

ヴァンパイアは、普通“血を吸う”怪物として知られています。ブラム・ストーカー原作の『吸血鬼ドラキュラ』が有名ですね。一方のゾンビは、“生きる屍”として有名。ドラキュラ伯爵のように比較的優雅なイメージとは違い、ゾンビは誰彼構わず咬みつくグロッぽいイメージ。ウゲッ!

元になっているのは、ジョージ・A・ロメロ監督が生み出した1968年の「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生」(未)。他に「死霊のえじき」(85)もあります。もっとも血を吸われたり、咬みつかれたりした結果は似たようなものですが…。

ロメロ監督の他には、ダリオ・アルジェント監督の「ゾンビ」(78)やサム・ライミ監督の「死霊のはらわた」(83)などなど、書きあげていたら限がないくらい。で、そのサム・ライミが製作を担当するのが、「30デイズ・ナイト」(07)です。

スティーヴ・ナイルズの原作を映画化したのは、「ハード キャンディ」(05)のデヴィッド・スレイド監督。この人、グラフィック・ノベル界の旗手なんだとか。そうか~、これもグラフィック・ノベルなんですねぇ~。

北米最北端の町、アラスカ州のバロウ。ここは気温が1年中氷点下。夏には日が沈むことのない白夜が…、冬には夜の明けない極夜(きょくや)が訪れるという厳しい環境の地。町を守るのは保安官で夫婦の、エバン(ジョシュ・ハートネット)とステラ(メリッサ・ジョージ)の2人。

極夜のはじまりの日、数十頭の飼い犬が惨殺されます。さらに突然の停電。当然、電話は不通に…。真っ暗闇の町中に続々と入り込んでくる、謎の集団。そしてはじまった住人の惨殺。果たして、彼らの正体は?

もちろんヴァンパイアなんですが、ギョエ~ッの特殊メイクとVFXを担当したのは、「LOTR」シリーズのWEATデジタル社。すごいです。ギャ~アア~。
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女優マギー・チャンの感動作

2009-07-08 21:50:51 | 映画
香港出身の女優、マギー・チャン(張曼玉)。1964年9月20日生まれ、子供の頃は、ロンドンで暮らしていたそうです。日本では、ジャッキー・チェン主演の「ポリス・ストーリー/香港国際警察」(85)から、お馴染みですね。

ジャッキー映画の他には、「いますぐ抱きしめたい」(88)「欲望の翼」(90)「楽園の瑕」(94)「花様年華」(00)「2046」(04)と、ウォン・カーウァイ作品の常連。他にもスタンリー・クワン監督の「ロアン・リンユィ/阮玲玉」(91)、メイベル・チャン監督の「宋家の三姉妹」(97)、チャン・イーモウ監督の「HERO」(02)などがあります。

「ロアン・リンユィ」では、ベルリン国際映画祭主演女優賞受賞。他の香港俳優と同じく、アクションも恋愛物も、時代劇もコメディだってイケちゃうすごい女優さんです。私も大好き。1990年代パリで暮らすことが多くなり、フランス人映画監督オリヴィエ・アサイヤス作「イルマ・ヴェップ」(96)に主演します。

監督とは98年結婚、3年後離婚しますが映画の製作は続きます。それが「Clean クリーン」(04)です。監督・脚本はアサイヤス。本作でカンヌ国際映画祭主演女優賞と撮影賞(エリック・ゴーティエ)をW受賞しました。

ロックスターとして名を馳せてきたリーと、その妻で歌手として再起することを夢見るエミリー(マギー・チャン)。2人にはジェイ(ジェームズ・デニス)という息子がいます。所属するレコード会社の件で口論をしたある日、リーはドラッグの過剰摂取によりモーテルで死亡しているのが発見されます。

周りから事故を防げなかったことを責められ、養育権を奪われたジェイも今ではバンクーバーに住む義父のアルブレヒト(ニック・ノルティ)の元に…。愛する人を失い、1人息子とも離ればなれになってしまったエミリー。

6ヶ月後、すべてをやり直そうとかつて住んだことのあるパリに向かいます。“息子を取り戻すためになんでもする”と誓うエミリー。果たして、その願いは叶うのか…。ニック・ノルティの存在感は言うまでもありませんが、その他の共演者も見逃せません。

「ベティ・ブルー/愛と激情の日々」(86)のベアトリス・ダル、「サガン」(08)のジャンヌ・バリバールが共演。あっ、監督の最新作は「夏時間の庭」(08)です、念のため。
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イタリアのエジプトコレクション!

