昨日の市場概況で書いたように、これまでの「モニタリング銘柄」抽出の弱点は、下降トレンドが一発だけの下落にて収まらない点です。
例えば、7342ウェルスナビ。この株の直近のボトムは、5月17日でした。この時の終値が3290円(前日比340円)でした。それ以前にも5月11日から13日にかけても「買いサイン」が3日連続点灯しておりました。
しかし、この時はOSCを5月6日の51%から下げ続け、43%、41%、38%と更に下げている段階での「買いサイン」点灯です。つまり、最初の買いサイン点灯時に仮に買っていれば3790円でしたが、その後3520円まで5月13日にかけて下げてきました。
さてここからですが、
1つ、教訓としては、買いサインが点灯したからといって即買いには入らないこと。(実はこれが功を奏することもあるので、いささかやっかいですが、まずは基本ルールとしてはこの原則を守ります。)
2つ、OSCが反転したからと言って引けに買いには入らないこと。この際の注意点はOSCが前々日のそれを上回っているかどうかがポイントです。ウェルスナビのケースでは5月14日にOSCが40%となり終値も3630円となり110円反発しました。これで底を打ったと思った方は、翌日5月17日の-340円での売り攻勢で、あえなく損切りの憂き目にあっていたかも知れません。
3つ、この損切り攻勢つまりふるい落としが、いわゆる株のしこり玉の一掃にはどうしても必要なことです。
4つ、さて、翌日の5月18日には40円だけ戻してOSCも+1%と回復しましたが、この程度は誤差の範囲ですので、まだ下落基調が残っていると判断できます。
5つ目、これが結論です。
5月17日の-340円でのふるい落としがあったときには、当然買いサインが点灯しております。その時の指数値(Indicator)が5012ポイントでした。そして、この5012ポイントに限りなく近くてOSCも上回っているタイミングを辛抱強く待ちます。この株は5月19日に何と指数値を5012ポイントまで再度下げました。ここが真の買いタイミングです。翌日の5月20日に前日安値を下回らないことを確認して買いエントリーします。この日からの瀑上げは皆さん、チャートで確認できるとおりです。
以上、Brains購入者の方にエクセルテクニカルシートをこうした視点で眺め直すことをお勧めします。もちろん、これが万能ではありません。うまく当てはまらないケースも個別株によってはあります。そこはあくまでも特に出来高が多い人気株に対する基本の考え方としてお考えください。
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