『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

名曲発見

2019-09-25 06:43:00 | 音楽
シューマンの
『見知らぬ国より』を
楽しく練習しながらも
暗譜しようと必死である。

明日はY中の体育館で
グランド・ピアノが弾けるので、
それまで、なんとか暗譜しておきたいと
躍起になっている。

ツタヤの音楽書コーナーで、
池辺晋一郎の『シューマンの音符たち』
という解説本を立ち読みしてきた。

その中で、この小曲を例に
音楽としての「面白さ/新しさ」、
そして、シューマンの偉大さを
讃えていた。

ロマン派の雄シューマンの
実験的で創意と遊び心が
こんな小曲からも伺えるというのが、
アナリーゼしていて興味深かった。

諸井 誠も解説書で、
革新性ということで
シューマンの天才性にふれていた。




郡山図書館で借りてきて
コピーしたアシュケナージの
『ピアノ曲全集』を聴いていたら、
さほどに有名でもない
『雑記帳(Bunte Blätter)』Op.99の
No.14《 Geschwindmarsch 速い行進曲 》
という曲に耳が奪われ、
何度もリピートして聴いてしまった。

とても不思議な魅力のある曲で、
さっそくユーチューブでも
10人ほどの別バージョンで聴いてみたが、
アシュケナージとそれに似た
リヒテルのものが一番よかった。

どんな楽譜なのか見たくなって、
アマゾンで検索したら
幸いにも中古の輸入譜が
1/4ほどの廉価であったので、
さっそく注文した。

コンサートでの実演映像も見てみたが
さほど難曲でもなさそうなので、
手に負えるようなら
自分でも弾いて
実音で再現してみたい。

何度も聴いたので、
すっかり主旋律と曲の構造を
覚えてしまった。

楽譜の到着が
待ち遠しい。





【天高く馬肥ゆる秋】
とはよく言ったもので、
清々しい青空に清涼な空気を吸ってたら、
なんだか急に、
爽やかなナチュラル・チーズが味わいたくなり、
エスパルの輸入食品店「ジュピター」に赴いた。

在京中は、
神戸の三ツ星フレンチ
《アランシャベル》を
たびたび訪れたが、
デセール前になると
「シャリオ(戦車)」と呼ばれるワゴンに
幾種類ものフロマージュ(チーズ)が乗せられて
好きなだけ味わうことができた。

もう35年も前のことだが、
その時、はじめて、
「雪印のプロセスチーズ」(工場製品)とは
まったく別次元のチーズが
この世にあるということを
認識させられた。

フランスでは、
酪農家が作るチーズは
「フェルミエ(農家製)」とされ、
ワインと同じく原産地呼称統制法(AOC)で
厳格に格付けされている。

農業国でもあるフランスにとっては、
「食文化」を保護するという
ポリティカルなフィロソフィーが
あるのである。

京阪神には
チーズ専門店があったので、
一時はマイブームになって
冷蔵庫にずいぶんと買い集めて
テイスティングしたものである。

チーズもワイン同様に、
スノビズム(見栄っ張り/知ったかぶり)
の俗物根性を刺激するものだから、
「知識のカルマ」があるので(笑)、
知ったことは誰かに話したくなって、
迷惑がられる(笑)。

「凝り性」はハマると、
とことんやらないと
気がすまないのである(笑)。

分厚い『チーズ事典』なるものも
当時は、毎晩読んでいた(笑)。

ブリーフ・セラピーの行動変容の指標に
「初めて/珍しく/久しぶり」
というキーワードがあるが、
きのうは「久しぶり」に
【昔取った杵柄】で
フロマージュ・フェルミエの
ひと時を楽しめた。

2016金賞ボルドー・ルージュに
バケット、ポワール(洋梨)、
コンフィチュールとミエル(蜂蜜)と
ひとセットを揃えて
テイスティングしてみた。

シェーヴル(羊乳)は
フランスのクリーム・タイプと
イタリアのハード・タイプ。

アオカビ・タイプは
デンマーク製である。

次は、2年物、3年物
といった熟成の違いを
楽しみたいと思っている。

ホーム暮らしの老母の
キッチンにある冷蔵庫が
空っぽのまま空いてるので、
チーズ専用庫にしようかしらん
とも考えた。

なんだか、
またビョーキが再発しそうだ(笑)。





近所のファミマが
更地になってガッカリしてたら、
新しい建物になって再建されたので
ホッとした。

散歩圏内には
ハシドラもオープンする。

かつては
田んぼと畑しかなかった
ミナフク(南福島)エリアも
たいした“エル・ドラド”に
なったもんである。


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新旧作

2019-09-23 07:30:00 | 映画
毎月、第四(水)の夜に
【宗教臨床研究会】を
我が家のカウンセリング室を
「国際魂理学研究所」セミナー室として
催している。

明後日も
Tちゃん先生が来られるので、
S先生にリーディングして頂いた
内容などを話題にしながら、
楽しく宗教哲学・魂理学の
探求をしたいと考えている。





金光大阪を退職する時に、
教員を辞める卒論のつもりで、
ユング心理学を援用した
『金光教祖の円相図』というのを
15万かけて自費出版した。

その折に、約二年間、
教祖の事跡を研究する為、
『教典』はじめ
教学研究所の論文なぞに
ずいぶん深くコミットした。

なので、
今でも教祖語録なぞを
ぶ厚い教典から
正確に引用する時には、
キーワード検索書によって
すぐさま目的の文を
見つける事ができる。

教典には
どの頁にも当時の書き込みが
びっしりなされており、
30代後半の求道的情熱の事跡が
残っている。



きのうは昼から
音楽堂で成蹊高の
ギター部定演があったので、
35年ぶりくらいに
出かけてみた。

かの部の歴史は古く、
自作の『アウシュヴィッツ』という
無調の現代曲風ギター合奏曲を
定演で取り上げてくれたので、
その指揮に出かけたことがあった。

当時、部員には
従妹ミキティの親友で
可愛かったアッちゃんという子がいた。

当時も50名近い大所帯で、
高校生の部活だもんだから、
みんな真面目に練習して、
見事に演奏してくれたのが
嬉しかった。

今も、新堀系の合奏コンクールの
全国大会に毎年出ているそうで、
ギタロンやらチェンバロギターなぞ
合奏用ギターも揃えて
マンドリン・コンソートのような
風合いを出していた。

指揮に立ったのが、
なんと、元・ギター合奏団仲間の
H先生だったのは驚いた。

70名もの部員を統率して
リストの『ハンガリー狂詩曲第2番』を
見事に息を合わせて
聴かせてくれた。

さすがに、
全国大会の自由曲に演奏するだけあって、
ピシリとしまって完成していた。

いつぞやの
橘高オケの酷かった
『ブラ4』とは大違いだった。

***

Eテレで偶然、
『2015全国高校演劇大会 最優秀賞』の
アンコール再放送というのを目にし、
チラ見のつもりが、
作品の力に魅かれて
最後まで見せられてしまった。

ふだん演劇には
ほとんど感心を持たないが、
すぐれた舞台芸術というのにも
力があるものだと
再認識した。

全国大会は、
「演劇の甲子園」とも言われるそうで、
2015年に、二千数校の頂点に立った
大分豊府高校は「偏差値62」の
進学校だというので、
さもありなんと首肯できた。

**

毎朝、朝刊の
洒落コラム『USO放送』に
目を通しているが、
70才以上人口が
<2.700万人超え>には驚いた。

ほんとに
4人に一人が高齢者の時代に
なったのである。

自分も無事に
長生きできりゃ、
もうすぐ、
その仲間入りである(笑)。

こりゃ、セミナーでも
「老いと死」について
真剣に考えなアカン時が来たなぁ・・・と、
考えさせられた。

昔、京都で
教育分析を受けていた先生が
河合先生のお知り合いだったので、
先生を通じて河合先生に
教育分析の依頼を打診して頂いたが、
「今、自分の死と向き合うのが、
最大の課題なので、
新規にお受けすることは出来ない」
というお断りだった。

その時、
河合先生は64歳くらいだったので、
その15年後に
79歳で亡くなられた。

現役・文化庁長官の
激務中の脳溢血だった。

文化庁の高松塚古墳の
「隠蔽事件」の心労が
間接的な病因だと言われていた。





録りためてた映画を
3本観た。

WWⅡ物の
『パシフィック・ウォー』は、
のっけからCGシーンで
ゲーム画像を見せられてるようで
ゲンナリした。

魚雷で沈没するシーンは
『タイタニック』のパクリで、
漂流でサメに喰われる長いシーンも
B級サメ物のパクリっぽくて退屈した。

最後は、
取ってつけたような法廷物になり、
名作『眼下の敵』の名シーンでもある
敵将どうしの対面での敬礼も
オマージュとも言えない
悪しきエピゴーネン(亜流)に堕していた。