2009-07-06 20:56:07 | 展覧会
イタリア、北西部に位置するトリノ市。2006年に冬季オリンピックが開催され、荒川静香選手がフィギュアスケートで金メダルを獲得しましたね。人口90万人、イタリア第4の都市で、お出かけになった方もいらっしゃるでしょう。

このトリノの中心部にあるのが、トリノ・エジプト博物館。古代エジプトのコレクションを持つ、カイロ・エジプト博物館やロンドン・大英博物館、パリ・ルーヴル美術館、ベルリン・エジプト博物館、NYメトロポリタン美術館などとともに、収蔵品の質・量ともに優れた博物館として有名。

とは言っても実際に行ったことにない私は、上野の東京都美術館で開催の「トリノ・エジプト展」に行こうと思っています。便利~。トリノ・エジプト博物館の基礎となったのは、ベルナルド・ドロヴェッティのコレクション。

ドロヴェッティとは19世紀ナポレオンのエジプト遠征に従軍し、フランスのアレクサンドリア総領事となった外交官でエジプト学者。自らがエジプトで収集したコレクションをサルデーニャ王国(イタリア王国の前身)がお買い上げ。美術館の中核となったそうです。

中には100体もの大型彫像や、170点のパピルス文書などの非常に貴重なものが含まれます。今回の展覧会では、5つのセクションに分けて展示します。

第1章:トリノ・エジプト博物館 ▼トトメス3世のシリア遠征パピルス ▼アメンヘテプ1世座像
第2章:彫刻ギャラリー ▼アメン神とツタンカーメン王の像 ▼イビの石製人型棺の蓋<ポスターの像> ▼ライオン頭のセクメト女神座像
第3章:祈りの軌跡 ▼イプイのステラ(石碑) ▼ハヤブサ、イビス、ジャッカルの小像
第4章:死者の旅立ち ▼タバクエンコンスの人型棺 ▼ウアフイブラーのカノポス容器
第5章:再生への扉 ▼子供のミイラ ▼葬送用模型船 …などなど

ご存知かもしれませんが、“カノポス”とは多くはアラバスター(雪花石膏)でできていて、ミイラを作る時、取り出した臓器を保存するための容器のこと。容器は4つあり、それぞれ神などをかたどっています。
【イムセティ】人間の姿、胃を守る神 【ハピ】ヒヒの姿、肺を守る神 【ドゥアムトエフ】山犬の姿、肝臓を守る神 【ケベフセヌエフ】隼の姿、腸を守る神

それにしても、エジプトの言葉って…。行きましょう。
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ニーソンの願い…

2009-07-05 21:33:48 | 映画
「トランスポーター」シリーズの製作者リュック・ベッソンは、もともと監督。ジャン・レノ主演「最後の戦い」(83)で長編デビューし、最近はもっぱら製作や脚本を担当。1959年3月18日パリ生まれのベッソンの作品は、やっぱりパリがお似合い。

ベッソンの最新作は「トランスポーター」(02)や「ダニー・ザ・ドッグ」(05)「TAXi(4)」(07)などのカメラマン、ピエール・モレルが監督する「96時間」(08)。長年CIA工作員として激務をこなして来た、ブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン)が主人公。

今では仕事も辞め、カリフォルニアで孤独に暮らすブライアン。別れた妻のレノーア(ファムケ・ヤンセン)は資産家と再婚し、17歳の娘キム(マギー・グレイス)も出て行ってしまいました。ブライアンの唯一の願いは、キムとの関係修復だったのです。

そんなキムは、親友のアマンダとはじめてのパリ旅行を計画。ブライアンの不安をよそに、キムの喜ぶ顔を見たくてやむなく許可。そして事件は起こってしまうのです。パリのアパルトマンに、謎の男たちが侵入!

ちょうどバスルームでブライアンと電話していて時。アマンダが拉致され、やがてキムも…。元工作員のブライアンは、自分の特殊なスキルを駆使して娘の救出に向かいます。犯人グループのアルバニア系人身売買組織から、無事に救出できるタイムリミットは、96時間!

