十年ぶりに
剪定をしたら、
丸坊主のような
庭に様変わりした。
植木屋さんも
驚いていたが
藪のなかには
久々にご対面の
三匹の信楽狸が潜んでいた。
灯篭のたぐいも
それぞれ姿を現し
侘びた風情の
スカスカ庭になった。
これで、
あと十年は伸びっぱなしでも
大丈夫だろう(笑)。

伐採前に
一輪だけ
狂い咲きしていた
ボケが鮮やかだった。

豚ヒレの塊りが
安かったので、
「ロティ・ド・ポール」
(ロースト・ポーク)
にしてみた。
もう何十回となく
調理しているので
火入れのタイミングも体得して、
フレンチのシェフに教わった
ルポゼ(休ませ)も取り入れ、
中心がしっかりロゼ色の
「ヴィアン・ロゼ」状態に
焼けるようになった。
毎回、カットする直前に、
包丁をよく砥いで、
メダル状の「メダイヨン」という
形に仕上げる。

ソースは
天板に洩れ出た肉汁を
赤ワインとトマトピューレで伸ばし、
冷えたバターでトロミをつける
「ブールモンテ」という
フレンチ技で仕上げる。
ソースに使った
ボルドー・ルージュ
(赤ワイン)と
バケットでやってみたが、
なかなかの出来だった。
二人分の材料費で
ワンコインだから
“おうちフレンチ”は
学食並みにお徳である。
剪定をしたら、
丸坊主のような
庭に様変わりした。
植木屋さんも
驚いていたが
藪のなかには
久々にご対面の
三匹の信楽狸が潜んでいた。
灯篭のたぐいも
それぞれ姿を現し
侘びた風情の
スカスカ庭になった。
これで、
あと十年は伸びっぱなしでも
大丈夫だろう(笑)。

伐採前に
一輪だけ
狂い咲きしていた
ボケが鮮やかだった。

豚ヒレの塊りが
安かったので、
「ロティ・ド・ポール」
(ロースト・ポーク)
にしてみた。
もう何十回となく
調理しているので
火入れのタイミングも体得して、
フレンチのシェフに教わった
ルポゼ(休ませ)も取り入れ、
中心がしっかりロゼ色の
「ヴィアン・ロゼ」状態に
焼けるようになった。
毎回、カットする直前に、
包丁をよく砥いで、
メダル状の「メダイヨン」という
形に仕上げる。

ソースは
天板に洩れ出た肉汁を
赤ワインとトマトピューレで伸ばし、
冷えたバターでトロミをつける
「ブールモンテ」という
フレンチ技で仕上げる。
ソースに使った
ボルドー・ルージュ
(赤ワイン)と
バケットでやってみたが、
なかなかの出来だった。
二人分の材料費で
ワンコインだから
“おうちフレンチ”は
学食並みにお徳である。