新四季報の注目銘柄

お約束の１２月１５日発売の四季報での、上方修正銘柄ランキングより、いくつかピックアップしました。ご参考までに。但し、これは来期の経常利益の増加率をランキングしているものですが、実際の四季報がこの通りかどうか、また直近のニュースは参照した上ですが、既に折り込み済みであることも考えられます。その点をご了承下さい。

１．２３３８ザイオン

　３．１倍の２８０Ｍの経常利益予想。インターネット、携帯のコンサルタント事業。ＯＳＣが４０％とコンバージェンスしており、乖離幅も－２Ｋ。ＲＳＩは１１％もコンバージェンスし４０％と、明日あたりの切り返しタイミングでの買いに絶好の位置です。

２．６８１９オメガプロジェクトＨＤ

　これは４倍の予想。映画と投資事業にも参入。大幅黒字予想で１１月上旬に上昇してから調整しています。今日はＯＳＣが＋９％の４０％と反転しました。リスクはありますが１枚噛んでおく手もあり。ＲＳＩも２６％と底打ちです。

３．５６４５イチタン

　富士重工系の自動車鍛造品のメーカー。１１月１６日に来期４７Ｍの経常利益は発表済。新四季報では９０Ｍ予想。出来高はまだ少ないがＯＳＣが－１％の３８％でダイバージェンスしております。２０％台からの上昇過程にありますので、３００円位で買ってみる手はあります。

４．８６１７光世証券

　東証１部の有利子負債ゼロの独立系証券。富裕層基盤のデリバティブに強み。１２月５日に３３２円を付けた後の調整中です。もう少し押して３００円に近づいてからの買いが良いかと思います。

５．４８４１ダブルクリック

　一世を風靡したボロ株。しかし、１１月１１日に中間期に３２Ｍの黒字転換すると発表されてからもあまり株価は反応せず。新四季報では通期で１００Ｍの予想と出る気配ですので、ちょっとしたサプライズから、また大商いとなるかも知れません。それを先取りしてか、今日３２００円高で、ＯＳＣも４６％と抜き出ました。明日押し目で買っておく手があるでしょう。

６．４８２２ハドソン

　１１月５日に５０Ｍの上方修正が発表されておりますが、新四季報では７８Ｍへと再度の上方修正の予定。株価は既に高くなっておりますが、今日はＯＳＣが－４％の５０％とダイバージェンスしております。押し目らしい押し目がないので、少し押されたところで買う以外にはないでしょう。

７．６６６２ＩＲＩユビテック

　出来高が少ない株ですが、１１月８日に四半期の進捗率が良いとの見通しで上げましたが、四季報では４６０Ｍから６８０Ｍへと修正される予定です。いずれまた見直し買いが入るでしょう。ＯＳＣは＋３％の３５％と上昇しましたので、明日あたりでも７００Ｋ程度なら買い頃かと思います。ＲＳＩも切り返しております。

以上、第一弾として６銘柄挙げましたが、既に１２月５日に情報としては出ております。それを株価に折り込み済みかも知れません。ちなみにウェブクルーや日本コンピュータグラフィック、フィンテックグローバル、ランドビジネスあたりは折り込まれ済です。そのあたりは悪しからずご了承下さい。追加が見つかれば第２弾を明日以降にお知らせします。

明日の注目銘柄（１２．０８．０５）

後場はすっかり調子に乗って売買してしまいました。切り返した９５１４ファーストエスコは、最初に買った２７０Ｋを２７３Ｋで売り、引けにかけて再度上昇するのを見て、２８０Ｋで買い戻しました。２４３２ＤｅＮＡは、抜けたかに思えた２７１Ｋで買いましたが、そこからの上げが予想外に重く、引けは２７０Ｋで終わっております。しかし、順調にＯＳＣは＋１％の４４％と４日連続コンバージェンスし、明日こその期待が持てます。そして順張りの原則で、２４１３ソネットＭ３が４８５Ｋあたりでブレークしてのを見て、４８６Ｋで買いました。引けに４８９ＫをつけＯＳＣも＋１％の４６％です。これは、明日の上げパターンにピタリとはまりました。そして、前回は苦杯をなめた４８０９パラカを２４１Ｋで買いました。これも、ＯＳＣが＋３％の４２％で終わっており明日の反転が期待できます。

