一日一言
独活(うど)の大木
春先には食用として珍重がられる独活は
成長が大変早く、たちまち2メートルぐらい
になるが、茎が柔らかすぎて、何の役にも
立たない。そのことから、図体ばかりが大
きくて、役に立たない人をたとえて言う場合
に用いる
★隣の息子はいつも親から独活の大木と
罵られていて可哀想だ。
類語:①脛脛(すねはぎ)の伸びた奴
3月に咲く花「たんぽぽ」
開花時期は、 3/15頃~ 5/ 末頃だが、
そのほかの季節でも、数は少ないが
ときどき咲いているのを見かける。
・どこででも見かけるポピュラーな花。
・種子は風に乗って飛んでいく。
耳の中に入れないように気をつけましょう。
高野箒にも似ている。
・種子の冠毛が丸く集まっているようすが
「たんぽ」(綿を丸めて布などで包んだもの)に
似ていることから「たんぽ穂」と名づけられ、
「たんぽぽ」になった。
漢字の「蒲公英」は漢名から。
・英語名は「ダンデライオン」”ライオンの歯”。
(フランス語の dent de lionから来ている)
独特の葉のギザギザを、荒々しい獅子の歯並びに
たとえた。
・関東タンポポと西洋タンポポの違い
→ 花のすぐ真下のところが
ベリッとめくれてるのが”西洋”、
めくれないのが”関東”。
都市近辺で見られるのは、ほとんどが
帰化植物の「西洋タンポポ」。
(花の下のところがめくれてます)
・黄色い花が圧倒的だが、白花のものもある。
・たんぽぽの蜜(みつ)は、春の花々が咲くまでの
蝶の貴重な食料となる。
・比較的若い葉を水にさらしてサラダにできる。
また、花は天ぷらにして食べられる。
また、葉を煎じて飲むと利尿剤として効く。
(古くから薬用として使われている)
・別名 「鼓草(つづみぐさ)」
茎の両端を細かく裂くと、
そり返って鼓のような形になるから。
また、「たんぽぽ」の名は、この
鼓をたたいたときの音の
「たん、ぽんぽん」の略からきている、
ともいわれる。
(季節の花300より)