一日一言
泡を食う
「泡」は、「慌」が語源で、「食う」は、出会うと
言う意味から、慌てふためく様子を指していう
場合に用いる。
★まずい所で女房に出会い泡を食うはめになった。
類語:①周章狼狽(しゅうしょうろうばい)
②足下から鳥が立つ
9月に咲いていた花「彼岸花」
開花時期は、 9/15頃~ 9/ 末頃。
・原産地中国。
・ちょうど秋のお彼岸の頃に咲く。
★お彼岸の時期
春のお彼岸 = 春分の日の前後の7日間
= 3/17頃~3/23頃
(彼岸の入り~彼岸の明け)
秋のお彼岸 = 秋分の日の前後の7日間
= 9/20頃~9/26頃
(彼岸の入り~彼岸の明け)
★彼岸と此岸(しがん)
彼岸 = 浄土(向こう岸。仏様の理想郷)
此岸 = 現世(こちら側の世の中。
迷いが満ちた世界)
・突然茎が伸びてきて鮮やかな色の花を咲かせ、
数日で花が終わって茎だけになる。
花が白い種類もある。
(白花曼珠沙華(しろばなまんじゅしゃげ))。
・花のあとで葉が伸びてくるが、冬と春を越して
夏近くなると全く消えてしまう(不思議♪)。
花と葉を同時に見ることはできない。
葉のあるときには花はなく、
花のときには葉がない。 このことから
韓国では「サンチョ(相思華)」と呼ぶ。
「花は葉を思い、葉は花を思う」という意味から。
・根のところにはリコリンという毒があるが、
この毒は水で何回もさらせばとれるので
昔の人はこの根の部分からデンプンをとって
飢饉の際の食料とした。
・田んぼのあぜ道や土手に多くみかけるが、
これはノネズミがあぜ道や土手に穴を開けるのを、
彼岸花の毒性のある球根を植えることで防ぐ、
という説と、
彼岸花の根茎は強いため、田んぼのあぜ部分に
植えてあぜの作りを強くするため、
などの説がある。
・別名 「曼珠沙華」(まんじゅしゃげ)。
”天上の花”という意味。
おめでたい事が起こる兆しに、赤い花が天から
ふってくるという仏教の経典による。
・「路(みち)の辺(へ)の 壱師(いちし)の花の
灼(いちしろ)く
人皆知りぬ わが恋ふる妻」
万葉集 柿本人麿(かきのもとひとまろ)
(壱師の花=彼岸花、といわれる)
・東京周辺の見どころ
<巾着田(きんちゃくだ)>
埼玉県飯能(はんのう)の近くにある、
高麗川(こまがわ)沿いの水田。
日本一の規模の彼岸花群生地として
知られる。
まさに一面の彼岸花。圧巻です。
花見頃9月下旬。
埼玉県日高市高麗本郷。
最寄駅 → 西武池袋線高麗駅
<皇居、桜田濠>
半蔵門から桜田門にかけての桜田濠の
皇居側の斜面に彼岸花が点々と
群生するのが見える。
花見頃9月下旬。
千代田区千代田。
最寄駅 → 地下鉄有楽町線桜田門駅
地下鉄半蔵門線半蔵門駅
(季節の花300より)