花見日和

明後日から
学校が始まるというのに、
K中から未だに
新年度の出役年次計画の
連絡がない。

新任の教頭先生が
コロナ対策で
手一杯なのかもしれないが、
SCのことも忘れてもらったら
困ってしまう。

月曜に連絡がなかったら、
こっちから連絡せねばである。

仕事の出来る人であれば
いいのだが･･･、
どうも、キャパの点で
心配である。




きのうは
ソーちゃんの
新年度の初手合いがあった。

竜王戦3組の
準決勝である。

これまで、
6組から始まって
5組、4組とトーナメントを
すべて優勝して昇級してきた。

今季の3組を優勝すれば、
4季連続で、これまた「棋界初」の
快挙となる。

きのうは
千田ッチ（七段）が、
序盤で大ポカをやらかして、
ほぼ午前中で勝負がついてしまった。

ふつうなら
10時間戦なので、
夜の9時前後に決着がつくが、
夕休前の75手で投了した。

決勝は、なんと、
師匠と当たることになった。

二度目の師弟対局に
今から、注目が集まっている。




きのうは絶好のお天気で、
隣家の桜も
青空をバックに映えていた。

信夫山の花見茶屋は
今年は出店されないようで、
また、花見の宴も
自粛するようにと
看板が出ているという。

寝室は陽だまりの
温室効果で暖まって
25℃の夏日となった。

セミ・リタイアメントになってから、
何かと家で過ごす日が増えたので、
「ホーム・バカンス」
と称して、
“おうち遊び”のリストを
ベッドサイドに貼ってある。

それに従うわけでもないが、
昨日は録画してあった
『テンタクルス』と『ツーリスト』を観た。

片や、70年代のモンスター蛸の
しょーもない映画で、
見てて馬鹿らしくなった（笑）。

ジョニデ、アンジーのは
二度目だったが、
深みがなくツマランかった（笑）。

なので、どっちも
早送りにして眺めた感じである。

ゆんべは
『想い出のマーニー』を
再度、チラ見しながら、
COVID-19に関する
識者の論文に目を通した。

⁂

今日は、
久しぶりに
三ツ星フレンチの
『ふくの季』に
ひとりデジュネ(ランチ)に赴き、
シェフやマダムとも
歓談してこようと思う。

すでに、
コスチュームは
決めてあるが、
それに、先日頂いた
「花粉症」バッチを付けて
笑ってもらおうかと思ってる。

こういう閉塞感のあるような時は、
“ひとり仮装行列”のパフォーマンスは
気晴らしにいいもんね･･･（笑）。

ー(｡・‿・｡)ﾉ　ﾍﾍ…




うちにばっかいるので、
免疫力が落ちてきたのか、
奥歯周辺の歯周病が悪化して
腫れてズキズキ痛むので、
カミさんが扁桃炎で残してた
抗生物質と消炎剤で対応している。

東京ほどではないが、
東北の患者数のグラフも
増加の一途で、
未だ、ピークなのかすら
定かではない。

カーヴィング・シェイプを見るに、
y＝xではなく、Y＝x²のような
増加率である。

専門家の接触感染率の試算では、
「外出自粛」では2割減、
「規制」によって8割減、
だというので、ならば、
すぐにでも実行すべきだろう。

おカミは、常に、
経済効果とのバランスを
念頭にしているようだが、
【命あっての物種】である。

まだ、ギリギリ、
崖っぷち、水際のような
状況で踏みとどまっているのなら、
ここで先日の全校休校のような
「戒厳令」「外出禁止令」並の
父性的なトップダウンが
あってもいいと思う。

政府はまだ
地方行政の自治性を
重んずるという態度で、
判断を各首長に委ねている。

3.11の放射能汚染の時は、
命に係わることなので
「屋内退避」命令に近いものであった。

⁂

今回のパンデミックでは、
中国のウイルス兵器では…という
眉唾物の「陰謀説」も
流布しているが、
釈尊の「毒矢の喩え」に倣えば、
今は誰が矢を撃ったかを
詮索すべき時ではなく、
一刻も早くそれを抜いて
治療を施すのが先決なのである。

そのプライオリティ(優先順位)は
間違ってはならない。

とは言え、各国とも
WWⅡ来の国難的状況下にあって、
不安と忍耐を強いられている。

でも、
同時に“二つ悪いことはない”
という経験則に照らせば、
もひとつある
ポスト・パンデミックの
ポジティヴな将来像や可能性への
視点も失くさないようにしておきたい。

起こり得る
最悪のシナリオは
幾様もある。

世界的恐慌が巻き起こる。
監視社会が到来して民主主義が崩壊する。
別の自然災害が複合的に起こる。
この機に乗じたテロ・紛争が起こる。

大切なのは、
このような渦中にあっても
希望を失わないことなので、
望むべき未来を
アクティヴ・イマジネーションすることである。

未知のウイルスを
人類共通のエイリアンとして
世界「協調」し、
弱者への「配慮」をし、
関係者を労い、
持てる者は持たざる者へ支援する、
という人間的、英雄的な行為を
為すチャンスでもあり、
試されてもいるように思う。