石油と中東

石油(含、天然ガス)と中東関連のニュースをウォッチしその影響を探ります。

石油と中東のニュース(2月13日)

2020-02-13 | 今日のニュース

(参考)原油価格チャート:https://www.dailyfx.com/crude-oil
(石油関連ニュース)


(中東関連ニュース)

・米、イラクのイランからの電力・天然ガス輸入緩和措置を45日延長

・アッバスPLO議長、国連安保理で演説。米の中東和平案は「穴の開いたスイスのチーズ」

・レバノン議会、新政権承認。市内では抗議行動止まず

・昨年12月のGCCサミット以来サウジ-カタール間の協議進展なし。 *

・エジプト人口1億人突破。30歳以下が60%占める。 **

 

*レポート「サウジ・カタール・UAE 間の磁場に微妙な変化 」(2019年12月)参照。

**「世界ランクシリーズ:主要国の人口・出生率・平均寿命」参照。

 

 

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業績が大幅に落ち込んだ五大国際石油企業:2019年度業績速報シリーズ(3)

2020-02-13 | 海外・国内石油企業の業績

I. 各社の業績概要(続き)
(表:http://menadabase.maeda1.jp/1-D-4-20.pdf 参照)

3.BPの2019年第4四半期(10-12月)及び通年(1-12月)の業績
*同社ホームページ:https://www.bp.com/en/global/corporate/news-and-insights/press-releases/fourth-quarter-2019-results.html

(1)売上高
 BPの2019年10-12月の売上高は711億ドルであり、また通年売上高は2,784億ドルであった。前年同期比では10-12月期は6%、通年ベースでは7%の減収である。

(2)利益
 10-12月期の利益は前年同期の7.7億ドルから2千万ドルに激減した。通年ベースの黒字も前年度の94億ドルから40億ドルに半減している。部門別利益では上流部門は通年で112億ドルの利益を計上、下流部門は64億ドルの黒字であった。(注、最終損益額には石油化学部門その他の損益が合算されているため、部門別の上流・下流部門の損益合計額とは一致しない。)

(3)売上高利益率
 通年ベースの売上高利益率は1.4%であり、前年の3.1%に比べ悪化している。

(4)設備・探鉱投資
 2019年の年間の設備・探鉱投資額は154億ドルであり、2017年に比べ8%減少している。

(5)石油・ガス生産量
 昨年のBPの石油生産量は日量平均1,288千B/Dであり、前年(2018年)に比べ2%増加している。天然ガスも日量平均7,823mmcfdで前年より6%増加している。
 石油と天然ガスの合計生産量は石油換算で2,637千B/Dとなり、2018年比では4%増である。

(続く)

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 前田 高行
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 Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642
 E-mail; maeda1@jcom.home.ne.jp

 

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