石油と中東

石油(含、天然ガス)と中東関連のニュースをウォッチしその影響を探ります。

石油と中東のニュース(2月12日)

2020-02-12 | 今日のニュース

(参考)原油価格チャート:https://www.dailyfx.com/crude-oil
(石油関連ニュース)

・石油価格昨年1月以来の安値。Brent $53.48, WTI は50ドル割り$49.76に

・OPEC+、追加減産60万B/Dを検討。アゼルバイジャンなどに支持広がる

・中国の2月石油精製量、新型コロナウィルス問題で94万B/D減産

・ガス輸出国フォーラム(GECF)が2050年の天然ガス需要予測発表


(中東関連ニュース)

・シリア北部緩衝地帯で政府軍とトルコ駐留部隊が一触即発の危機

・国連仲介のリビア停戦協議、失敗に終わる

・昨年末のオマーン人口、466万人。オマーン人57.7%、外国人42.3%

・リヤド博物館で東日本大震災復興を願い東北民芸品展開催

・UAE:コロナウィルス感染の中国人女性が回復、退院

・UAEの医療企業NMC社、KKRが買収の意向表明

 

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業績が大幅に落ち込んだ五大国際石油企業:2019年度業績速報シリーズ(2)

2020-02-12 | 海外・国内石油企業の業績

I. 各社の業績概要(続き)
(表:http://menadabase.maeda1.jp/1-D-4-20.pdf 参照)

(売上、利益で5社のトップ!)
2.Shellの2019年第4四半期(10-12月)及び通年(1-12月)の業績
*同社ホームページ:
https://www.shell.com/investors/financial-reporting/quarterly-results/2019/q4-2019.html

(1)売上高
 Shellの2019年10-12月の売上高は851億ドル、通年売上高は3,521億ドルであった。前年同期比ではそれぞれ19%及び11%の減収であった。

(2)利益
 10-12月期及び通年の利益はそれぞれ10億ドル及び158億ドルであり、前年同期と比較すると10-12月期は6分の1、通年では7割の大幅減益であった。上流部門の10-12月期は前年度16億ドルの黒字から8億ドルの赤字に転落した。これに対して同期間の下流部門は10億ドルの黒字を確保している。(注、最終損益額には石油化学部門その他の損益が合算されているため、部門別の上流・下流部門の損益合計額とは一致しない。)

(3)売上高利益率
 通年ベースの売上高利益率は4.5%であり前年の5.9%より下がっている。
 
(4)設備・探鉱投資
 2019年の年間の設備・探鉱投資額は230億ドルであり前年とおなじ水準であった。

(5)石油・ガス生産量
 昨年のShellの石油生産量は日量平均1,876千B/Dであり、前年(2018年)より4%増加している。天然ガスは日量平均10,377mmcfdであり前年比4%減である。
 石油と天然ガスの合計生産量は石油換算で3,665千B/Dとなり、前年とほとんど変わらない。

(続く)

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。
 前田 高行
 〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601
 Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642
 E-mail; maeda1@jcom.home.ne.jp

 

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