株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(12.20.05)

2005-12-19 17:01:54 | 明日のモニタリング銘柄
今日のような一方的な上げ相場では、テクニカルには上げの根拠がなく、つい傍観者になってしまいます。後場は6664オプトエレクトロニクスを上げに追随し4010円で買ったものの、その後の伸びが見られず、少し戻した4020円で売りました。

そして、前場に買った6778アルチザネットワークスですが、これはかなりの癖株でした。+1Kで終わってはいますので、我慢のホールドですが、OSCは-2%の30%とダイバージェンスです。これで明日マイナスに転じるようならまずいことになりそうです。

さて、今日は何とマザーズ指数が99.17ポイントも上昇しました。これで明日も爆上げするとは思えません。従って、今日上がった銘柄の中でも、比較的穏便に上昇している銘柄を中心に、今日の地合で調整を入れた銘柄を加味して、注目銘柄を探してみました。

1.3386コスモ・バイオ ▲

 今日20K上げましたが、それでもOSCは+2%の44%です。11月11日の高値428Kが明日は意識されるでしょう。強気に始まるようならこれに一枚加わる手です。
いよいよコスモ石油スピンアウトの方々が、株価の面からも報われる日が近づいたようです。OSCの上昇の仕方は2352エイジアと似ております。

2.3377アイケイコーポレーション ▲

 中古バイクの買い取り屋さんです。出来高が極端に少なくなっておりますが、一部のファンと思われる方に根強い人気があります。子株は来年1月17日まで環流しませんが、この相場の流れの中での調整からの反発があるかも知れません。というのは、今日でOSCは+2%の42%と伸ばしつつ、乖離幅も-5Kと改善されました。今日の押し目はわずかなもののようでした。明日は再度370Kあたりを目指しての上昇があるかも知れませんので注目。

3.3770ザッパラス ○

 こうなったら徹底的に逆バリと行きましょう。今日でOSC値が+9%の43%と大きくコンバージェンスしました。引けにかけての戻しが効いております。中間期は上方修正しておりますのが、その時大きく上げてからの調整をこなしてのコンバージェンスです。

4.9444トーシン ○

 今日で3日連続でOSCがコンバージェンスし+7%の39%です。37000円で引け際に指しておきましたが出来ておりませんでした。12月5日に連結で上方修正を出した会社です。今日の様な日に何故反発しないのか少々理解不能ですが、何はともあれはっきりとコンバージェンスしておりますので明日を注目。指数値は11月18日頃の水準です。

5.6907ジオマテック ▲

 赤字決算を11月21日に出してから一旦下げて、また来期への期待からの見直し買いが入るも、更にもたもたと調整を重ね、1400円台からの切り返しを果たしたのが今日です。これでOSCは+3%の30%に戻しました。12月8日は21%まで落ちましたが、そこからのきれいな切り返しです。(終値はほぼ同じですが、売買のエネルギーからのコメントとお考え下さい。)液晶用ガラスの成膜加工の大手。中間期の赤字は予想通りで来期のV字回復期待があります。

6.3310JIMOS ▲

 金曜日に49Kの爆上げをしOSCを68%まで+35%も引き上げたので、さすがにきょうは調整日となりました。それでもOSCは58%の水準です。一押しは買いという格言もありますので、明日は今日の安値を10時半頃までに下まわらなければ、再度の反発があるかも知れません。化粧品通販を行っておりPERはまだ25倍程度です。5日移動平均線の320Kと25日移動平均線の309Kは、一応、頭の隅に入れておいて下さい。

7.9888UEX △

 OSCが+4%の54%と明らかに抜け出ました。この株60%台はマークします。乖離幅が-23円と良好ですので、明日の1270円近辺までの上昇、また地合によっては1300円を窺う位置までの上昇が見られるかも知れませんので注意。PER8倍のステンレスやチタンを扱う商社です。

8.6819オメガプロジェクトHD ▲

 真面目な株ばかりでは面白くないので、一つ博打株を出します。映画や投資ファンド事業を行っておりますが、一発投資ファンドからの予想外の収益のニュースを皆さん待っていらっしゃいます。これが博打株の所以です。新四季報よりも会社予想が強気にもかかわらず下げているのは、それが眉唾ものではないかとの憶測でもあったのでしょう。しかし、今日でどうも反転したようです。OSCも+5%の36%です。出来高も少しですが回復しております。今日は控えめな上昇だったようです。明日は再度マイナス圏でうろうろしていないことを確認して買うと良いでしょう。いきなり高く上がってもそれは偽上昇かも知れません。264円が防御ラインですので、これを意識しながら出来るだけ下で拾うように。

9.8739スパークスアセットマネジメント ▲

 昨日に続いての注目です。OSCが昨日は微細な上昇(+2%)でしたが、今日は+7%と明らかな反発を示しました。日経が上げたせいもあるでしょう。明日はその勢いが加速するかどうかを注目下さい。一度、業績面でミソをつけておりますので過大な期待は禁物です。

10.3734MPテクノロジーズ ▲

 12月15日の注目銘柄ですが、この株出来高を伴って上げてきました。ヤフーBBと組んでホテルにブロードバンドを引っ張り映像コンテンツなどを流すことを日本のみならず海外でも展開しております。これで更に出来高が膨らむようだと、一時のVテクノの様な勢いとなるかも知れません。今日も押し目らしい押し目はありませんでした。明日は70万以下に落ちるようなら買いでしょうか。68万円あたりが窓埋めのラインです。OSCはこれだけ上げても-1%の46%のダイバージェンスです。

