だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

怪優、ニックとフィクトナー

2011-07-17 21:45:34 | 映画
ウィリアム・フィッチナーをご存じですか?William Fichtnerと書くのですが、現在ではウィリアム・フィクトナー、またはウィリアム・フィクナーと表記されています。ここではフィクトナーにしますね。

はじめて彼を見た時は、フレッチナーだったので初めは混乱しましたっけ。1956年11月27日、ニューヨーク州ロングアイランド出身のドイツ系アメリカ人。アカデミーで演技を学び、NYの舞台に多く出演しました。

ロバート・レッドフォード製作・監督「クイズ・ショウ」(94)で、映画デビュー。この作品、TV界の衝撃の実話という内容もすごいけど出演者がすご過ぎ。ジョン・タートゥーロ、ロブ・モロー、レイフ・ファインズ

ポール・スコフィールド、デヴィッド・ペイマー、ハンク・アザリア、マーティン・スコセッシ、バリー・レヴィンソン、キャリスタ・フロックハート、ミラ・ソルヴィーノと、名立たる俳優・監督が出演。未見の方は、ぜひ。

「ストレンジ・デイズ/1999年12月31日」「蒼い記憶」「バーチュオシティ」「ヒート」(95)と立て続けに出演作を見たので、すっかり覚えちゃいました。ケヴィン・スペイシー監督「アルビノ・アリゲーター」(96)

「コンタクト」(97)「アルマゲドン」(98)「パーフェクト ストーム」(00)「パール・ハーバー」「ブラックホーク・ダウン」(01)「クラッシュ」(04)「美しい人」(05)などヒット作にも出演。

そしてTV「プリズン・ブレイク」のシーズン2(06)から「ファイナル」(09)まで、アレキサンダー・マホーン役で出演。ちょっと広めのおでこに魅せられた人も多いはず。声もいいんですよね~。

そのフィクトナーがマホーン役を終えて、初めて映画に出演したのが「ドライブ・アングリー 3D」(10)。監督・脚本は、ジェンセン・アクレス主演「ブラッディ・バレンタイン 3D」(09)のパトリック・ルシエ。

カルト教団に娘とその夫を殺され、娘夫婦の赤ん坊を連れ去れてしまったジョン・ミルトン(ニコラス・ケイジ)。彼は、浮気したフィアンセに別れを告げた勝ち気なウエイトレス、パイパー(アンバー・ハード)と出会います。

2人は次々と迫る敵を倒し、カルト教団の元へ!そんな彼を追うFBIを名乗る謎の追跡者(フィクトナー)。いったいこの復讐の旅の結末は?フィクトナーの怪演がすごいらしい!?ニックより?うふふ。
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サメにご注意!

2011-07-16 21:06:25 | 映画
夏といえば、やはり海。しかし、もう何年も海には行っていません。水着になるのも、しょっぱい水も、ベタベタの肌も、パサパサの髪も、ヒリヒリの日焼けも、とっても苦手。ジムのプールは別ですが…。

それでも夏になると、海を描いた映画がやって来ます。2006年公開の「オープン・ウォーター」(04)、2007年公開の「オープン・ウォーター2」。覚えてます?いずれも実話を元にした作品です。

「オープン・ウォーター」は、クリス・ケンティス脚本、製作、編集、監督作品。サンダンス映画祭で評判になったアメリカ映画です。カリブ海にバカンスに出かけた夫婦。ダイビングツアーに参加するのですが…

グループと別行動した2人は、帰りのボートに乗り遅れてしまうのでした。「オープン・ウォーター2」は、ハンス・ホルン監督のドイツ映画。直接の続編ではありません。メキシコ湾で大型ヨットに乗った男女6人。

素晴らしい海に次々に飛び込む彼らでしたが、6人飛び込んだ時、梯子を下していないことに気付き…。そんな考えただけでもゾクゾクする状況に、ただただ“ありえな~い”とわめくだけ…。海は怖い。

この2本だけでもお分かりのように、美しい海は広いんです。甘く見ちゃダメなんですよぉ~。そして今年もやって来ます。「赤い珊瑚礁 オープン・ウォーター」(10)、今度はオーストラリア映画です。

