『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

冬のコンサート

2018-12-16 08:46:00 | 風景
きのうは
福島市内だけに
積雪があったようで、
6cmと今朝の朝刊にあった。

それぐらいなら
小雪のぶるいだが、
散歩道のネギ畑は
一面の真っ白で、
湿り気のある重い雪に
負けなかった株だけが
所々に顔をあげていた。





道端にある
氏神様境内の阿修羅石像も
ほんのり雪を被り
「雪の石仏」として
絵になっていた。






4時からは
医大オケ定演に赴いたが、
開演5分前に到着したので
駐車場が満杯で、
かろうじて隣の日赤の所が
一台分だけ空いていて
ラッキーだった。

前半は前から
3列目に座ったが、
振り返ってみると
六部くらいの入りで
コンプレ(満席)が1000だから
600名ほどの入場で
羨ましく思った。

来年のファイナルで
6回目になる
『復興支援リサイタル』も
初回の200名からスタートして
尻上がりに動員数が増えてほしいと
希望的観測(wishful thinking)を
抱いていたが、現実は甘くなく、
毎年横ばいで今年はかなり減っていた。

“楽壇ひとり”で
何から何までやっているので、
広報活動にも限界があり、
自分にできる手いっぱいの処で
よしとしている。

5年間の活動で
固定客が100名ほど
いらして下さるだけでも
御の字なのである。

偶発的に
「ラジオ福島」や
「民報新聞」「シティ情報」が
とりあげて下さって、
アンケートにそのソースでという方々が
10人くらいは増減がある。

“楽壇ひとり”でも
最大200名ほど動員できるのに、
ここ数年の福大ギター部定演は
観客数30名ほどという体たらくで、
創部40年のOB会長として
鼓舞しているのだが、
“笛吹けど・・・踊らず”で
心寂しい思いをしている。

年々、学生の熱量が
少なくなっているのを痛感するが、
今年度はついに春・夏の合宿なし、
定演前の指導なし、
とトレーナーとしての
オファーがなかった。

ギター部そのものが、
もう「絶滅危惧種」状態なのだろう。
どんなものでも、
その存在が消滅する時が来る。

医大オケの
しっかりしたマネジメントを見て
溜息が出るばかりだった。



コンサート・プログラムの
『こうもり序曲』は、
かつてギター編曲を試みたほど
オキニの曲だが、
永らく『2002ニューイヤー』の
マエストロ小澤の演奏を最上として
耳タコになるほど聴いてきたので、
どうしても、あのキリリと引き締まった
名演と比べてしまって
ユルユル感があった。

ウィーンフィルと
学生オケを比較しては
気の毒だが・・・(笑)。

マエストロは、
ウィンナ・ワルツ独特の微妙な拍節を、
カラダを瞬間停止させることによって
瞬時のゲネラルパウゼ(全楽器の休止)で
表現している。

その様がDVD映像でよくわかり、
得もいえぬ間合いが
ウィーン風を醸しだす。

それは、師匠のカラヤン譲りで
比較してみると
驚くほどそっくりだが、
小澤の方がいくらか
デフォルメしている。

『くるみ割り人形』は、
小澤の『ヴァルトビューネ1993』のDVDで
やはり飽くほどに聴き、
バレエのDVDも観て、
ギターソロや
アンサンブルでもやったので、
楽譜的に理解している。

8つの小曲とも
それぞれに愛らしく、
なかなかに
ダンサブルな演奏だった。

『カリンニコフの1番』は
ナクソス版で全世界的に
有名になったが、
ご多分にもれず自分もそれで
オキニになった名曲である。

チャイコよりも
よりキャッチーな旋律が散りばめられ、
オケの鳴らし方も巧い。

以前、福高オケや
フミのいたジュニオケでも聴いたが、
やはりライヴでの
トゥッティ(tutti/全奏者の総奏)は
CDとは違って音圧がすごく
うなるような迫力が楽しめた。