渋い魅力のニーソンは、1952年6月7日北アイルランド出身。「シンドラーのリスト」(93)でアカデミー主演男優賞のノミネート、「マイケル・コリンズ」(96)でヴェネチア国際映画祭男優賞受賞、「愛についてのキンゼイ・レポート」(04)でLA批評家協会賞男優賞受賞。

ニーソンは、「ネル」(94)で共演したナターシャ・リチャードソンと94年結婚。2人の子供を持つおしどり夫妻として知られていましたが、そのナターシャが今年3月カナダのスキー場で転倒。頭部を強打してしまいました。

NYの病院で治療を受けていたのですが、18日亡くなります。訃報を知った時は、ただびっくり…。ナターシャはその名の通り、トニー・リチャードソンを父に、ヴァネッサ・レッドグレーヴを母に持つ名門一家の出身。

「上海の伯爵夫人」(05)「いつか眠りにつく前に」(07)に出演していたのが最後。本当に残念です。ニーソンの心痛、如何ばかりか…。がんばれ!ニーソン。
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ティーバッグ、依頼人となる

2009-07-04 21:29:53 | 映画
TVシリーズ「プりズン・ブレイク」は、ポール・T・シュアリングの企画をブレット・ラトナー他製作総指揮として、シーズン1(05~06)、シーズン2(06~07)、シーズン3(07~08)、そして現在シーズン4(08~09)がファイナルとして公開されています。

主人公マイケル・スコフィールド役のウェントワース・ミラーと、期限付きの脱獄物語が大人気!兄リンカーン・バローズ役のドミニク・パーセルもですが、脇役も曲者揃いで大いに楽しみました。ファイナルの行方も楽しみですね~。

…でシリーズ中最高の曲者が、セオドア・“ティーバッグ”・バッグウェル!演じているのは、ロバート・ネッパー。1959年7月8日オハイオ州フリーモント出身。「ヒットマン(07)「地球が静止する日(08)などの映画の他、多くのTV番組に出演。でも、やっぱりティーバッグは強烈!

そのネッバーが登場するのが、「トランスポーター3 アンリミテッド」(08)です。もちろん、主役はフランク・マーティン(ジェイソン・ステイサム)。ルイ・レテリエ監督の1作目「トランスポーター」(02)は、どんな依頼品も正確に目的地まで届けるプロの運び屋フランクとその依頼品(女性)の物語。

同監督2作目「トランスポーター2」(05)では、6歳の少年の運転手をするフランクが巨大な陰謀に巻き込れます。そして3作目の監督は、「レッド・サイレン」(02)のオリヴィエ・メガトン。あいにく未見だけど…。

フランクの部屋に1台の車が飛び込んできます!運転するのは、知人のマルコム。以前ある依頼を断って、彼に紹介したのでした。マルコムは救急車で運ばれますが、爆死。車に同乗していた赤毛の女性ヴァレンティーナ(ナタリア・ルダコーワ)の話では、2人の腕には車から20m離れると爆発する特殊なブレスレットが装着されていたのです。

女性を助けようとするフランクは、突然襲われ、気が付くと自分の腕にも例のブレスレットが!やがて、依頼人が登場。今度の依頼品は国家を揺るがす“赤い代物”。って何?ネッバーの役は、テロ対策デルタ部隊所属の過去を持つ“依頼人”ジョンソン役。

契約厳守、名前は聞かない、依頼品は開けない…という3つのルールを守るフランク・マーティン。今回の活躍も楽しみ~。愛車を爆発させるわけにはいきません!あっ、製作はリュック・ベッソン。当然。
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5番?19番?

2009-07-02 21:55:08 | 映画
ファッション界の永遠の憧れ、ココ・シャネル。1883年8月19日フランス南西部のある救済病院で生まれ、12歳で母が亡くなり、父にも捨てられてしまいます。華やかなイメージとは裏腹な悲惨な生い立ちなんですね~。(1971年1月10日死去)

お針子として働き、キャバレーで歌手を目指して歌っていました。本名はガブリエル、“ココ”は愛称でした。やがて1909年、帽子のアトリエを開業し、ここからシャネルのデザイナーとしての道がスタートするのです。時代は第1次世界大戦(1914年)へ。

ココ・シャネルの映画は、かつてジョージ・カッツェンダー監督作「ココ・シャネル」(81)があります。主演はマリー=フランス・ピジェ、ティモシー・ダルトン、ルトガー・ハウアー、ブリジット・フォッセー、カレン・ブラックと懐かしい名前が並びます。見ました?