ルーク(ダミアン・ウォルシュ=ハウリング)は、友人のマット(ガイトン・グラントリー)とその彼女スージー(エイドリアン・ピカリング)、そしてマットの妹ケイト(ゾー・ネイラー)をバカンスに誘います。

青い空と紺碧の海のそこは、グレートバリアリーフ。豪華ヨットでのクルーズとダイビング。ヨットクルーのウォレン(キーラン・ダーシー=スミス)を含めて5人は、美しい海を満喫していました。ところが…

ヨットが暗礁に激突して転覆してしまったのです。滅多に人が来ないその場所で、助けを待ってもムダと思った彼らは、近くの島まで泳ぐことにするのでした。やがて自分たちの周りに、それはやって来たのです!

「JAWS/ジョーズ」(75)にも登場したホオジロザメの大群に、次々と襲われる5人の男女。これも実話だそうです。恐ろしい!皆さん、美しい南の海には、サメがいることを心しておきましょうねぇ~。
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ノエル・カワードの秘密

2011-07-15 20:58:27 | 演劇
新宿の紀伊国屋サザンシアターで上演の、「秘密はうたう」を見に行きます。とっても楽しみ。この作品は、イギリスの俳優・作家・脚本家・演出家・作詞・作曲・映画監督もしているノエル・カワードの作品。

1899年12月16日ミドルセックス出身のカワードは、子役からはじまり映画や演劇で活躍。製作、脚本、監督、音楽、主演した「軍旗の下に」(42未)で、アカデミー賞の脚本賞にノミネートされました。

他にも脚本担当の作品には、「幸福なる種族」(44)「逢びき」「陽気な幽霊」(45)などがあります。出演作には、マイケル・アンダーソン監督、デヴィッド・ニーヴン、カンティンフラス主演「80日間世界一周」(56)

キャロル・リード監督、アレック・ギネス、バール・アイヴス、モーリン・オハラ主演「ハバナの男」(60)。リチャード・クワイン監督、ウィリアム・ホールデン、オードリー・ヘプバーン主演「パリで一緒に」(63)

オットー・プレミンジャー監督、ローレンス・オリヴィエ主演「バニー・レークは行方不明」(65)。ロバート・ワイズ監督、ジュリー・アンドリュース主演「スター!」。ジョセフ・ロージー監督、エリザベス・テイラー、リチャード・バートン主演「夕なぎ」(68)

ピーター・コリンソン監督、マイケル・ケイン主演「ミニミニ大作戦」(69)。そんなノエル・カワードは、1950年代に移住したバミューダ島の自宅で、心臓発作のため1973年3月26日亡くなりました。

1970年“サー”の称号を受けたカワードは、ゲイを公表し生涯1人だったそうです。カワードが最後に書いた戯曲、3部作「Suite in Three Keys」の中の「A Songa at Twilight」…

それが「秘密はうたう」です。翻訳は高橋知伽江、演出はマキノノゾミ。スイスの高級ホテルのスイートルーム。イギリス人作家ヒューゴ・ラティマー(村井国夫)は、ドイツ人妻ヒルダ(三田和代)と長期滞在中。

ヒューゴは、若い頃の恋人で女優のカルロッタ(保坂知寿)と久しぶりに会うことになっていました。果たして、長年連絡のなかったカルロッタの思惑とは?この戯曲、1966年にロンドンのクィーンズ劇場で初演。

カワード本人が主演し、批評家からも高い評価を受け、チケットは完売。しかし、カワードの健康状態が悪くなり、わずか3ヵ月で打ち切られたとのこと。日本での上演は、今回がはじめて。ううっ、期待しています!
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イケてるヒヨコに大注目!

2011-07-12 21:37:19 | 映画
予告編を見てまず驚かされたのが、ユニバーサル・ピクチャーズのロゴが“たまご”!!ちなみにホントは、地球です。そしてはじまる予告編のかわいさに、目を見張ってしまいました!かわゆい!おっと、ミニオンがいるっ!

