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市場概況(3.20.14)

2014-03-24 09:55:52 | 市場概況
3月20日(木)の市場概況です。 先物は午後3時15分現在。 下段に21日の海外市況

◆日経先物:14130円(-290円)OSC31%(-5%)RSI36%(-3%)VR改132%(+4%)下落基調。
◆日経平均:14224円(-238円)OSC30%(-6%)RSI37%(-3%)VR改106%(-2%)下落基調。
◆TOPIX:1146(-18)OSC28%(-6%)RSI32%(-2%)VR改76%(-1%)下落基調。
◆マザーズ指数:757(-37)OSC31%(-4%)RSI33%(-6%)VR改108%(+-0%)下落基調。
◆東証2部指数:3498(-81)OSC36%(-11%)RSI35%(-10%)VR改121%(-6%)下落基調。
◆日本10年物国債先物(JGB):145.04円(+2銭)OSC56%(-4%)RSI47%(+1%)上昇基調。(23日現在値。)
◆TOPIXコア銘柄「GOLD」レシオ:0%(-7%)-10%以下は底打ちサイン。
◆TOPIXコア銘柄「25&75MAオーバー」レシオ:10%(+-0%)-10%以下は底打ちサイン。
◆騰落レシオ(25日間)

 東証一部:85.5%(-0.6%)-3月20日現在。
 マザーズ:72.0%(-1.1%)-3月20日現在。
 東証二部:87.6%(-2.9%)-3月20日現在。

財務省の9-15日の統計で、外国人の売りが過去最大の1兆924億円に膨らんだそうです。これでは、海外勢の取引が6割以上を占める日本の株式市場が上がるわけはありません。一昨年からのアベノミクス相場で流入した資金のかなりが逃げ出しているということになります。昨晩のFRBのイエレン議長の順調な利上げスケジュールに対して、消費税アップで実質可処分所得が大きく損なわれるのに、何となくいい気分になっている能天気な日本人が、アベノミクスの虚構について目覚める前に逃げ出したとも言えますね。

なお、筆者独自の分析によるTOPIXコア銘柄30のうち、「押し」と判定された比率の43%という数字は、統計を取りだした2012年10月22日以来最悪の数字。テクニカルには押されすぎ状態と言えます。日経平均のOSCも30%ですから、20%台へ突入すれば、そこからの押し目はとりあえず買い。でもあまり欲張ると今の相場は厳しいですね。

以下は21日の海外市況

◆ドル・円:102.23円(-16銭)OSC49%(+1%)RSI57%(+1%)強弱拮抗-21日現在。
◆ユーロ・ドル:1.379ドル(+0.001ドル)OSC48%(+-0%)RSI56%(+8%)ユーロ安基調-21日現在。
◆10年債利回り:2.75%(-0.04%)RSI52 水平基調。
◆米3ヶ月国債:0.06%(+-0.0%)RSI55 水平基調。対10年債スプレッド:2.69%(-0.04%)3%切ると要注意。
◆NYダウ:16303(-28ドル)OSC47%(-5%)RSI55%(+5%)切り返し転換?
◆ナスダック総合:4277(-43)OSC45%(-11%)RSI50%(-1%)切り返し転換?
◆DAX指数:9343(+47)OSC57%(+4%)RSI49%(+22%)上昇基調。
◆上海総合:2048(+54)OSC59%(+7%)RSI44%(+10%)切り返し転換?
◆VIX指数:15.00(+0.48)RSI50 水平基調。
◆CRB指数:299(+-0)RSI49% 下落基調。
◆WTI原油先物:99.55ドル(+0.94ドル)RSI48。下落基調。
◆NY金:1335ドル(+6ドル)RSI51。下落基調。
◆シカゴCME(円建て):14245(大証終値比+115円)

ウクライナ情勢は、市場からは段々と飽きられてきて、NY株は経済指標へと反応。3月のフィラデルフィア連銀景況指数と15日までの1週間の新規失業保険申請件数が予想以上となったことを素直に交換して上昇。

それにしても、イエレン議長が利上げに転じる時期について、緩和停止から6ヶ月程度と、従来の相当期間という表現を言い換えただけで、まるで白鳥(いや黒鳥か?)の群れに、巨大な隕石が落ちたような騒ぎ。今の株式市場にとっては、相当な期間は6ヶ月なんてものではないようです。それにしては、誰も彼も短期で売買し過ぎるようだが。。

----以下は、21日の海外市況へのコメント-----

米長短スプレッドは2.75%あたりをピークにして上下動しております。3%を突き抜けるかと思った昨年末の2.97%がやっと。それ以前のピーク値は昨年9月5日の2.96%でした。短期的にはやはりウクライナ情勢が影を落としているようです。

NY株は先物の清算のための商いが急増。結局S&P500が史上最高値を場中につけたのをきっかけに反落。
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