きのうの
金光大阪高の準々決勝、
テレビの前で手に汗握り
観戦していたが、
一方でアナリストらしく
冷静にノート記述もし、
「流れ」と「心理」の
読みもしていた。
自分もテニス、バレーの
アスリート時代があったし、
団体戦を率いた
テニス監督時代も10年あった。
それと、
ソーちゃんの登場来、
ここ5年は彼の全棋戦を
観戦して、勝負の「流れ」
というものも見てきた。
きのうの見所は
多々あったが、
ノートから振り返ってみると・・・
1回裏、先頭バッターのヒットに
ショートが打球と逆モーションし
ヒットになった。
(エッ?!)
と思わす場面だったが、
その後、近江が送りバント失敗で、
帳消しかと思いきや、
次打者が三振の間に二盗成功。
ここで最初の事変が起こった。
ショートゴロを悪送球で
一塁手がショートバウントを
補給できず内野安打とし、
その間に1点献上した。
「守備の乱れ」
での失点は、
ピッチャー心理には
「不穏さ」と「動揺」を
与えるものである。
テニスのダブルスでも、
渾身のファーストサーヴが決まって
イージーボールが返ってきた時に
前衛にミスされると、
ガックリくるものである。
また、バレーでも、
敵陣が乱れ、
イージーボールが返ってきた時に
アタッカーがネットにかけるなど
凡ミスすると、
ブロックカバーしている身には、
(何やってんねん!!)
という、半分怒り、
半分ガッカリ感が起こるものである。
⁂
3回2アウトで、
一番打者が長打コースにヒットした。
だが、近江の外野・内野陣の
高速連携の好送球で
二塁で刺された。
果敢に走塁したのは当然だが、
相手の判断、技量、
あるいは練習量? が
うわまっていた。
文字通り、
「チャンスを潰された」
4回裏。
1アウト一三塁。
ダブルプレーなら
ピンチ脱出という場面。
恰好のセカンドゴロ。
「しめしめ、しめこの兎」
の場面だが、
ここでまたしても
悪送球で1点献上(涙)。
前試合で、
ハンブル(お手玉)して
その守備が懸念された
ショートとセカンドに
また綻びが生じた。
それでも、
まだ2-1であるが、
1アウト満塁の「大ピンチ」。
ところが、
敵も高校生。
レフトへの大飛球で
三類ランナーが塁を離れてて
タッチアップができないという
「大ポカ」をおかした。
そして次打者の
ライト前ライナーを
キャリー君が捨て身の
ダイヴィングキャッチで
超ファインプレー!!
「いいぞ!!
キャリーぱみゅぱみゅ!!」
と思わずガッツポーズ(笑)。
失策と超美技・・・
試合の流れは、まるで、
スケート競技や
体操競技のようでさえある。
それでも、
どうやって、着地まで
キレイにまとめるかが
勝負なのである。
⁂
「ピンチの裏にチャンスあり」で、
いい流れで何とかそれに乗りたい、
と思うも、先頭バッターが
三球三振・・・。
つづく、打者も三振・・・( ;∀;)。
ここまで、
相手投手は8つの三振奪取。
ヒット/エラーは、
金光4-2=2
近江5-1=4
で、敵方優勢。
ファインプレーした
"ぱみゅぱみゅ"君は
さすがに「持ってるノリ」で
シングル・ヒットを放つも
次打者は凡打で続かず。
(嫌な流れだなぁ・・・)
と暗雲が胸中に流れた。
その裏。
先頭バッターの
ボテボテの三塁前ゴロを
サードが待って捕球する間、
打者は必死の全力疾走で
スライディング・セーフ。
(守備が攻めの守りをしていない・・・)
と思わせられる
シーンだった。
ほとんど見ない野球ゲームでも、
同じようなシーンは
何度か見たことがあるが、
「アグレッシヴなディフェンス」とは
自分から転がるボールに
ダッシュで捕りに行き、
しかも素手でとって
1秒でも速く走者を刺す!
という全身全霊での
攻撃性がなければ、
必死と観念して懸命を尽くす走者には、
結果として「勝負」で負けるのである。
この回は残塁となるも、
このプレーの明暗に
「雪辱は果たす」側の
勝負への気迫が見て取れた。
⁂
7回が明暗を決めた
ビッグ・イニングになった。
前試合で
守備のファインプレーを見せた
岡治君が代打で起用され、
監督の読み通りヒットした。
続く内野安打で、
1アウト二、三塁と、
絶好のスクイズ・チャンス。
決まれば、同点に追いつく。
ここが、
この試合のハイライトだった。
今朝の朝刊で知ったが、
相手エースは
秋の大会で6点逆転された
場面を想像し不安が過ぎるも、
冷静になって状況に身を置き、
三塁ランナーが飛び出したのが
視界に入った瞬間に、
低めにボールをリリースしたという。
まさに、エースに相応しい
「心技体」が
「心身凝然たり」とした
見事な技芸者の一瞬である。
プロ野球史上の
最高の名場面と語り継がれている
『1979日本シリーズ江夏の21球』
を目撃した身としては、
それを彷彿させられた。
スクイズは外され、
大きなチャンスは潰え、
その裏、動揺を引きずったのか、
金光のエース古川君が、
送りバントの凡打球を
一塁へ悪送球し、
ノーアウト一、三塁となった。
さすがに、エースの動揺を
見て取った横井監督は、
古川を降板させた。
その機を捉えた敵将は、
二番手投手の「初球」を
果敢にスクイズを仕掛けた。
VTRで見たら、
ワンバウンドのボールだったが、
それをしっかり成功させたのだから、
金光の失敗スクイズとは
真逆の僥倖となった。
『勝利の女神』は
明らかに近江に微笑み、
月桂冠を用意していた。
エースを降ろされ、
4-1、5-1、6-1・・・と、
点差は開き、
雪辱に燃える
10脱三振の近江エースは、
最終イニングを
三者凡退に打ち取った。
*
【勝負は時の運】
とは言うものの、
実力がほぼ互角とすれば、
やはり、「思いの強さ」
「執念」「雪辱」というのは、
赤穂浪士の「討ち入り」のような
「アグレッシヴ・コミットメント」
の方がサイキック・エナジーが
「勝敗」を分ける・・・
と言う事を、またしても、
知らしめさせられた好試合だった。
*
試合後、
元同僚で同期の
サクちゃんが
部長として、
球児たちと一緒に
駆け足するのを見て、
教育者としても
いい経験をしているなぁ・・・と、
羨ましくも思った。
数年前の
金光での宗教研修会で
講師に招聘された時、
晩の飲み会で
親しく旧交を温めた日を
思い返した。
金光球児の
「春」は終わったが、
野はまさに春である。
散歩コースにある
八幡様の梅も開花し、
今朝は、我が家の
サクランボも二、三
開花していた。
"花時"になるのは
嬉しくもあるが、
花粉症がピークで
恨めしくもある(笑)。
ここ数日、
喘鳴や咳もひどく、
喘息用の吸入剤も使っている。
ま、でも…
とりあえず、
生きてるから
ありがたい(笑)。
カミさんが、
学校の春休みをとって、
今朝方、新潟に
遊びに出かけた。
一昨年まで、
三男のナッちゃんが
学部・院と6年もいて、
ちょいちょい行っては、
世話してきたり、
在住のギター部先輩の
ヒロミさんと遊んだりしていた。
今回も泊りがけで
ヒロミさんと遊んでくるようだ(笑)。
なので、
今夜はひとり寂しく
"ほっち飯"である(笑)。
行き付けの
鮨屋か天婦羅屋にでも
行こうかとも思ったが、
まだ第六波が収束しておらず、
外出自粛もしていた方が
賢明のようである。
なので、
"ぼっちフレンチ"でも
やろうかしらん・・・である(笑)。
金光大阪高の準々決勝、
テレビの前で手に汗握り
観戦していたが、
一方でアナリストらしく
冷静にノート記述もし、
「流れ」と「心理」の
読みもしていた。
自分もテニス、バレーの
アスリート時代があったし、
団体戦を率いた
テニス監督時代も10年あった。
それと、
ソーちゃんの登場来、
ここ5年は彼の全棋戦を
観戦して、勝負の「流れ」
というものも見てきた。
きのうの見所は
多々あったが、
ノートから振り返ってみると・・・
1回裏、先頭バッターのヒットに
ショートが打球と逆モーションし
ヒットになった。
(エッ?!)