持ち越しの２４３８アスカネットは、引けでＯＳＣが＋１％の３８％なので、明日は２００Ｋ越えが見られることを期待してそのままホールドです。しかし、今日の後場の２時を過ぎたあたりからの買い上がりは凄かったです。待った買いがありました。

という訳で、やっとオシュレーター（ＯＳＣ）の使い方のコツのようなものが分かってきたような気がします。どの銘柄でも反発するときは、その日のＯＳＣが２－３％の切り返しがあって、プラス転換で終わっているとき、翌日は概ね上げております。このタイミングさえ見誤らなければ、今日のＭ３やパラカのように引けにかけて買うことが出来ます。そして、翌日にＯＳＣやその他の相場の転換点を見ながら売買すればよいということになります。

さて、そうした観点から明日の注目銘柄を眺めてみます。

１．２４１３ソネットＭ３　△

　△としたのは、今日プラ転したものの、１２月２日の５６％というＯＳＣのピーク値に対して、わずかな切り返しに過ぎないためです。１２月１日は＋５％の明らかな切り返しでした。そして２日の大相場に繋がった訳です。明日が、このような状況の違いがどうなるかを見守りたいと思います。今日の４９１Ｋという引けに付けた上値が抜けないようだとまた反落する恐れもあります。抜ければ５００Ｋを再度目指すでしょう。

２．３７５４エキサイト　▲

　今日１６Ｋも上げましたが、これでＯＳＣが＋２％の４７％です。この株、５０％越えがピークですので、明日はまだ上げ余地があるかと思います。但し、かなり高値圏ですので、寄り付きの利確の動きをこなしてからの上昇となると思います。

３．３７６２テクマトリックス　○

　たまに出来高を伴い上げますが、今日はＯＳＣが珍しく＋５％の５０％まで引けにかけて伸ばしました。ＲＳＩも＋１％の２９％と切り返しましたので、そろそろ１０Ｋ程度の上げが明日見られるかも知れません。高く始まってしまえば、寄り天の可能性が強いので諦めることです。

４．９５１４ファーストエスコ　○

　絵に描いたような切り返しです。ＯＳＣが＋９％ですがまだ３３％です。ＲＳＩも＋４％の１４％です。１２月５日の安値をきれいに下から抜いてのプラ転です。２８０Ｋで終わっておりますが、この厚い売り板をきちんと崩してのものです。完全に切り返したと見て良いでしょう。

５．４８０９パラカ　▲

　これもＯＳＣが＋３％の４２％で終わっておりますが、騙しの可能性もあるため、▲としました。しかし、ＲＳＩも＋７％の３３％と切り返しましたので、明日は２４５Ｋあたりまでの戻しは期待出来そうです。その上は、２７０Ｋあたりになりますので、そこまですんなりと上昇するかどうか要注目。下落傾向の株ですので、切り返しのエネルギーがどの程度あるかが鍵です。

６．８９４４ランドビジネス　○

　この株高値更新してきましたね。しかし、ＯＳＣは＋４％の５３％です。１１月上旬の頃は６０％台をマークしておりましたので、そこまでの上げエネルギーが、青天井相場で再度見られるかも知れません。ダヴィンチのＰＥＲ５２倍に比べてまだ３５倍です。８９４７ノエルがもっと低く２０倍です。本当はこのノエルが本命だと思うのですが、今日も上げて、ＯＳＣが７２％まで来ましたので、少々調整が入るかと思います。

７．２４３８アスカネット　○

　ＯＳＣが＋１％の３８％と絶好です。ＲＳＩは何と＋２２％の３４％と急伸しました。ＯＳＣはこの株５０％台までは付けますので、明日は２００Ｋ到達を少なくとも期待します。今日の高値の１９７Ｋが１０時を過ぎても抜けないようだと不発に終わる可能性がありますが、出来高を伴い着実に上がった今日の動きを見て、これまで１８０Ｋあたりで底堅かったこの株が、再度その水準に落ちるとはちょっと考えにくいと見ております。

８．４７４４メッツ　▲

　久々にこの株が抜け出ました。今日も前日と同値で終わっておりますが、ＯＳＣ値が＋７％の４３％と明らかに反転しております。明日、下げて始まらないようだと、特に資金の少ない方は、チョイとこの株で遊んではいかがでしょうか。売り目標６８０００円です。

