1月2日(火)のNY市場概況です。
1.NYダウ
年末に売買判断指数を1.000に落としておりました。指数値は上昇傾向でしたので、年明けはその流れのままに上昇はしましたが、僅かな上昇。それでもOSCを+11%の70%に伸ばしております。10日MAラインもまだ0.8%の上方乖離。
2.Nasdaq
12月6日以来の売られすぎサインが点灯。売買判断指数はまだ1.06あります。これは11月2日以来で最近ではかなり低い。OSCはまだ+1%の54%。10日MAラインは1%の上方乖離。ここまで下げて、ほぼダウと同じ位置どりに。売られすぎサイン点灯の翌日はこのところ上げておりますが、10月あたりは連チャンで点灯。悪い時は3連チャンというのもあります。9日RSIが大幅に落ちて約20%ダウンの43%。この大幅ダウンの後は、好調時には翌日上げる訳ですが、10月19日のように大幅ダウンで38%に落とした後もジリジリと下げて15%まで27日押し込まれているケースがあります。今回はどのケースを辿るのか、明日が勝負。
3.ドル・円
1日の140.877円の終値から1.114円上昇。これは能登半島地震の影響。3.11の時は、いわゆるリバトリ(海外資産を日本に還流させ、地震の保険賠償などに当てるための)があって、急速な円高が進みましたが、今回は逆に円安。日本の経済力が貿易赤字の常態化に合わせて、「地震でやばい国!」と見られている証拠。これはまずいですね。今後も何か混乱があれば円安になるということ。例えば、日本国債が消化不良を起こすとか。政府がのうのうと自国通貨で国債発行するのだからいくら発行してもOKとか、為政者が市場の怖さを知らず、真に能天気なことが国際的にバレたとか。
4.CME日経平均先物
7時6分現在33065円で、日経平均の終値比389円安。ちょっと4日の大発会の雰囲気に暗雲が立ち込めてきました。
5.米10年債利回り 3.942%(-0.044%)
1日も市場はありましたので、年末29日との比較でいうと、+0.076%。ジリジリと金利を上げにかかっております。どうやら、市場では今年は政策金利がじり安になるとの見込みが、少し見直されかけているようです。オイル市場の復活?があったりしてインフレ懸念が再燃すると、むしろ、金利を下げるどころか上げにかかるのではないかとの見通しが少し出てきているようです。この金利上昇の見立ては、NY株価、そして日経平均にも影響が出るかも知れません。日経平均の方は多少は円安回帰でダメージを少なくできるかもしれませんが。
6.VIX指数 13.2(+0.75)
7.SOX指数 4023(-152)
ちなみにレーザーテックのADR株価は35954円。
8.バルチック海運指数 2094(+7)
以上です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます