一日一言
烏兎匆々(うとそうそう)
「烏兎」は、中国の伝説では太陽に住む
三本足の烏(からす)と付きに住む兎を
指すところから、日と月を意味し、月日・
歳月の過ぎゆくのが早いと言うことをたと
えて言う場合に用いる。
★人生の秋を迎え齢(よわい)七十年まさに
烏兎匆々たる想いである。
類語:①烏飛兎走(うひとそう) ②光陰矢に如し
:③歳月流るる如し
3月に咲く花「菫(すみれ)」
開花時期は、 3/15頃~ 5/10頃。
南房総では2月から咲き始めていた。
・花の形が、大工道具の”墨入れ”に似ている
ことによる。「すみいれ」の呼びがしだいに
「すみれ」になった。
(私も見たことありませんが、
木や石に直線を引く(描く)ときに、
墨糸を用いる”墨壷(すみつぼ)”
という大工道具があって、
これを”墨入れ”とも呼ぶそうです。
ちなみに、筆習字をするときに
黒い墨汁を入れるのは「墨入れ」ではなく
「硯(すずり)」ですね)
・いろいろな種類がある。
国産、外国種とも合わせると数百種類。
・園芸品種にパンジーがある。
・花とは別に、目立たない「閉鎖花」をつけ
そこで種子をつくる。
・別名 「墨入れ」(すみいれ)→ 上記参照
「相撲取草」(すもうとりぐさ)
・1月29日、2月1日の誕生花(菫)
4月17日の誕生花(匂菫)
・花言葉は「思慮、思慮深い、思い」(菫)
「奥ゆかしい、控えた美しさ」(匂菫)
・「春の野に 菫つみにと 来(こ)し我そ
野をなつかしみ 一夜寝にける」
山部赤人 万葉集
「山路(やまじ)きて なにやらゆかし
菫草(すみれぐさ)」
松尾芭蕉 野ざらし紀行
(季節の花300より)