まるで、
手塚治虫のマンガに出てくる
「ヒョウタンツギ」みたいな(笑)、
ひどいもんでした。

ʅ(-"-;)ʃ 

むしろ、
堂々と『007』を茶化した
ローワン・アトキンソンのコメディ
『ジョニー・イングリッシュ』の方が、
Mr. ビーンのスタッフで創り上げただけあって、
馬鹿バカしくて素直に笑えた。

1964年のヒッチコック作品
『マーニー』は
若々しいショーン・コネリーの
魅力だけが光っていた。

ヒロインはその後、
大したメジャーにもなっておらず、
物語は、当時、アメリカで全盛だった
フロイト流精神分析が
謎解きに用いられていた。

絵的、画像的には、
この時代のフィルム撮りの
古色蒼然とした色合いは
ノスタルジックで好きである。



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余生の使命

2019-09-22 07:47:00 | 風景
ユーチューブで
定期的にいろいろなキーワードを
検索しているが、
久しぶりに「河合隼雄」でやってみたら、
まだ未視聴の『源氏物語』の講義が
アップされていたので、
さっそくデジタル・レコーダーに録音して
CD化した。

既読の
『紫マンダラ/源氏物語の構図』の
内容だったが、先生自らが
90分間の講義をされているのは
貴重だった。

ついでに、
喬太郎と円遊の
未聴の落語もCD化した。



【 国際魂理学研究所 】こと、
我が家のカウンセリング室で
長年、夢分析、教育分析をされて、
《魂理学師》のディプロマを得て、
教育カウンセラー協会の資格も取られた
S先生が、スピリチュアル・リーディングの
研鑽もされて、モニターをFBで募集されていたので
応募して「我が魂」を透視して頂いた(笑)。

プロのスピリチュアリストならば
数万円もとられる処を
タダで視て頂いたのは
ラッキーだった(笑)。

金光大阪の教員時代にも、
霊視能力があった教え子のT子ちゃんにも
視てもらったことがあったが、
「先生には知識のカルマがあります。
人の悩みの相談とかが天職です」
と、なかなか的を得ていて、
その後の人生の指針としても
役立ったので、今回も不安と期待で
結果が楽しみだった。

S先生から、
公開OKというご了承を得たので、
「我が魂」の来歴・今生の使命・
守護的存在からのメッセージを
転載させて頂いた。

(一部「」強調やら改行、
句読点を改変して編集)

***

佐々木 修さんの魂は、
<太陽を由来>としています。

紀元前6.000年頃に、
地球に来ました。

太陽系の中心である太陽から、
そのメンバーである地球が脱落していくこと
(当時、これから起きる「暗い時代」に
地球が自信を無くしていたようです)
を防ぐため、窮地を救うために、
やって来ています。