と思わす場面だったが、
その後、近江が送りバント失敗で、
帳消しかと思いきや、
次打者が三振の間に二盗成功。
ここで最初の事変が起こった。
ショートゴロを悪送球で
一塁手がショートバウントを
補給できず内野安打とし、
その間に1点献上した。
「守備の乱れ」
での失点は、
ピッチャー心理には
「不穏さ」と「動揺」を
与えるものである。
テニスのダブルスでも、
渾身のファーストサーヴが決まって
イージーボールが返ってきた時に
前衛にミスされると、
ガックリくるものである。
また、バレーでも、
敵陣が乱れ、
イージーボールが返ってきた時に
アタッカーがネットにかけるなど
凡ミスすると、
ブロックカバーしている身には、
(何やってんねん!!)
という、半分怒り、
半分ガッカリ感が起こるものである。
⁂
3回2アウトで、
一番打者が長打コースにヒットした。
だが、近江の外野・内野陣の
高速連携の好送球で
二塁で刺された。
果敢に走塁したのは当然だが、
相手の判断、技量、
あるいは練習量? が
うわまっていた。
文字通り、
「チャンスを潰された」
4回裏。
1アウト一三塁。
ダブルプレーなら
ピンチ脱出という場面。
恰好のセカンドゴロ。
「しめしめ、しめこの兎」
の場面だが、
ここでまたしても
悪送球で1点献上(涙)。
前試合で、
ハンブル(お手玉)して
その守備が懸念された
ショートとセカンドに
また綻びが生じた。
それでも、
まだ2-1であるが、
1アウト満塁の「大ピンチ」。
ところが、
敵も高校生。
レフトへの大飛球で
三類ランナーが塁を離れてて
タッチアップができないという
「大ポカ」をおかした。
そして次打者の
ライト前ライナーを
キャリー君が捨て身の
ダイヴィングキャッチで
超ファインプレー!!
「いいぞ!!
キャリーぱみゅぱみゅ!!」
と思わずガッツポーズ(笑)。
失策と超美技・・・
試合の流れは、まるで、
スケート競技や
体操競技のようでさえある。
それでも、
どうやって、着地まで
キレイにまとめるかが
勝負なのである。
⁂
「ピンチの裏にチャンスあり」で、
いい流れで何とかそれに乗りたい、
と思うも、先頭バッターが
三球三振・・・。
つづく、打者も三振・・・( ;∀;)。
ここまで、
相手投手は8つの三振奪取。
ヒット/エラーは、
金光4-2=2
近江5-1=4
で、敵方優勢。
ファインプレーした
"ぱみゅぱみゅ"君は
さすがに「持ってるノリ」で
シングル・ヒットを放つも
次打者は凡打で続かず。
(嫌な流れだなぁ・・・)
と暗雲が胸中に流れた。
その裏。
先頭バッターの
ボテボテの三塁前ゴロを
サードが待って捕球する間、
打者は必死の全力疾走で
スライディング・セーフ。
(守備が攻めの守りをしていない・・・)
と思わせられる
シーンだった。
ほとんど見ない野球ゲームでも、
同じようなシーンは
何度か見たことがあるが、
「アグレッシヴなディフェンス」とは
自分から転がるボールに
ダッシュで捕りに行き、
しかも素手でとって
1秒でも速く走者を刺す!