ただ、
ホルンのソロパート音が
芯が弱く心許なく、
ホルンパート全体も
音程がやや不安定で
音色が濁って聴こえたのが
いささか残念だった。

合奏コンクールなどでも
チューバやホルンの音程が
狂って聴こえることが多いのは
正確なピッチを保つのが
難しい楽器なのだろうか。

元同僚で亡くなった
ホルニストのカズちゃんが
生きていたら
訊いてみたかった。






コンサート後、
カミさんと夜の街出をし、
あちこちのイルミを楽しみながら
居酒屋で夕飯にした。

駅前の中合2番館の壁面に
プロジェクション・マッピングされていて、
モモリンが映し出されていた。




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44歳の頃

2018-12-15 08:20:00 | 季節
昨晩から
湿りっけのある雪が
降り続き、
今朝もホワイト・ガーデンになった。

雪見灯篭に
夜に蝋燭を灯したら、
さぞかし風流になるだろう。

それを茶室から
喫茶しながら眺めたら
「雪見茶」になる。





土日に
苔庭に生えた雑草を
抜く心積もりだったが、
これでは雪解けまで
待つよりない。





園芸店で
もう赤味がかってきた
セルフィーユとディルのポットを
買ってきた。

このふたつは
週末やオフ日にこさえる
“家庭おフレンチ”の
必須の添え物なので
今季はいずれも4鉢目になる。

スーパーの
ハーブ・コーナーのものは
カットした袋詰めで
日にちが持たないが、
土植えものだと
同じような値段でも
数週間は収穫ができる。

庭のハーブ園からも
ローズマリーとセージ、
ミント、オレガノを
いつでも採取できるので、
室内栽培と合わせると
常時、6種類は使うことができていい。





部屋の片付けをしていたら
17年前の
専門学校勤務時代の
学校紹介パンフがでてきて、
44歳の自分と邂逅した。

銀の腕時計が
いかにも昭和生まれの
平成中期っぽい(笑)。

堅苦しい中高の
プロフィール写真とちがって
リラックスして
ニヤけているのは珍しい。

次男のアキに
どこか面差しが
似ているような気もし、
目元はジャッキー・チェンの
ようにも見える(笑)。


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残雪に秋桜

2018-12-14 04:38:00 | 映画
まだ腰のアテローマ(粉瘤)が
炎症肥大していて
イタタの不便生活が続いている。

ことに
長距離通勤では
直接運転席のシートに
患部を着けられないので、
あいだにクッションを
挟んでいる。

抗生剤を呑んで
二日目なので
まだその効力が
発揮されていないようだ。





きのうは
夕飯当番だったので
買出し散歩に出かけたら、
前日の残雪の処に
名残りのコスモスが
小さな花を咲かせていた。

まさに
過ぎ去った秋の
名残りの姿である。



手製の葡萄ラペル・ピンを
ピークト・ラペルの
黒礼服につけてみたら、
案の定ソムリエっぽくなった。

今度は
通勤用ジャケットにも
つけてみようと思う。





最近、
70℃で4時間の
コンフィ(油煮)を
素材を換えて
何度か試作している。

肉類がシットリ柔らかに
仕上がる調理法で、
流行りの低温調理法でもある。

仕上げに
油をふき取って
グリルパンで焼目をつけると、
外はカリリ、中はフワリという
理想的なテクスチュア(食感)になる。

安価な牛ブロックを
何個かラムカンで
火入れしてみた。

これは
なかなかに
使えるクイジーヌ・テクである。



BSの『マーサの料理教室』で
段差が付いたスパチュールを
使いやすそうに用いているので、
同型のものをアマゾンに発注した。

大型のものは
魚をグリルパンから
取り出すのに
よく用いている。





録り溜めた映画が
どんどん増えていき、
ハードディスクの残量が
少なくなってくるので、
暇があれば
観ては消去をしている。

数年前までは、
年間100本以上観ていたが、
近ごろではその半分ほどになった。

『プレデター2』は
初めて観た。

『1』は87年の
シュワちゃん主演のもので、
これもテレビ放映で観た。

「醜い野郎だ!」
というセリフは、
『2』でも
同じシチュエーションで
主人公が吐いた。

この手のものは、
大筋の処では
予定調和的に終わるので、
ディテールをどう楽しむか
に尽きる。

ただ、
大っ嫌いなゾンビ物よりは
ずっとマシだなぁ・・・と、
感じた。



WWⅡ物オタクなので、
ほぼ全作観ているが、
この『ロンメル軍団を叩け』は
二度目の視聴だったが、
やっぱり面白くなかった。

リチャード・バートン主演で
けっしてチープではないのだが、
大味でマニアの心をくすぐらない。

やっぱし
戦闘機・戦車オタクには、
『空軍大戦略』や
『地上最大の作戦』などの
実機・実車の迫力にこそ
心が揺さぶられる。







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ソータ最速100勝

2018-12-13 09:06:00 | 趣味
昨晩のNHKニュースで
ソータが100勝達成した
速報とインタヴューが報じられ、
今朝の朝刊にも
載っていた。

棋界史上
最速の100勝達成に対して
羽生永世七冠は
「空前絶後の大記録」
と絶賛した。

