『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

厳寒でのぶり返し

2022-02-22 09:00:00 | 季節
きのうは
出勤時の気温が
-3℃で、
アイドリングして
暖房が20℃になるまで
およそ10分ほどは
膝掛毛布を肩まであげて
寒さをしのぎながら、
熱々スープで防寒対策をした。





マグボトルのスープを
1/3ほどやると
ほどなく体内がホコホコしてきて、
運転席側の車窓が
体温の発散で湯気ッてくる。

それから、
車中に備え付けの
ニット帽をかぶり、
マスクをし、
手袋をして
おもむろに出発である。

そうでないと、
カラダがかじかんで
運転どころではない。

カミさんは、
毎日、出勤20分前には
アイドリングして
暖房を効かせてから
出発しているが、
なんだか、それ式は
メンドッチくて
自分はやらずにいる。






職場につくと、
無人のカウンセリング室なので、
室内は6℃しかなく、
これまた20℃になるまで
ストーヴ二機と
エアコン全開にしても
20分ちかくかかるので、
この間の寒さで
いつも体調を崩してしまう。

きのうも
ぶり返しがきた。

足元には
旧式の電熱器があるが、
これが、膝掛を溶かすほどに
近づけてるので、
二ヶ所も焦げを作ってしまった(笑)。







4階の窓際に
デスクを設置してるので、
眺望は絶景で、
狭い町内が一望できる。

真向いの役場では、
中学同級生の
ゲンノシンと
ミツマサが
町教委の指導主事として
働いている。

二人とも
退職校長で、
義務教育課では
オエライさんなので、
同級生というだけで、
管理職からは
一目置かれている(笑)。









きのうから降り続いて
市内は積雪23㎝だそうな。

久しぶりに
庇(ひさし)に
ツララを見た。

いかにも、
冬景色である。


アキとナッちゃんが、
まだ小学生の頃、
二人でベランダで
長い棒きれで
ツララを落として遊んでいたのを
ふと思い起こした。

たしか、
その画像もあり、
過去ログに載せてある筈である。







カミさん共々、
鈴木るりかチャンのファンなので、
カミさんが買ってきた新刊を
面白く読んだ。

彼女は
小4・5・6と
「12歳の文学賞」を
三連覇して、
中学生デヴューした
天才・文学少女である。

作風は純文学でなく、
大衆小説であるが、
並の大人作家にない
天才的な感性と
ユーモラスな語り口を持つ。

年に一冊の新刊を上梓してるが、
カミさんと"追っかけ"で
読んでいる。

この『落花流水』も
ツカミから見事で、
最後まで息もつかせずに
引っ張ってくれた。

彼女の文学的な素養は
並々ならぬものがあり、
それが惜しげもなく
引用されて舌を巻く。

***

片や、『楽天大将』は
先月から
読み続けている
狐狸庵ものである。

昭和43年の作品だが、
昭和生まれの人間にとっては、
どこか懐かしいテイストが
行間から漂ってきて
懐古趣味に浸ることもできた。

そのタイトルから、
果たしてどんな
破天荒なお気軽主人公が
登場するのかと
想像していたら、
なんと、またしても、
『おバカさん』などと同じく、
遠藤文学を貫く
「キリスト」の別称であった。

純文学ジャンルでは
数え切れぬほどの
国際的な文学賞を受賞してる氏の
大衆娯楽作品にさえも、
例の狐狸庵山人のお道化を装って、
しっかりとその宗教観を縦糸として
読ませる物語を横糸として
編みこんでいる。

なればこそ、
今尚、作品に潜む
「宗教観」をテーマに
卒論や修論のテクストとして選ぶ
文学科や宗教科の
学士や修士がいるのだろう。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« (無題) | トップ | グラボ装着 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

季節」カテゴリの最新記事