そうなんです、ミニオンは「怪盗グルーの月泥棒 3D」(11)に出てきた、バナナから作られた怪盗軍団。ちなみこの映画は、3Dだったため劇場ではなく、DVDレンタルで観賞。3Dは入場料金も高くって。

「怪盗グルーの月泥棒」は、クリス・ルノー&ピアー・コフィン監督作。製作には、クリス・メレダンドリ、ジャネット・ヒーリー、ジョン・コーエンの3人。メレダンドリは「アイス・エイジ」(02)の他…

「ホートン ふしぎな世界のダレダーレ」(08)も。怪盗グルーの次なる目標は、なんと月。子分のミニオンと養護施設で暮らす3姉妹、マーゴ、イディアス、アグネスを仲間にして、宿敵ベクターに挑むのでした。

未見の方は、ぜひ。ミニオンのかわいさには、どんな人も『かわゆい!』と叫んじゃうはず。そのクリス・メレダンドリが次なるアニメを製作しました。「イースターラビットのキャンディ工場」(11)です。

イースター島にあるキャンディの国。ここではウサギとヒヨコが世界中の子どもたちのために、色とりどりのキャンディを製作中。ウサギの王子イービー(声:ラッセル・ブランド)の夢は、ミュージシャンになること。

しかしイービーは、もうすぐ父親の後を継くことになっていました。夢をあきらめられないイービーは、こっそりハリウッドへ向かうのでした。そこでフレッド(声ジェームズ・マースデン)という青年に出会います。

フレッドの助けを得て、オーディションを受けることに。その頃、ウサギの最強部隊“ピンク・ベレー”が、イービー捜索に出動。しかしその隙を狙って、ヒヨコたちのボス・カルロスがキャンディ工場乗っ取りを実行!

大混乱に陥った王国。いったいお菓子の国の運命は?それにイービーは?ミュージシャンになる夢は?それにしても、最近のアニメの技術は凄いですね~。「モンスターズ・インク」(01)のサリーの毛に驚いたのは、もう昔?

ウサギのイービーにも、ヒヨコたちの毛並にもただただ目を見張るのみ。今は亡き、ウォルト・ディズニーや手塚治虫さんに見せてあげたい。かわゆい。
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パスタは、お好き?

2011-07-11 21:42:23 | 映画
パスタ料理はお好きですか?ボロネーゼ、ポモドーロ、ペペロンチーノ、アッラビアータ、ペスカトーレ、ボンゴレ・ロッソ、カルボナーラ、ジェノベーゼ、ボンゴレ・ビアンコ、ナポリタン、あとイカ墨、和風、おろしなど

まだまだあると思うのですが、とりあえず思い浮かぶのを。私はボロネーゼこと、ミートソースが1番好き。シンプル・イズ・ベストです。簡単だし。日本独自のナポリタンだと、やや柔らかめ。トマトケチャップだし。

でも人気は、“アルデンテ”ですね。『歯に…』という意味があり、歯応えのある茹で上がりを指しますね。麺が完全に茹で上がらず、中心に髪の毛の細さ程度の芯を残して茹で上がることを言うんだとか。

イタリア映画「あしたのパスタはアルデンテ」(10)の監督、脚本はフェルザン・オズペテク。 保守的な価値観が残る町、南イタリアのレッツェ。老舗パスタ会社社長の息子トンマーゾ(リッカルド・スカマルチョ)。

彼はローマに住む作家志望の青年。家族には経営学部と偽り、実は文学部を卒業し、小説を執筆していたのです。兄アントニオ(アレッサンドロ・プレツィオージ)の新社長就任が決まり、久々に帰郷します。

家族がそろう食事会で、トンマーゾは自分の秘密を告白することを決意していました。兄アントニオに、『小説家になること』そして『自分がゲイであること』を予告したトンマーゾ。そして食事会が…

ディナーの席でまさに告白しようとしたその時、なんとアントニオが先に告白してしまったのです!『僕はゲイです』と。父ヴィンチェンツォ(エンニオ・ファンタスティキーニ)は、怒りのあまり兄を勘当!