11.6730アクセル ○

 今日の市場の勢いから何故か置いて行かれている優良株。OSCは+3%の57%とコンバージェンスしております。60%台への突入があっても不思議ではありません。14日につけた464Kという直近の高値が意識されるところですが、これを抜く勢いを明日は見せるかどうか注目。パチンコで培ったサウンドとグラフィックスの設計技術は秀逸なものがあります。これがしかも特定顧客用途ではなく、業種汎用のモジュールを追求しているところが、金融ソフト開発のシンプレックステクノロジーと対をなす、ビジネス面では理想的なアプローチです。営業力が弱く一時的には停滞しているように見えますが、いずれ再評価されるでしょう。この株の上離れから目を離さない方が良いかと思います。

12.4776サイボウズ ▲

 この株も再度取り上げないわけには行かないようです。OSCだけを見ても、金曜日の33%から36%への上昇です。まだ30%台です。いやはや恐るべしと言いますか、835Kの高値が明日は意識され、きっとそれを抜くでしょう。そこからはどうなるか分かりませんが、その勢いが明日はあることだけは言えそうです。

13.6769ザインエレクトロニクス △

 まだOSCが+5%の54%です。もう一段の上げの準備が整ったようです。この会社も特定用途向けのファブレス半導体設計会社です。業績は半導体業界の好調で上ぶれしております。人気が今ひとつですが、玄人筋には評価されている会社です。

14.5541大平洋金属 ▲

 この株も一皮むけております。今日でOSCがまだ+5%の45%です。そして、15日の安値をきれいに抜いて終わっております。明日の更なる上げの準備は整っているようです。

いやはや、新興市場は大変な活況を呈しております。筆者はこのところ上げすぎた地味な株にちょっと気を取られすぎておりました。しかし、2399オプトのように、OSCが金曜日で77%まで行っていたような銘柄はさすがに利確に押されております。しかし、643Kの安値(-75K)から買い上がる強者もいるようです。いよいよバブル相場のようです。年末にかけてどういったドラマが見られるのか楽しみですが、昨年は年明けからこのような相場になったと記憶しておりますが、今年は11月の押し目もなく、一体全体どうなっていることやら。何かが狂い咲いたとしか思えません。一気の反落が、この前の金(ゴールド)を見るまでもなく必ずありますので、そこから逃げ遅れないよう呉々もご注意の程を。
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目眩ましに合わないように

2005-12-19 11:38:10 | 株に出会う
今日のようにほぼ一斉に上げて始まるときは、なかなかに買い時が難しいものです。朝方上げて始まった4331テイクアンドギブニーズを、朝の寄り付きの210Kの大きな板が食われそうになったときに買いを入れました。ところが、タッチの差で出来ず、その後一直線に上に行くどころか激しい揉み合いに入りましたので、これはまずいと思い取り消しました。何とか間に合いました。

この株、相当に高値圏です。しかも金曜日は16Kも上げております。引けにかけての騰勢は強かった銘柄です。こうした時は、翌日もうひと上げしてからの利益確定に走る方が当然に出ます。息もつかさず更にその上に2段ロケットが発射されて行くなどということは、何らかのニュースがない限りほとんどありません。そうした、「寄り付きの偽上げ」のピークが210Kだったのです。このことは、先日の2413ソネットM3でも12月9日に経験しております。500Kの厚い売り板が崩されるのを見て買いに入りましたが、それ以降はじり貧でした。しかし、この時のソネットM3は引けのOSCが前日と同値の47%で終わっておりました。外出してから引けの成り売りをセットしたのは失敗だったと思っておりましたが、それはテクニカルにはこのようなことからも裏付けられておりました。

ところが、今日のT&Gニーズは、210KでOSCが前日比-1%の45%です。前場終了段階で-4%の42%です。つまり、当面のピークを付けた後下降局面に入っております。

こうしたリアルタイムでのOSCの活用の仕方は、何となく理解はしていたのですが、今日は、新規IPOの6263プロデュースでも確認できました。この株、前場に一時前日比8K高程度まで押されました。その時のOSCは前日と同値の31%でした。そこからどうなるかと見ておりましたら、その後再度前場終了にかけて値を戻して964Kです。14日の上場以来、OSCのデータとしてはごく少ないのですが、22%、24%、31%とコンバージェンスしておりました。そして、今日更に押されて902Kの底を付けておりました。ここから、10時に970Kまで行って、そこからの調整を前日とほぼ同値のOSC31%で凌いでいたのですね。前場終了段階では45%です。

テクニカルな解説は止めにして、前場に買ったのは6778アルチザネットワークスです。全くといって動きがなかったこの株が114Kから急に動意付きました。そこで116Kで飛び乗りましたが、その後前日の高値の118Kで頭打ちとなり114Kまで下がってきましたので、そこで買い増ししました。この株、初めて買いましたがなかなか参加者が曲者揃いのようです。大きな見せ板が出ては消え、消えては出るといったことのオンパレードでした。先日のテンアートニのような1日一回のお祭り騒ぎがある株のようです。

一応、前場でOSCは+1%の33%と反転の勢いは保っておりますが、これが111K割れになるようだと一旦撤退します。反転の勢いが腰砕けであることが証明されるからです。いずれにしても大勢としては、この株の再評価が進んでおり13週線(102K)と26週線(107K)は既に抜きました。そこでの揉み合いの最中ですが、15日からOSCが30%台までダイバージェンスしており、勢いとしては直近の新値(120K)を抜きに行く過程にあるものと思われます。
111Kを下まわれば、107Kや102Kが意識されそこまでの再度の反落も考えられます。今日はその試金石となるでしょう。
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