10月15日(金)の失敗トレードです。実際にはトレードはしておりませんが、1つ、前日にモニタリング銘柄に挙げた3697SHIFTの値動きについて、今後のこともあり反省点を検証しておきます。
SHIFTは決算を好感され13日に2180円も暴騰。その翌日利確売りに晒され-480円で売買指数も20%まで下落。しかし、モニタリング銘柄として挙げた理由は、14日のOSCが暴騰の前日の12日より+6%とコンバージェンスしていたことでした。
これは相場格言の「一押しは買い」を判定する筆者のOSCを通じた見方です。このOSCの1日挟んでのコンバージェンスに加えて、最近は、先日のレーザーテックの反省点にも書いたとおり、売買指数が極端に低いかどうかを見るようにしております。SHIFTの14日の売買指数は20%とかなり低い結果でした。(レーザーテックは同じ日に5%から36%まで回復)
ちなみにSHIFTの過去の売買指数30%台以下の実績を見てみます。
●9月22日 26% 翌日プラス始まりで+1480円で終了。OSCは58%で前日、前々日からはマイナス基調。翌24日は高く始まり、前日安値は割り込まず+1480円で終了。OSCは61%で前日より+3%でしたが、前々日より-5%でした。
●9月27日 31% 翌日マイナス始まりでー1350円で終了。OSCは52%(注)
10月5日まで前日安値を更新しながら大きく下落が続きます。OSCは10月6日に29%まで下落。しかし、やっとこの日に前日安値を割り込むことなく終了。10月6日の売買指数は44%でした。
●9月9日 36% 翌日マイナス始まりで前日安値まで落ちるも、その後反発して+400円で終了。以後、緩やかな上昇。OSC61%で9月6日の73%から下落中でこの日大きく売られての売買指数36%。
●8月2日 33% 翌日プラス始まりで前日安値より40円高で凌いで、引けは+230円で終了。以後緩やかな上昇。OSC46%で7月26日の40%から上昇中。指数値もほぼ同等。(マイナスであればなお良し)
この日は前日と前々日からのOSCのコンバージェンスはなし。
以上、売買指数と値動きの経緯です。実際にはトレーディングには参加していないので、失敗トレードではありませんが、今、筆者が使っているテクニカル指標を使って読み解けば、以上のコメントのようになります。
当然ながら、この状態なら「上がる」というような「法則」は見い出せませんでしたが、特にOSCの3日間での推移、翌日の値動き(特に前日安値を割り込むかどうか)そして指数値も参考にすれば、かなりの確率でエントリーポイントが明確になります。しかし、あくまでも相場はその時の風次第。
それは昨日15日のSHIFTの値動きです。
何と、90円高く始まるも直後に、前日終値比で480円安、前日安値比で440円安まで売り込まれております。この段階での売買指数は0%です。日経が絶好調の日にです。しかし、ここから先は何が起こるか分かりません。
このどん底まで落とされてからの反発があるかどうかは、実は、前日安値の23510円を下から回復するかどうかがポイントです。これは他の銘柄にも言えます。そこでこの株の5分足チャートをご覧ください。
23500円近辺で行ったり来たりしている様が見えるかと思います。そして、10時前に一度そのラインを上抜けしました。
参考:23510円をマークした段階では売買指数は77%にまで上昇しておりました。(原則上では55%以下は買い、144%以上で売りです。)
さて、ここからが最重要ポイントです。上抜けしてもすぐに追随買いをしてはいけません。必ずと言っていいほど、やっと抜けたと思ってほっとした面々の売りがある筈とみます。
案の定10時過ぎに陰線をつけて、23500円ラインまで押し戻されました。ここが勝負です。このまま下に再度持っていかれるのか、それとも上昇気流に乗るのか? 10時過ぎからはこの23500円の抵抗線を下回ることなく、かつ一目均衡表の転換線のほぼ上で推移し、後場にかけて大きく上昇していきました。この一気の上昇の流れはレーザーテックと同様でした。
以上、今後のトレードへの反省を3697SHIFTの10月15日の値動きから見てみました。
何かの参考になれば幸いです。
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