その七冠も
現在の龍王戦を防衛すると
タイトル獲得数100の
「空前絶後の大記録」
となり、
今度は逆に
タイトル0のソータが
絶賛することになるだろう。





なんにせよ、
彗星のごとく現れた
「四百年にひとりの天才」少年に
今年はずいぶんと
楽しませてもらった。

まさしく、
“国民の孫”であり
我が家の“名誉孫”である。

ソータが
初タイトルを獲得する
歴史的シーンを
是が非でも
この眼で見てみたい。

そのためなら、
長生きの努力もしよう。





カミさんが
サンルームで丹精している
シャコバサボテンが
二三輪咲き始め、
その白鷺のような優雅な姿に
目が魅かれる。

フミが
ドイツ旅行の土産に
買ってきてくれた
インク壺の銀装飾が剥がれたので、
ピンを接着して
スーツのラペルピンに仕立ててみた。

ブドウ模様なので
黒のスーツに付けたら
ソムリエみたいに
なるかもしれない(笑)。






静岡で幼稚園に勤めてる
従妹がちょいちょい
おもしろ可愛い園児たちの
光景を送ってくれて
目を細めて見入っている。

園児たちが
妙なかっこで固まってるので
「何してるの?」
と尋ねたら
「修行・・・」
だそうだ(笑)。

結跏趺坐(けっかふざ)して
手で印を結び
瞑目している子の
決まってること(笑)。

何処でどーやって
こーいうのんを
覚えるんだか・・・。

園児は
まっことオモロイのう。

(´┏・┓`) フォッフォッ

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オデキ? 粉瘤?

2018-12-12 07:25:00 | 季節
明け方に
湿った重い雪が降り、
「不燃ごみ」の大袋を
両手にさげて
ビッチョ、ビッチョと
ズックを濡らしながら
出してきた。

この冬、
二度目の降雪だが、
ゴミ捨ての帰り道、
落語『雑俳』に出てくる
「初雪の句」を
思い浮かべていた。

 初雪や
  二の字二の字の
   下駄の跡

 初雪や
  いちばん目立つ
   インド人

 初雪や
  これが塩なら
   金もうけ

 猿去って
  一枝青し
    峰の松





去年から、
週五日の五校勤務から
週三日の二校勤務に
配置替えになって、
女性県教委から
「先生はベテランですから・・・」
とやんわり言われ
第一線から外されたのを
グヤジイ思いをしていた。

還暦過ぎたのだから
もっともなことなのだが、
仕事半減した当初は
社会からの見捨てられ不安に面食らい
収入も減って恨めしかった。

でも、今では
週の真ん中にある
(水・木)のオフが
ホッと息抜きになって
養生にも骨休めにもなって
ありがたいような
うれしい気がしてきた。

ウィークデイのオフは、
土日の休みとは違った
“儲けた感”がないでもない。

フルタイムのカミさんは、
気の毒に、
(水・木)も6時45分に
出勤していく。

その頃、
自分はまだ、
暖かい電気毛布にくるまって
ほんわかフトンの中で
惰眠を貪っている。

これは
“得した感”がある(笑)。

バシッ! (хдх;) ☆ヾ(ー_ーメ)モット ハタラケー!    

仕事が減って、
休みが増えたおかげで
国試勉強も十分にできたと言える。

収入が減った分、
年金の支払いが終わり
老母の介護給付助成が入ってきた。

そして、
自宅のクライエントと
ギターレッスンにも
ご新規さんが来られたので、
神様はよくして下さるものである。

まさしく、
神慮は深遠にして
人の思いぞ及ばざる、
である。

久しく、
講演オファーもないなぁ・・・と、
思っていたら、
きのうはボランティア・ミニコンをやった
幼稚園から来年の講演仕事を頂いた。

ありがたいことである。





録画していた
『鎌倉ものがたり』を観た。

『オールウェイズ』の監督なので
魔物や異界のSFX描写はお手の物で、
それと独特のやや臭いドラマが
織り交ざって、いかにも、
原作のファンタジー漫画の世界を
描いていた。

原作コミックは
第一巻から愛読しており、
西岸良平の全作品も
大好きで読んできた。





腰にできた粉瘤(ふんりゅう)が
肥大してきて痛み出し、
鏡でも見にくい箇所なので
カミさんに接写してもらった。

そしたら、
見事に表面が膿んでいて
ニキビのようなポッチができていたが、
さすがに直径5cmほどあるので、
小さなニキビのように
自分で排膿するのは憚られ
近所の皮膚科で切開してもらい
抗生物質をもらってきた。

この箇所は
数年前にも化膿し、
形成外科の手術で
袋を取り出したのに
また出来るとは、
トホホ・・・である。

今年は、
背中にも粉瘤ができて、
皮膚科で切開し、
袋の摘出をしてもらった。

下顎の摘出手術から
4ケ目である。

初老期になって
体質が変化したのか、
やたらと出来やすい体質になって
難儀なことである。

もっとも、
良性腫瘍なので、
スピリチュアル的に解釈すれば、
悪性腫瘍を良性に
“奉り替え”頂いていると
思い替えすれば、
有り難いことなのかもしれないが・・・。

メタボのせいだとしたら、
やはり本気でダイエットに
取り組まねばである。

腰も背中も
運転するにも、寝返りにも、
いちいち触れるたび
「イタタ・・・」
となる。

(/゚ロ゚)/ イッテ~!!!





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