しかも卒倒してしまうありさま…。トンマーゾは自分の告白もできず、ローマに帰ることもできなくなり、さらに共同経営者の娘アルバ(ニコール・グリマウド)とパスタ工場を任される羽目になってしまうのです。

果たして、トンマーゾの未来はどうなるのでしょう?兄弟共にゲイだなんて、どうなる老舗パスタ会社の運命?監督も出演者も、馴染みのない面々ですが、ストーリーは思いっきり“好み”。うふふ。

フランスお得意の家族映画と違い、とにかく明るい!映画を見た日のランチは、ボロネーゼにします。はい。
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NYのロブさま

2011-07-09 14:55:13 | 映画
はじめてロバート・パティンソンを見たのは、「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(05)のセドリック・ディゴリー役。それもそのはず、映画初出演ですもん。その前にTVM「ニーベルングの指環」(04)があります。未見。

「ハリポタ」シリーズは当然全部見ていますが、如何せん児童文学が原作。しかし映像となったそれは、やはり見応えがあります。とはいえ、“クィディッチ”という架空のスポーツシーンは…う~ん。

…というわけで、パティンソンにもほとんど関心がありませんでした。しかし、シリーズのラストを飾る「死の秘宝PART1」(10)は、ドラマ性が高く私的には超~楽しめました。PART2が待ち遠しい!

続く、キャサリン・ハードウィック監督作「トワイライト~初恋~」(08)ですっかり魅了されました。あのか細くて弱々しいエドワード・カレンに。顔色は白く、ヒョロっとして病的。しかし美しい。

シリーズは「ニュームーン」(09)「エクリプス」(10)と続き、「トワイライト最終章/ブレーキング・ドーン」PART1と2が、控えています。楽しみ。それはさておき、大ヒットした役を固定化されるのを嫌うのは誰も同じ。

シリーズが終わると役柄を変えたがるのが一般的。パティンソン、いえロブさまの最新公開作は、「リメンバー・ミー」(10)です。監督は「ハリウッドランド」(06)のアレン・コールター。

NYの安アパートに暮らすタイラー・ホーキンス(パティンソン)。6年前、兄が亡くなり、弁護士の父チャールズ(ピアース・ブロスナン)との間には深い溝が…。母ダイアン(レナ・オリン)は、再婚。

11歳の妹キャロライン(ルビー・ジェリンズ)には父の愛が必要でした。苦しむ妹を救うこともできないタイラーも、孤独と虚しさを抱え、苦しんでいたのです。ある日、タイラーはアリー(エミリー・デ・レイヴィン)と出会います。

はじめて感じる想いは、本物の愛でした。ようやく生きる悦びを見つけたかに思えた時、アリーが自分と同じ痛みを抱えていたことを知るのです。他にアリーの父クレイグ警部役に、クリス・クーパー。

アリー役のデ・レイヴィンは、TV「LOST」(04~10)のクレアです。しかもロブさま、初の製作総指揮まで。意気込みが違います。か細さ、無精ひげさえも、魅力的?見なくっちゃ!
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マリック監督、ようやく5作目。

2011-07-08 14:06:18 | 映画
天国の日々」(78)の監督、テレンス・マリックは1943年11月30日イリノイ州オタワ出身。ハーヴァード大学で哲学を学び、オックスフォード大学の留学経験があるそうです。

卒業後、マサチューセッツ工科大学(MIT)で哲学講師をしながら、フリーのジャーナリストとしても活躍。そこから映画製作にも興味を持ち、脚本の分野から映画界に入ったそうです。うむ。

スチュアート・ローゼンバーグ監督、ジョン・フォアマン製作、ポール・ニューマンとリー・マーヴィン主演の「ポケットマネー」(72未)の脚本を書いたのがはじめ。「地獄の逃避行」(73未)で監督デビュー。

製作には、チャン・イーモウ監督「至福のとき」(02)やマイケル・アプテッド監督、ヨアン・グリフィズ主演「アメイジング・グレイス」(08)などがあります。中国映画もプロデュースしているんですね~。

監督代表作には、「シン・レッド・ライン」(98)「ニュー・ワールド」(05)があるんですが、とにかく少ない!「天国の日々」から「シン・レッド・ライン」まで、なんと20年の空白があるんですもの。

まさに“伝説の監督”と呼ばれる所以です。そのマリック監督が「ニューワールド」から6年。監督5作目がようやく公開されます。しかもカンヌ国際映画祭のパルムドール(最高賞)を受賞!

