『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

37年目の御巣鷹

2022-08-12 07:30:56 | ノンジャンル

きょうは
日航ジャンボ機墜落事故から
37年目だという。

1985年の帰省中に
中継でその事故を目撃した。

あとで、
教え子の父親が搭乗して
事故に遭遇したことを知り、
彼女のカウンセリングをしたことがある。

その折、沢山の遺族文集を
読ませてもらい、
中でも小1の子の
『かみさまへ』は
涙を誘い、それをもとに
一篇の短編を創作した。

 かみさまへ

 どうしてぼくのおとーちゃん
 しんじゃったんですか
 ぼくにはわかりません
 でも ぼくがしんだら
 わかるよね

大好きだった父親が
突然いなくなってしまい、
その不条理な喪失感を
この子は神様への訴えとして表現した。

その自己納得のかたちが
驚くべきことで、
自分が死んだら
神の秘跡がきっと解るんだ
と確信することによって、
彼は腑に落とすのである。

これは知性を越えた

魂の叡智であり、

このセルフ・ヒーリングは、
不完全で不安定で不条理な
この世界における
「癒しの過程」での
ファンタジーの大切さ、
形而上的「絶対存在」の必要性を
教えてくれている。

吾妻山で
火山性微動と山体膨張が観測され、
その兆候は突然噴火した
御嶽山の現象に酷似している、
というので警戒情報が出ている。

この酷暑の時季、
2035mある山頂は
かっこうの避暑地なのだが、
前回のクローズされたシーズン同様、
この夏もレストハウスは
営業中止だろう。

*

お盆シーズンに入るも
長い夏休みのさなかで、
猛暑を避けるのに
毎日のように寝室で
駄々羅に過ごしている。

昼下がりに
うつらうつらと
酔生夢死のごとく
伏していたら
突然、網戸に大きなバッタが
飛びついた。

彼も37℃もの酷い暑さに
さぞかしやりきれぬだろう・・・
と同情したので、
しばし、軒下の日陰を貸してやった。

*

カミさんが
「骨付きラムが、
バカ高くって驚いた」
と嘆いていた。

たしかに・・・
オーストラリア産のものが
以前の2倍以上もして
とても庶民が
おいそれとは手が出なくなった。

それでも、
たまには宵越しの
半額になったものを求めては
"ぼっちフレンチ"の素材にしている。

フレンチでは
仔羊は「アニョー」と言うが、
ブッフ(牛)、ポール(豚)にはない
高貴な香りと味わいがあって、
外せない好素材なのである。


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