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独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

週間市場概況(1.15.2016)

2016-01-16 11:58:15 | 市場概況
1月15日までの1週間の市場概況のまとめです。( )内は1月8日比、

◆CME日経先物:16795円(-485円)OSC35%(+8%)RSI22%(+1%)売買指数32%(-29%)

◆日経平均:17147円(-551円)OSC34%(+5%)RSI23%(+-0%)売買指数31%(-98%)

◆TOPIX:1402(-45)OSC33%(+3%)RSI26%(-2%)売買指数35%(-79%)

◆マザーズ指数:801(-74)OSC41%(-11%)RSI39%(-7%)売買指数19%(-96%)

◆東証2部指数:4416(-174)OSC34%(-11%)RSI33%(-9%)売買指数11%(-106%)

◆日本10年物国債先物(JGB):149.56円(+15銭) 金利低下

◆信用残評価損益率:売り残- 5.224%(+1.946%) 損失幅大幅縮小
          買い残-15.775%(-3.263%) 損失幅大幅拡大 

◆日経平均25日移動平均乖離率:-7.6%(-1.0%)下方乖離拡大

◆騰落レシオ(25日間)

 東証1部: 59.71%(-3.19%)
 マザーズ: 57.45%(-5.04%)
 東証2部: 66.55%(-6.88%)

【海外市況】

◆NYダウ:15988(-358ドル)OSC36%(+5%)RSI22%(-5%)売買指数32%(-17%) 

◆上海総合:2901(-285)OSC35%(-5%)RSI20%(-9%)売買指数30%(-65%)

◆ドル・円:116.93(-49銭)OSC38%(+9%)RSI17%(+14%)売買指数36%(-48%)↓円高昂進

◆米10年債利回り:2.03%(-0.1%)RSI34%(-6%)

◆米3ヶ月国債利回り:0.24%(+0.04%)RSI56%(+6%) 
 対10年債スプレッド:1.79%(-0.14%) 3%が好況の目安。

◆VIX指数:27.02(+0.01)RSI62%(-6%)

◆CRB指数:160(-9)RSI24%(-8%) 

◆WTI原油先物:30.68ドル(-2.2ドル)RSI26%(-2%)

◆NY金:1089ドル(-15ドル)RSI53%(-9%)

先週からの流れを引き継いで、週央に1度切り返す動きはあったものの、それは売り方の買い戻しによるものであり、結果は年初からの流れを受け株式はいずれも下げております。日本では比較的頑張っていた新興市場も主力市場と一緒に滑落。

こうなると債券に資金が流れるのはもっともですが、既に利回りが低下しすぎてるためか、さほど大きな下げ変化にはなっておりません。

ちょっと注目すべきは、VIX指数が先週とほとんど変わらないことと、ゴールドが下げていることです。
また、テクニカル指標には入れておりませんが、UDドルインデックスが昨年12月の利上げの時97レベルまで下げましたが、今は99でありさほど上げても下げてもいません。巷間言われるようなドル安=円高の図式はあてはまりません。

となると、やはり原油安の世界経済に与える影響が最大のポイントだと思います。産油国のソブリンファンドからの株式市場への売り圧力、資源国の財政問題(間接的には中国経済の停滞が影響)、これに時々地政学的事件が絡んでの株安ということですね。

なお、最新のLIBORチャートを見ると、米ドルだけが上げております。ヘッジファンドの資金繰りに少々異変があったのかも知れません。もう少し注視しておく必要がありそうですね。

http://forex24.jp/libor/usd/

なお、もう1つの先行指標としてのイールドカーブ(米国債の長短金利差)は順イールド(1.79%)を保持しており、米国景気そのものがおかしくなりつつある訳ではなさそうです。とはいうものの、過去の例からするとイールドカーブに異変が見えてから1年近くの時間を経て市場が混乱に陥りますのでこれも要注視ですね。

コメント (2)
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