ツリー・オブ・ライフ」(11)。脚本も書いてます。英語で“家系図”を“Family Tree”と言いますね。原題はこれを意味しています。オブライエン一家5人の40年にわたる物語です。

実業家として成功したジャック・オブライエン(ショーン・ペン)は、自分の人生の原点である少年時代を回想します。1950年代半ば、テキサスの小さな田舎町で両親と2人の弟と暮らしていた、あの頃。

父(ブラッド・ピット)は、男が成功するためには“力”が必要だとする厳格な人。母(ジェシカ・チャステイン)は、あふれる愛情を注ぐ優しい人。弟は、R.L.(ララミー・エップラー)とスティーヴ(タイ・シェリダン)。

ジャック(ハンター・マクラケン)は2人の両親の狭間で引き裂かれ、常に葛藤する日々を送っていたのでした…。ブラピが父親役で、ペンが息子役。う~む、これは必見でしょう!夢のようです。
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知らない船には、乗らないように。

2011-07-06 22:35:42 | 映画
ようやく映画に戻ってきた、メル・ギブソン。「復讐捜査線」(10)を心待ちしています。メルは、俳優とともに監督としても大活躍。自身が主役の「顔のない天使」(93)が、初監督作品。

アカデミー賞作品賞、監督賞、撮影賞、 メイクアップ賞受賞の「ブレイブハート」(95)。←脚本賞、音楽賞、衣装デザイン賞にもノミネート。製作、脚本も担当した「パッション」(04)。ジム・カヴィーゼル主演。

イエス・キリストを描いた作品で、撮影賞、作曲賞、メイクアップ賞にノミネート。そして監督、製作、脚本の「アポカリプト」(06)でも、メイクアップ賞と音響賞(編集、調整部門)にノミネート。

メルは、1989年8月映画製作会社“アイコン・プロダクションズ”を立ち上げ、映画製作にも力を注いでいます。「顔のない天使」(93)「フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白」(92)「ペイバック」(99)

「ブレイブハート」(95)「インビジブル」(00)、ロバート・ダウニー・Jr主演でメルも出てる「歌う大捜査線」(03未)、「パッション」「パパラッチ」(04)「アポカリプト」など、たくさんあって書ききれません。

アイコン・プロダクションズのロゴマークは、縦長の長方形の中にキリストの顔の一部(鼻と右目)が。アイコンとは、キリスト教における神や天使、聖人を象徴とした絵や像を言い、“ICON”と書きます。

アイコン・プロダクションズの最新作が、「トライアングル」(09)。監督・脚本クリストファー・スミスの、イギリス・オーストラリア映画です。トライアングルといっても、バミューダ・トライアングルではありません。

友人たちとヨットセーリングに出かけたジェス(メリッサ・ジョージ)。沖に出た途端、嵐に巻き込まれ大海原に投げ出されてしまいます。どうにか命だけは助かった5人の前に、突然豪華客船が現れます。

救助を求めて船に乗り込むのですが、まるで幽霊船。今まで人がいた形跡があるものの、人の姿は全く見えない。手分けして船内を探索していると、突然、覆面をした謎の人物が現れ1人、また1人と殺されてしまいます…。

果たして、何が起きているのか?かつて「ゴーストシップ」(02)に心底怯えた記憶が…。あの恐怖、再び?
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天国はどこに?

2011-07-05 21:23:56 | 映画
新宿武蔵野館は、1920年に開館した映画館“武蔵野館”がはじまり。1928年に現在地:新宿3丁目に移転し、1968年にビルの改装と共に、7階に新宿武蔵野館としてオープンしました。

その後改装を繰り返し、1994年3階にミニシアターのシネマカリテ(1、2、3)がオープン。それからもいろいろ変更がありましたが、2003年7階は閉館し、3階は現在の新宿武蔵野館1、2、3となったのでした。

武蔵野館1は、TOHOシネマズみゆき座系の作品を上映しているそうな。武蔵野館2・3はTOHOシネマズシャンテを中心にミニシアター向きの作品を上映しているそうです。なるほどねぇ~。そうなんだぁ。

昨年2010年、開館90周年記念作品として上映された、ロバート・アルトマン監督、バッド・コート主演「バード★シット」(70)とハル・アシュビー監督、バッド・コート主演「ハロルドとモード」(71)。

これ、“ZIGGY FILMS’70s/70年代アメリカ映画伝説”の第1弾だったのですよね。そして今年、その第2弾が公開です。1作目は、「ナッシュビル」(75)。2作目が「天国の日々」(78)です。

「天国の日々」は、テレンス・マリックが脚本、監督した作品。若き日のリチャード・ギア、ブルック・アダムス、サム・シェパードが出演し、そのキラキラした美しさには目を奪われます。ギアさま、黒髪ですもん!