《太陽由来の魂》であることから、
リーダー的要素が強く、
また、医師としての要素も備えています。

特に、
「存在」に対する
〈修繕・修復・浄化の能力〉
に長けている魂です。

修繕・修復・浄化の必要性がある場所へなら、
どこへでも単身で赴きます。

【非常に勇敢で、孤高の戦士】のような
気高さを持っています。
その姿には、他の魂も憧れを持つほどです。

どんな小さな事にも喜びを見い出せる、
たいへん純度の高い魂です。

地球においては、多くの国で、
その地に根差して生きており、
特にアジアを好んでいるようです。

今回の人生で、
日本のフクシマを選んだことも
修繕・修復・浄化が
〈必要な場所〉であることを
知った上でのことなのです。

魂の使命感に基づき、
立派に、その設計図どおりの
道を生きています。

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首だしワンコ

2019-09-21 07:24:00 | 風景
今月二度目の
「三連休」である。

月曜の勤務日がつぶれたので、
今月二度目の
「六連休」である(笑)。

台風がまた接近しており、
前回、屋根が破損したり
停電がまだ復旧しない千葉の一部は
ご難続きで、まことにお気の毒である。

台風一過後には
またフェーン現象で
30℃近くまで暑くなるという。

三寒一温が
今しばらく続きそうで、
自律神経が失調しないように
早寝、養生、軽運動に
努めている。





きのうは
通勤路の信号待ちで、
前のジイ様の後部座席から
ワンコが頭を出して
所在なさげにしてる様が
可愛くて「いとおかし」であった。

ことに
丸っこい後頭部に
耳がピンと立ってるのが
愛嬌があって面白かった。

犬と同じく
信号待ちの所在無いちょんの間を
自分の方だけ気を紛らわせてもらって
ワンコには申し訳なかった(笑)。

**

114号線から
高台に建つ
新築のY中校舎が見える。

国道から学校専用の
長ーいアプローチを登っていくと、
なんだか大学か研究所にでも
赴こうとしているような
不思議な気分になる。





北向きのカウンセリング室には
窓がないので、この時季は
仕方なくドアを開放して
山側の景色が見えるようにしている。

段々と寒くなってきたら
ストーヴを炊くので
こうもできず、
窓なしの閉塞的空間に
閉じ込められるような気分になる。

音楽室に壊れたまんまで
放置されていたチェロを
夏休み前から
パーツを補充したりして
ずっと修復していた。

やっと弦を張り終えて
昨日試し弾きしてみたら、
修復の労をねぎらうかのような
美しい音を鳴らせてくれた。

エチケット(ラベル)からは
定かではないが、
傷のつき具合や
用材やニスから判断して
購入後、数十年は裕にありそうで、
その分、楽器がよく枯れていて、
ゆかしいような音が引き出せた。

修復過程をずっと
コーディネーターの養護の先生が
ご覧になっていたので、
『夢のあとに』を試し弾きしていたら
そのキレイな音色に驚いておられた。

帰宅前には、
体育館に寄って、
ヤマハのグランド・ピアノを
フル・オープンにして
20分ほど気持ちよく演奏した。

板張りで
がらんどうの館内の隅々まで
ピアニッシモの音が響き渡り、
まるで音楽堂の大ホールのような
音響効果があって感激した。

全校生は3年生3人だけで、
みなバド部をすでに引退して
受験に専念しているので、
放課後に部活をする生徒もいないから
体育館は森閑としている。

そこを閉め切って
ヤマハの弦長の長い
グランド・ピアノを好きなだけ
鳴らせるのは、滅多にない機会である。

いずれ、
チェロやヴァイオリンも
ステージに持ち込んで、
館内に響き渡らせたいと
目論んでいる。






ハルキ物の
初期の長編
『羊をめぐる冒険』を読了した。

これまで『騎士団長殺し』や
『1Q84』『ねじまき鳥クロニクル』なぞを
読んできたが、この『羊』は
作者の三作目ではあるが
なかなかの傑作だった。

河合先生が
この作品を高く評価されており、
『こころと人生』のなかで
『三四郎』の“ストレイ・シープ”と
比較して論じられている。

これが、
初期三部作の一部とは知らなかったので、
今、二作目の『1973年のピンボール』を
読み始めたところである。

閑職、半隠遁になったこの機会に、
ハルキ物全作品を
読み尽くそうとも考えている。
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デュオ再び?

2019-09-20 06:05:00 | 音楽
三寒一温のような気候となり、
きのうから
朝方にストーヴを炊きはじめた。

日中は27℃ともなると、
今度は扇風機を回す。

「夏炉冬扇」という四文字熟語があるが、
「秋の炉扇」である。





ブランチ方々
瀟洒なカフェに出向いて
焼き立てのスコーンと
ダッチ・コーヒーで
論文を一本読んできた。

なかなか快適な
アンビエンスだったので
小一時間ほど寛いで
「居心地がよくって、
仕事が捗りました・・・」
とマダムに伝えたら、
「それは、よかったですねぇ」
と喜んで応えられた。




音楽堂ラバーなので、
月に一度くらいは
コンサート情報のチラシを
リサーチに出かける。

そしたら、
1/18の「マイホール・コンサート」の
申込書があって、
「団体の参加募集」とあり、
デュオでもかまわないか尋ねてみたら
OKとのことだったので、
リサイタルでやった弟子のハッシーと
また、フラメンコをやろうかと閃いた。





彼の了解はまだ得てないが(笑)、
またコンサートをやりたい、
と言ってたので、たぶん
OKするだろう。

一団体10分の規定なので、
リサイタルでやったプログラム3曲で
12分だったから、
ちょいと部分を削れば
なんとかやれそうである。

問題は、
15団体以上の申し込みがある時は、
抽選になるとのことで、
そこで漏れたらパーである(笑)。

オカリナ愛好会やら
沢山あるママさんコーラス、
マンドリンの会、
大正琴の会など、
アマ団体が多いので、
案外、競争率が2倍近くなるやもである。

無料で10分間、
大ホールステージで
発表演奏できるのだから、
隣接する会館でいつも練習している団体には
垂涎の企画なのである。

ただし、
この手の企画では
関係者しか聞きに来ないので、
客席はお寒いのが常である(笑)。





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