９．３７２３日本ファルコム　△

　このところ、出来高が少ないのであまり強気にはなれませんが、今日でＯＳＣが＋３％の３９％と絶好の位置まで戻してプラ転しております。明日は１２３Ｋあたりまでの上昇があるかも知れません。筆者も久しぶりにマークしておきます。

１０．４６６３ＡＴＬシステム　▲

　ＭＭ銘柄特有かも知れませんが、今日でＯＳＣは－５％の２７％まで落ちましたが、終値は前日比イーブンです。乖離幅は＋１Ｋ。この株、ＯＳＣが２６％というのはありますが、それにほぼ近い水準です。ここからは紆余曲折はあっても、２－３日で反発に入るのではないでしょうか。ちょっと博打性の強い株ですが、このような値を示しているのは事実です。

１１．８９２３東誠不動産　▲

　不動産銘柄の中で、ちょっと出遅れ感のあるのがこれです。しかし、今日でＯＳＣも＋３％の４７％とコンバージェンスしました。明日、１０５Ｋを意識してそれを割らないようだとそこから１１５Ｋあたりまでの反発があるかも知れません。要注意です。

１２．３７３６コネクトテクノロジーズ　○

　最近低迷しておりますが、ＯＳＣが＋８％の４９％と一歩抜け出ました。高値で引けているとおり、明日は６９５Ｋから７０５Ｋあたりまでの切り返しが見られるでしょう。しかし、話題性がないとこの株あまり上がりません。期待先行なのです。

１３．４８２３サイバード　△

　大幅減益からの下げがようよく止まった感があります。ＯＳＣは前日比イーブンの３４％でのプラ転です。しかし、このように業績悪化からの下げはちょっと復活しては結局また下げに転じるケースが多いので注意。筆者は、この株がそのあたりどう反応するのかだけに注目です。実際の売買は行いません。

１４．３７４７インタートレード　◎

　久しぶりに◎を付けてみます。理由はＯＳＣが今日２１Ｋ上がっても、－３％の３９％とダイバージェンスしており、指数値は１１月２５日と同値です。一旦１０６０Ｋを付けて達成感から利確した方々の再参入が明日はあるものと思われます。一応ダイバージェンスですので、２通りの寄り付きの始まり方があります。売り先行の場合は、８６６Ｋの今日の安値を意識して、その前後からの反発ですが、買い先行の場合は、８８７Ｋの１２月５日の安値をあっさりと抜いて出来高が増えていくかどうかです。そこからの突き落としもありますので、このあたりが、トコトン調整しているわけではない、人気銘柄の実践での売買タイミングの仕掛けどころが難しい所以です。

１５．４２８７ジャストプラニング　△

　ＯＳＣが＋５％の５３％とプラ転しまた上げてきました。但し、小幅ながら３連騰なので、１１月後半のような勢いが再度見られるかどうか注目。

１６．４３０４Ｅストアー　△

　こちらはＯＳＣが２日連続コンバージェンスし４３％です。指数値は１１月２５日段階まで戻しましたので、反発するとしたら明日です。但し、今日の安値が一旦３００Ｋ台前半まで崩されてからとなりますので、中途半端なところでは参戦しない方が良いでしょう。

１７．８９２２ＩＤＵ　○

　ＯＳＣが＋３％の３５％です。そして、このプラ転です。ＲＳＩはまだ４０％です。従って、オシュレーター系指標で見る限り、この株明日も上げるでしょう。一旦６００Ｋそして、その上の６３０Ｋまでで達成感から突き落とされることもあり得ますので注意して下さい。朝はとにかく上げるはずです。

１８．４７９７ＩＣＦ　○

　テクニカルには○を付けざるを得ません。これだけ上げてもＯＳＣが＋３％の３８％です。明日も少なくとも寄り付きから１０Ｋ近く上げて始まるかも知れません。しかし、２５５Ｋあたりが当面の節目ですので、あまりこれに近く始まるようだと見送った方が賢明でしょう。同値で始まるならいきなり買い参入も良いかと。しかし、名うての癖株でもあります。呉々もはめ込みには合わないようによく注意して下さい。

場が悪い方向に行っているのかと思いきや、結構な注目銘柄となりました。お金はふんだんに流れ込んでいるようです。但し、日替わりメニューの様な目まぐるしい動きです。そこは、ご自分なりの基軸となる考えで相場に臨まないと吹き飛ばされることもあります。幸運を祈ります。