舞台は、今世紀初頭のアメリカ中西部の農場。収穫のために雇われた兄妹と兄の恋人、農場主が繰り広げる愛と憎しみの物語で、妹のナレーションではじまります。時代は、第1次世界大戦が始まって間もない頃。

シカゴから放浪の旅に出たビリー(リチャード・ギア)と、妹リンダ(リンダ・マンズ)、そしてビリーの恋人アビー(ブルック・アダムズ)。3人はテキサスの農場で麦刈り人夫の職につくのでした。

若き農場主チャック(サム・シェパード)はアビーを見初め、求婚します。偶然、彼が病気で命が長くない事を知ったビリーは、楽な生活をしたくてアビーに形だけの結婚をするよう勧めるのでした…。

テレンス・マリックは、「地獄の逃避行」(73未)で監督デビュー。「シン・レッド・ライン」(96)「ニュー・ワールド」(05)と作品数が少ない監督としても有名。未見の方は、ぜひ!
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誘拐された妻のため

2011-07-04 20:59:30 | 映画
フレッド・カヴァイエの監督デビュー作は、「すべて彼女のために」(08)。フランス映画はイマイチ苦手ではありますが、最近は結構見てます。ドイツ出身で、今や世界的にも活躍するダイアン・クルーガーが主演。

突然、殺人容疑で自宅から逮捕されるリザ(ダイアン・クルーガー)。国語教師の夫ジュリアン(ヴァンサン・ランドン)は、必死で無実を証明しようとしますが、徐々に衰弱する妻のため、脱獄を計画します。

1人息子のオスカル(ランスロ・ロッシュ)と共に、3人で暮らすために…。人は、極限状況の下で愛のためにどこまで突き進むことができるのか?そんな心理を、ヴァンサン・ランドンが切実に演じました。

ヴァンサン・ランドンは、クロード・ソーテ監督、ダニエル・オートゥイユ&サンドリーヌ・ボネール主演「僕と一緒に幾日か」(88)や、ディアーヌ・キュリス監督、ナタリー・バイ主演「セ・ラ・ヴィ」(90)

コリーヌ・セロー監督、カトリーヌ・フロ主演「女はみんな生きている」(01)にも出演。最新作はフィリップ・リオレ監督作「君を想って海をゆく」(09)でした。いい俳優ですよね。クルーガーは、ご存じのとおり。

さて、フレッド・カヴァイエ監督の2作目が公開されます。「この愛のために撃て」(10)です。脚本は、フレッド・カヴァイエ監督と前作も担当したギョーム・ルマンの2人。再び、夫婦の愛の物語。

パリ市内の病院に勤務する看護師助手のサミュエル(ジル・ルルーシュ)。妻のナディア(エレナ・アナヤ)は出産間近。ある日帰宅したサミュエルは、突然侵入した謎の男たちに暴行され気を失ってしまいます。

携帯電話の音で目覚めるサミュエル。電話の向こうからは、妻の泣き声とともに脅迫のメッセージが…。『今から3時間以内にお前が勤める病院から、警察の監視下にある男を連れ出せ。さもなければ妻を殺す』

その男とは交通事故で意識不明の重体になり、昨夜病院に運ばれた指名手配中の強盗殺人犯サルテ(ロシュディ・ゼム)。誘拐された妻を救うため、必死に走り続けるサミュエル。警察からも追われながら…。

主役のジル・ルルーシュは、リュック・ベッソン監督、ルイーズ・ブルゴワン主演「アデル/ファラオと復活の秘薬」(10)で、カポニ警部を演じた人。そうか、今度はシリアスですね。
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