季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「桔梗(ききょう)

2015-10-24 04:14:17 | 暮らし
言葉の花束

「人の心」

この世は

移りかわる

人の心も

移りかわる

あてにならないものを

あてにするから

人は苦しむ。

歳時記

霜降(そいこう)

10月24日頃。および立冬までの期間。

太陽黄径210度。寒露から数えて15日目頃。
 

秋が一段と深まり、朝霜が見られる頃。朝晩の冷え込みが厳しくなり、

日が短くなったことを実感できます。

初霜の知らせが聞かれるのも大体この頃で、山は紅葉で彩られます。 

コートや暖房器具の準備など、この頃から冬支度を始めます。

読書や編み物をしたりして、秋の夜長を楽しむのもいいです。

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秋の七草「桔梗(ききょう)

開花時期は、 6/10 ~ 8/10頃。
・秋の七草のひとつ。
・漢名の「桔梗」を
 音読みしたら「ききょう」。

・紫または白の、美しい花。

・開花直前の
 丸くふくらんだ状態がおもしろい。
 これは、開花前には花びらが
 互いのふちで  
 くっついたまま膨れていくために、
 つぼみのときは
 風船のようにふっくらして見える、
 ということらしい。
 プチュッとつまむと
 水がはじけ出る。
 (花がかわいそうなので
  やめましょう♪)

・漢方では太い根を干して
 せきやのどの薬にする。
 また、この薬用成分の
 サポニンというものは
 昆虫にとっては有毒なため、
 昆虫からの食害から
 自らを守っている。
 (キキョウサポニンと呼ばれる)

・昔から武士に好まれたようで、
 家紋に取り入れられたり、
 江戸城には「ききょうの間」や
 「桔梗門」の名前がある。


・万葉集に出てくる「あさがお」は、
 この桔梗の
 ことだろうといわれている。

・平安時代の辞書には
 「阿利乃比布岐(ありのひふき)」
 として載る
 → 「蟻(アリ)の火吹き」
  蟻が桔梗の花びらをかむと、
  蟻の口から
  蟻酸(ぎさん)というのが出て、
  桔梗の花の色素アントシアン
  というのを変色させるために、
  紫の花の色が赤く変わる。
  (蟻が火を吹いたように見える)


・「桔梗」は「きちこう」とも読む。

・8月12日、9月2日の
 誕生花(桔梗)
・花言葉は「清楚、気品」(桔梗)


・「桔梗の花
  咲く時ぽんと 言ひそうな」
   加賀千代女 

 「朝顔は
  朝露負(お)ひて
  咲くといへど
  夕影にこそ 咲きまさりけれ」
   (朝顔=桔梗)
   万葉集 作者不詳

(季節の花300より)



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