今日は、四季報先取り情報の雑誌を入手し検討を加えたいと思います。その成果はまたこのブログでご紹介します。

久々の会心のトレード

前場は、昨日引け際に４８５Ｋで買った２３５２エイジアを、寄り付きの上昇を見極め５１０Ｋで売りました。＋２５Ｋ。久々にテクニカル条件がピタリと当てはまったトレードでした。

後の持ち越し株の２４３８アスカネットも、やっと今日動いてくれました。前場、少し戻されて１９１Ｋですが、今日は２００Ｋまで届いてくれることを期待しております。１９０Ｋの厚い買い板が崩されれば、ＯＳＣも下がっていくので、一旦利確することとします。

失敗は、６０４１ボッシュです。５８１円の売り板がなくなる頃に買いを入れましたが、その後雲行きが怪しくなり５８０円で降りようとモタモタとＰＣを操作しているうちに、あっという間に買い板がなくなりました。皆さん本当に早いです。その後返しの５７９円でかろうじて売りましたが、昨日のＯＳＣ５３％が、今日の所はやっとの上昇エネルギーだったようです。まあ、５０％台は一応売りが原則ですのでやむを得ません。

底値からの反転を狙って買ったのは９５１４ファーストエスコです。２６６Ｋの安値からの切り返しが明白になった２７０Ｋで買いを入れましたが、ちょっと遅かった分だけ、半分しか約定しませんでした。これは明日以降の反転上昇に期待。今日２８０Ｋまで戻せば一旦売ります。ここまで落とされてきた株というのは、戻りのやれやれ売りが必ず出ます。それがなくなった頃に、本格的な反騰が開始するようです。

前場の引け際にもう１つ、寄り付きから大きく反騰した後下落調整に入っていた、３７７６ブロードバンドタワーを５６５Ｋあたりまでの下落からの切り返しを、分足のＭＡＣＤで確認しながら５６７Ｋで買いました。ここから更に押されて５６０Ｋを割るようだと撤退です。上昇気流に乗るなら６００Ｋあたりまでの切り返しがあるかも知れませんが、この株あまりにも押されてチョイ上げしながらすぐに反落を繰り返しておりますので、いずれにしても明らかな反転サインが出るまでは今日で手仕舞いとします。ちなみに、ＯＳＣは前場で３４％です。１２月１日の３５％を抜くかどうかが焦点です。これを抜いて４０％台に突入すれば、一旦５０％までの上昇過程に明日以降入るでしょう。

最後の持ち越し株の２３５１アドミラルシステムは、今日ももたもたしています。それでもＯＳＣが更に＋１％上昇し３５％ですのでまだ保持中ですが、ＯＳＣが前日を下まわり、マイナス引けになるようだと、残念ですがまた返り血を浴びることになります。あまり、過去の怨念を引きずっての感情的な取引は良くないのは承知しており、これと蛸壺株のベリサインからは足を洗ったつもりでしたが、先日はそのベリサインの蛸壺に手を入れて負傷、今回は貴公子アドミラルの偽善的スマイルに好意を寄せ、またまた裏切られるという結果にもし終わるなら、これはもう彼らのデータを消す以外にありません。そうします。

後場は、反転期待で監視中の２３８５総合医科学研究所と、２４３２ＤｅＮＡの動きに注目したいと思います。明らかな反転の動きで相乗りです。昨日売ってしまった９３９９新華ファイナンスや、５４４６北越メタルが更に上昇しております。この２銘柄は、ＯＳＣが＋１％の３５％と＋１％の４６％というように、極めて控えめに上昇しております。概して、このような上昇は翌日の上げに繋がるようです。それに対して、６９０８イリソ電子工業は、上昇過程が長かったのと、前日の１２月５日は、ＯＳＣが＋７％と急激に上げておりました。終値も３４０円高とひときわの上昇でした。こうしたことも、今後の参考にしたいと思っております。

このテクニカル指標に基づくトレードの良さは、あまり市況条件に左右されずに、コンスタントに勝ち続けることが出来ることです。このテクニックを身につけないと、相場全体が悪化して来たときに、大損をこいてしまいます。最近のバブル的な上昇相場で、サンライズテクノロジーなどで大儲けした方ほどそうした罠に入ります。このサンライズテクノロジーで、過去にどれだけ悲惨な思いで、株式市場から撤退した方々がいたことでしょうか。そうした訳が分からず上がる株には手を出さないことです。