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『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

春雨

2022-03-15 05:43:00 | 仕事
船底を
 ガリガリかじる
  春のサメ

・・・落語の『雑俳』で、
おっちょこちょいの八つぁんが
「春雨」を「春の鮫」と
勘違いして読んだ秀句である。

他にも・・・

 クチナシや
  鼻から下は
   すぐにアゴ

・・・という傑作もある。

今朝は春雨の
屋根を打つ音で
目が覚めた。

そして、
朝まだき
街灯の照らす暗い道を
傘さしてゴミ捨てに出た。






きのうで、無事、
K中の今年度の勤務も
終了した。

校長不在だったので、
教頭先生に
「一年、無事、大過なく終えました」
と報告して
退勤した。

警察沙汰のインシデントは
あったが、それも
大過なく治まってくれた。

前年度も、
自殺未遂が未然に防げ、
これも大過なく無事だった。

時に、子どもたちの命に関る
大変な緊張を強いられるので、
そのストレスは大きく、
ケース分析や自己分析の
十分な訓練を積んでないと、
セラピスト自身がやられてしまう、
危うい仕事でもある。








公立学校勤務なので、
特定宗教の提示はできないが、
般若心経やら
地蔵菩薩像などの
「宗教性」であれば
許容範囲内だと思っている。

もっとも、
それらも半ば
自分のお守りでもあり、
半ば、子どもたちを
守護する「理法のイメージ」と
考えている。








般若心経は
一度も唱えたことはないが、
それでも、
書聖・王羲之(おうぎし)の
神域に達した筆致を
臨書して、それに宿る
「言霊」のようなものは
感じている。







『リュート・マラソン』を
やり始めてから
早ひと月ほど経つが、
これまでの50年でやってきた
ギター曲やリュート音楽は
100や200を下らないので、
気力さえ続けば、365日の
フルマラソンを完遂することも
あり得る。

でも、いちばん大事なことは、
古楽器を通して、
音楽を再発見する、
演奏の楽しみを味わう、
という事に尽きる。

ギターでは
敬遠してやらなかった曲も
ずいぶんあるが、
リュートで表現できないか、
という新たな課題と取り組みが、
手垢のついた曲や
飽き飽きした曲にも
新鮮な気持ちで
当たれているのはいい事である。

きのうも
仕事の休み時間に、
バッハのリュート用オリジナル
と言われている
『プレリュード』BWV999の
アナリーゼを初めてやった。

ギターでは
弾く気も起こらなかったが、
リュートでこそやらねば・・・
という気になって、
一つの佳曲と向かいあって
それを読み、弾き、聴き、して
その滋味なる味わいを
楽しむことが出来た。

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