季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

宮津街道⑥

2007-06-04 07:13:15 | インポート
鬼ケ茶屋の石畳道の先、普甲峠の山道が終るあたりに毛原(けはら)の道標がある。この道標には、「右ふげん・左なりあい」と書かれているが、「ふげん」は普甲寺の普賢堂を指し、「なりあい」は宮津の成相観音を指している。
つまりここは、「元普甲道」と「宮津街道・普甲峠越の道」の分岐点であった。
この道標を背にして立てば、細い道が京都方面へと続いているのが見える。
最寄の駅=北近畿タンゴ鉄道・宮津駅、大江山口内宮駅


4月より咲いていた花「桐」

・開花時期は、 4/25頃~ 5/10頃。 ・朝鮮、中国から渡来してきた。 ・紫色の筒状の花を木の上の方につける。 (背の高い木なので、下からそうとう 見上げないと花は見えない) ・強い芳香がある。(落ちてきた花を拾い上げて 匂ってみてください) ・若い木の木膚は滑らかだが、老木になると 縦にひび割れ灰褐色になる。 ・非常に軽くて湿気を吸わない、良い材質なので ”桐箪笥”(きりだんす)や、箱、下駄、 琴の胴の部分 などの楽器、人形の型、 金庫の内張りなど幅広く利用される。 ・切ればすぐに芽を出して生長する意で、 動詞の「きる」がそのまま「きり」になった。 桐はとても生長が早いので、農村では女の子が 生まれると桐の苗を植え、結婚するときに それで箪笥を作るところがある。 ・中国では、聖王を表す”鳳凰”は「桐の木に だけ棲(す)み、竹の実だけを食べる」という 伝説があり、 桐は”典雅瑞祥(てんがずいしょう)の 霊鳥の宿り木とされた。 そのため桐は、平安時代の頃から大いに その品位を高め、天皇をはじめ上流社会の人々 の間で紋章、装飾として用いられた。 また、1974年まではパスポートには桐紋が 入っていた。 (鳳凰が棲む木は本当は桐ではなく 青桐(あおぎり)であるらしい) ・岩手県の県花(桐) (季節の花300より)

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