『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

庭師、干し葡萄酒を飲む

2018-11-05 07:28:00 | ガーデニング
昨晩は
珍しくカミさんが
「アタマ痛い」
と言って、
早々と8時頃に
休んでしまった。

それでも、
今朝は颯爽と出勤していったが。

自分も、
金曜あたりから
軽い胃炎を伴うダルさがあり、
土日と朝寝、昼寝と
なんぼでも寝れた。

今朝も、
すこーし背中を曲げると
痛みがある。

あの丈夫一式の
カミさんでさえ
プチ風邪気味なのだから、
虚弱ジジイの自分が
具合がワルクて
不思議であろうはずもない。

きのうは
寝ていながらも、
ディルとセルフィーユ(香草)が
フレンチで使い過ぎて
葉っぱがなくなってきたので、
園芸店に買いに行かないと・・・と、
妙に気が焦るので
仕方なくダルさに鞭うって
ヨッコラショと起き上がった。

シンドイ時でも
ゆっくり寝てられないのは
やっぱし何処か
貧乏性なんだろう。

園芸店から
貴重なハーブが
品切れになるのが
イヤなのである。

ディルとセルフィーユは
フレンチに必須のものなので、
いつでもポットから
摘み取れる状態に
しておきたいのだ。




地道なモスハン
(モンハンじゃなく)、
苔貼りで、徐々に
緑の面積が広がってきた。

灯篭や蹲(つくばい)、
庭石の周辺には
京都の茶庭の風情が
出てきた。

これを保つのには
朝晩水遣りをするという管理は
けっこう大変だが、
そこは「美」のメンテと考えて
初雪の積もった美しさなぞを
想像しながら庭師然として
やっている。

そう。
「ガーディナー」
「庭師」
としてのペルソナを生きる
というのも、
晩年のレイヤーとして
相応しいように思えた。

やはり、
人は土から出でて
土に戻るんだ。





三本目のアスパラも
芽生えてきた。

こやつは、先の二本が
幼生のうちに
料理されたのを知ってか、
いずれもの夭折を
根茎の遺伝的情報として
感知した節がある。

いきなり成体のように
枝葉の姿に
逸早く変態しよった。

これならば喰われまい、
というアスパラの
生き残り戦略なのかもしれない。

庭の片隅で、
生物の多様性や
進化的適応性を
観察するようで
面白くもある。

フェンネル、オレガノ、ミントの
若葉も次々と芽生えはじめて
頼もしい生命力である。

この子たちを
フレンチの香り付けや
緑の添え物として使えるのを
無常の喜びとしている。




散歩コースにもなっている
「やまや」(量販酒店)に
立ち寄って、
まだ未テイスティングの
シェリー酒の
「ペドロ・ヒメネス」
という葡萄種のハーフを
買ってきた。

ノン・ヴィンテージの
安価なテーブル・デザート・ワインである。

フラメンコのレッスン中に、
封を切って、
ちょっとだけ味見してみた。

(スペインの酒だから、
ま、いっか・・・という、
いいかげんな理由・・・笑)

トロリとした
粘性のあるテクスチュアで、
驚くほど甘く、
そして濃厚な干し葡萄の香りが
鼻腔から抜けた。

なるほど。
葡萄を干して
醸造するというのは
本当だったのだ。

それにしても
干し葡萄から
どうやって液体が
抽出できるのか
不思議にも思われた。

それほどに
ハンパないほどの
レーズン感なのである。

しかも、
どこか、ダイソーでよく買う
黒蜜のような甘さでもある。

980円のノンヴィンテージで
これだけのコクならば、
1986年物(3960円)は
どんな風に壜熟してるのか
試してみたくなり、
楽天に注文した。

(そういや、フミのバースデイ・ビンテージだ)

9日に届くので、
そのテースティングも
楽しみである。

こんな道楽やってて、
ボンビーを嘆いてりゃ
世話ぁない・・・(笑)。

┐(´Д`|||)┌

。。(〃_ _)σ∥ ハンセー

・・・でも、
人生、一度っきりだい!!

これを破滅型芸人タイプ、
「破天荒人生」というんだろう。

明日、死ぬかもしれないんだぞー(笑)。

3.11で
ワリー学習しちまったのぉ(笑)。

上方落語『地獄八景亡者戯』に
「こんな早う死ぬんなら、
あん時のあれ、
喰うときゃよかった、
と思いましてん・・・」
とある。

3.960円で、
ワーワー大騒ぎ・・・(笑)。

やっぱ、
ビンボー人だのぉ。

(_ _。)・・・シュン…


***

ペドロ・ヒメネス
(Pedro Ximenez)
について調べてみた。

糖分が非常に多く、
主産地はアンダルシア州コルドバや
マラガ地方でDOモンテーリャ・モレスや
DOマラガの甘いデザートワインの原料となる。

DOモンテーリャ・モレスでは
すべてのフィノ、アモンティヤードや
ヴィンテージワインの原料でもある。

元々糖度の高いブドウを、
収穫後に天日干しにし、
さらに凝縮させ、
収穫後、天日干ししたブドウを
水圧プレスで搾汁。

発酵後すぐに酒精強化して
長期間樽熟成する。

注文した
『トロ・アルバラ1986』は、
世界的権威ロバート・パーカーが
【92点】を付け絶賛したという。

そのコメントに拠れば・・・
「オイリーで重厚・深遠な極甘口ワイン。
レーズン、仄かな花の香り。

ミント、オレンジピール、
ハーブの香りを湛えた
香り豊かで華やかなワイン。

味わいは重厚で良質な酸と
スパイシーな味わい、
チョコレートの風味が感じられる
バランスのとれた甘さが心地良い」

某ワイン・ガイドでは
「暗いマホガニー色の色調。
コーヒーの香りを湛えたアロマ。
力強く風味豊かで凝縮感のある
円やかなオイリーで滑らかな口当たり」
と絶賛して「94点」としている。

さてさて、
どんなスンゴイ奴がくるのか
金曜日のご到着が
今から楽しみである。

(^◇^)┛ヨロピコ 凸.:*☆\(^^\) イラッシャーイ!


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 指コロコロ | トップ | シャーロット »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ガーデニング」カテゴリの最新記事