今年、「スクリーマーズ」(96)「アート オブ ウォー」(00)のクリスチャン・デュゲイ監督作、「ココ・シャネル」(09)が公開されます。衣装を担当するのは、「パフューム ある人殺しの物語」(06)のピエール=イヴ・ゲロー。

ファッションやジュエリー、香水などで大企業として大きく発展した“シャネル”ブランド。1939年に4千人もの従業員を抱え、コレクションを展開していたココは、従業員のストライキによって一部店舗を残しすべて閉店。引退してしまいます。

15年後の1954年、パリでの復帰コレクションを開催。しかし1940年からの第2次世界大戦中の言動で、フランスはココを拒絶します。そんな時ココ(シャーリー・マクレーン、74歳!)は、自分の過去を振り返ります。どのようにして今のココ・シャネルがあるのか…を。

若き日のココを演じるのは、バルボラ・ボブローヴァ。ビジネス・パートナーのマルク・ボウシェ役に、マルコム・マクダウェル。ちなみにマルコムは、1943年6月13日英国ヨークシャー州出身。「if もしも‥‥」(68)で映画デビューし、「時計じかけのオレンジ」(71)や「オー!ラッキーマン」(73)に主演。

「タイム・アフター・タイム」(79)でハリウッドデビューし、共演したメアリー・スティーンバージェンと結婚(のちに離婚)。今や多くの作品で見事な白髪を見せる名優です。そう言えば、舞台「COCO」やオドレイ・トトゥ主演の「ココ・アヴァン・シャネル」(09)もこれから公開。シャネルは永遠ですね。
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ダムダム、PART2

2009-07-01 21:38:26 | 映画
ティラノザウルスが動く!モアイ像も動く。エジプトのファラオ・アクメンラーも、アメリカのセオドア・ルーズベルト大統領も、ローマ皇帝オクタヴィウスも、インディアン女性サカジャウイアも、ネアンデルアール人も。

なんのこっちゃ?と思う人、ああ~とピンとくる人、そう!ベン・ステイラー主演の「ナイト ミュージアム」(06)ですね。ミラン・トレンク原作を映画化したのは、「ピンクパンサー」(06)「ベガスの恋に勝つルール」(08)のショーン・レヴィ。

NYの国立自然史博物館で、新人夜警となったラリー・デリー(ステイラー)が遭遇する大騒動を描く大ヒット・コメディ。大いに楽しみました。舞台となった自然史博物館は、私も行ったことがあるしもともと博物館は大~好き!

無事にめでたし、めでたしとなったはずなのに…。続編がやって来ます!「ナイト ミュージアム2」(09)、監督はもちろんショーン・レヴィ。物語は前作の後日談。自分のビジネスを成功させ忙しい日々を送っているラリー(ステイラー)。

ある日、久しぶりに博物館に行くとそこは大規模な梱包作業で大忙し。近代化で不要になった展示物を引越しすることに。行き先は、ワシントンにある“スミソニアン博物館”そこは、博物館や美術館、国立動物園など合計18もの建物が並ぶ場所。

とにかくすごいんです。私も行ったことがありますが、とてもすべてを見て回ることはできません!アポロ11号の司令船や月の石、中国の仏像や日本の水彩画など、約1億4千万点もの収蔵品があるんです!

引越しの終わった夜、ラリーの元にカウボーイのジェド(オーウェン・ウィルソン)から“HELP!”の電話がかかって来ます。なんとNYに残されるはずの魔法の石板が、猿のデクスターのせいで一緒に引越しちゃったんです!

おかげでスミソニアンの展示物も動き出してしまい…。生き返ったエジプトのファラオ、カームンラー(ハンク・アザリア)は、アクメンラーの兄。さっそく世界征服を企みます。世界中の悪役を集めて!

アル・カポネ、ナポレオン、ローマ皇帝オクタヴィウス、イワン雷帝、カスター将軍、アッチィラ・ザ・フン。他に女性パイロットのアメリア・イヤハート(エイミー・アダムス)、ルーズベルト大統領(ロビン・ウィリアムズ)も登場します。

リンカーンもアインシュタインも考える人もダースベイダーだって、登場。今回も楽しめそう~。
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