という全身全霊での
攻撃性がなければ、
必死と観念して懸命を尽くす走者には、
結果として「勝負」で負けるのである。
この回は残塁となるも、
このプレーの明暗に
「雪辱は果たす」側の
勝負への気迫が見て取れた。
⁂
7回が明暗を決めた
ビッグ・イニングになった。
前試合で
守備のファインプレーを見せた
岡治君が代打で起用され、
監督の読み通りヒットした。
続く内野安打で、
1アウト二、三塁と、
絶好のスクイズ・チャンス。
決まれば、同点に追いつく。
ここが、
この試合のハイライトだった。
今朝の朝刊で知ったが、
相手エースは
秋の大会で6点逆転された
場面を想像し不安が過ぎるも、
冷静になって状況に身を置き、
三塁ランナーが飛び出したのが
視界に入った瞬間に、
低めにボールをリリースしたという。
まさに、エースに相応しい
「心技体」が
「心身凝然たり」とした
見事な技芸者の一瞬である。
プロ野球史上の
最高の名場面と語り継がれている
『1979日本シリーズ江夏の21球』
を目撃した身としては、
それを彷彿させられた。
スクイズは外され、
大きなチャンスは潰え、
その裏、動揺を引きずったのか、
金光のエース古川君が、
送りバントの凡打球を
一塁へ悪送球し、
ノーアウト一、三塁となった。
さすがに、エースの動揺を
見て取った横井監督は、
古川を降板させた。
その機を捉えた敵将は、
二番手投手の「初球」を
果敢にスクイズを仕掛けた。
VTRで見たら、
ワンバウンドのボールだったが、
それをしっかり成功させたのだから、
金光の失敗スクイズとは
真逆の僥倖となった。
『勝利の女神』は
明らかに近江に微笑み、
月桂冠を用意していた。
エースを降ろされ、
4-1、5-1、6-1・・・と、
点差は開き、
雪辱に燃える
10脱三振の近江エースは、
最終イニングを
三者凡退に打ち取った。
*
【勝負は時の運】
とは言うものの、
実力がほぼ互角とすれば、
やはり、「思いの強さ」
「執念」「雪辱」というのは、
赤穂浪士の「討ち入り」のような
「アグレッシヴ・コミットメント」
の方がサイキック・エナジーが
「勝敗」を分ける・・・
と言う事を、またしても、
知らしめさせられた好試合だった。
*
試合後、
元同僚で同期の
サクちゃんが
部長として、
球児たちと一緒に
駆け足するのを見て、
教育者としても
いい経験をしているなぁ・・・と、
羨ましくも思った。
数年前の
金光での宗教研修会で
講師に招聘された時、
晩の飲み会で
親しく旧交を温めた日を
思い返した。
金光球児の
「春」は終わったが、
野はまさに春である。
散歩コースにある
八幡様の梅も開花し、
今朝は、我が家の
サクランボも二、三
開花していた。
"花時"になるのは
嬉しくもあるが、
花粉症がピークで
恨めしくもある(笑)。
ここ数日、
喘鳴や咳もひどく、
喘息用の吸入剤も使っている。
ま、でも…
とりあえず、
生きてるから
ありがたい(笑)。
カミさんが、
学校の春休みをとって、
今朝方、新潟に
遊びに出かけた。
一昨年まで、
三男のナッちゃんが
学部・院と6年もいて、
ちょいちょい行っては、
世話してきたり、
在住のギター部先輩の
ヒロミさんと遊んだりしていた。
今回も泊りがけで
ヒロミさんと遊んでくるようだ(笑)。
なので、
今夜はひとり寂しく
"ほっち飯"である(笑)。
行き付けの
鮨屋か天婦羅屋にでも
行こうかとも思ったが、
まだ第六波が収束しておらず、
外出自粛もしていた方が
賢明のようである。
なので、
"ぼっちフレンチ"でも
やろうかしらん・・・である(笑)。
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