10月29日(木)の市場概況です。赤字部は30日朝の更新
◆日経先物:9880円(-200円)OSC45%(-8%)10月21日の67%から下落中。
◆日経平均:9891円(-184円)OC42%(-8%)10月20日の69%から下落中。
日経平均指数値倍率:101(+2)数字が増えるほど下降傾向を示します。
◆TOPIX:882.26(-6.5)OSC47%(-2%)10月22日の63%から下落中。
◆マザーズ指数:433.1(-4.6)OSC45%(+2%)10月26日の62%から下落に転じる。
◆ヘラクレス指数:572.42(-8.29)OSC48%(-4%)10月23日の66%から下落に転じる。
◆ドル・円:91.42円(73銭の円安)OSC58%(+3%)再度円安シグナル点灯。92円20銭が当面の目標。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.28063%(前日比+-0%)10月29日現在。金利下げ止まり。
◆米10年債利回り:3.503%(+0.083)-10月29日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:9900円(大証終値比+20円)
◆シカゴ日経先物:10090円(円建て、大証終値比+210円)更新
◆NYダウ:9963ドル(+200ドル)OSC44%(+7%)10月28日の37%から切り返しに転じた模様。更新
いやはや、ここ3日で日経平均は471円もの下げです。7月上旬以来の激しい下落です。さすがに売り疲れの感が見えます。
筆者も、ここまで買い下がってきた以上、今日買わない手はないと思い直し、チャート上は買いパターンを形成している6961エンプラス、4080田中化学研究所、そして、因縁の9438エム・ティ・アイを仕込みました。MTIだけ、OSCを前日同値としておりますが、VR改を下げているので、明日の反転体勢は今日こそは出来ていると見ました。
田中もその点は同じです。
エンプラスは、朝に不用意な切り方をしておりましたので、ずっと監視体制を続け、1461円での買い直しでした。これは絵に描いたような切り返しです。
それにしても、4091大陽日酸には今日は3度もエントリーして全敗でした。この株、一筋縄ではいきませんね。もう少し研究しないとこれでは駄目。
しかし、好事魔多し。まだ今の下げは中途段階ですね。今晩の3QのGDPと個人消費、それに新規失業保険申請件数がダウの帰趨を握っておりますが、これまでの各種経済指標が期待を裏切っているだけに、不安が残る持ち越しですね。
-------30日朝の市場コメント-------
欧米の株式市場は、アメリカのGDPのサプライズ発表で急騰。事前にGSが下方修正し、それを市場が織り込みかかっていただけに、ダウの200ドルの上げはもっとも。
昨日までの4日で20.5ポイントから28ポイント近くまで急上昇していたVIX指数は、今日は3.13ポイント(率にして11%少々)も下落し、50日移動平均線の近くまで来ております。このVIXを見ると、ここ4日がいかに急な上昇だったかが分かります。
今日のGDPが発信したシグナルは、「ベア(弱き派)のワーテルローの戦い」だったとブルームバーグが面白い表現をしております。つまり、ナポレオンの100日天下が、このワーテルローの戦いで敗れ去ったように、このところ台頭していたアメリカと世界の景気は過大評価ではなかったのかという弱気が、今日のGDPの結果によって打ち砕かれたという意味です。
このワーテルローの戦いにおける殊勲者の1人がハウジング産業であったと、同じブルームバーグが伝えております。これは過去4年間で初めてとのこと。0.53%の貢献です。食料や衣服のGDPへの貢献は0.31%でした。
しかし、住宅価格を統計データで追っているシラー・エール大学教授は、8月のケースシラー住宅価格指数を巡るインタビューに答えて、以下のように述べております。
「確かに住宅価格は年率15%にも及ぶ上昇を見せている。株価は3月9日が、住宅価格は4月が底だった。住宅価格を左右するのは、金利というよりはモーメンタムが一番だが、確かにこのモーメンタムは変わった。ところが、その変わり方が激しすぎて、過去の統計的な手法から今後の推移を予想することを困難にしており、今後どうなるかを予想するのは非常にタフである。」
全米20地区の調査で、ケースシラー住宅価格指数が前月より改善し始めたのは、今年の3月からです。3月は3ヶ所。4月は8ヶ所、5月は14ヶ所、6月と7月は18ヶ所まで拡大。そして8月には上昇地点が17ヶ所となっております。
8月に1ヶ所減っているのはクリーブランド地区ですが、この地区は今年3月にいち早く底打ちしており、それ以降は価格が安定的に上下しているためです。
ずっと下げ続けているのはラスベガスだけですが、そのラスベガスでも、抵当流れ物件が飛ぶように売れているとのこと。
要するにシラー教授も、株価が予想出来ないように、住宅価格も9月は上がるのは確かかも知れないが、来年にかけてどうなるかは予想出来ないと、正直に言っているのが今の住宅価格の動向のようです。
1つ筆者の疑問は、中古住宅価格は未だ下がり続けております。9月の中央値は17万4900ドルです。新築住宅は9月になってやっと中央値で20万4800ドルとなり、前月から4900ドル上昇しておりますが、これは年率で40万戸そこそこの市場です。中古住宅の550万戸市場の10分の1以下です。
価格が全体としては下がり続けているのに、ケースシラー住宅価格指数がなぜ4月を底にして上がっているのかが疑問です。これはシラー教授の統計手法の中身にまで立ち入らないと解けませんが、筆者もそこまでは暇ではないので、これ以上の追求は止めておきます。
市場との連動性があるだけで十分です。シラー教授殿。しかし、先行きが分からんと言われても、一般庶民はもっと分からんのですが。。。
◆日経先物:9880円(-200円)OSC45%(-8%)10月21日の67%から下落中。
◆日経平均:9891円(-184円)OC42%(-8%)10月20日の69%から下落中。
日経平均指数値倍率:101(+2)数字が増えるほど下降傾向を示します。
◆TOPIX:882.26(-6.5)OSC47%(-2%)10月22日の63%から下落中。
◆マザーズ指数:433.1(-4.6)OSC45%(+2%)10月26日の62%から下落に転じる。
◆ヘラクレス指数:572.42(-8.29)OSC48%(-4%)10月23日の66%から下落に転じる。
◆ドル・円:91.42円(73銭の円安)OSC58%(+3%)再度円安シグナル点灯。92円20銭が当面の目標。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.28063%(前日比+-0%)10月29日現在。金利下げ止まり。
◆米10年債利回り:3.503%(+0.083)-10月29日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:9900円(大証終値比+20円)
◆シカゴ日経先物:10090円(円建て、大証終値比+210円)更新
◆NYダウ:9963ドル(+200ドル)OSC44%(+7%)10月28日の37%から切り返しに転じた模様。更新
いやはや、ここ3日で日経平均は471円もの下げです。7月上旬以来の激しい下落です。さすがに売り疲れの感が見えます。
筆者も、ここまで買い下がってきた以上、今日買わない手はないと思い直し、チャート上は買いパターンを形成している6961エンプラス、4080田中化学研究所、そして、因縁の9438エム・ティ・アイを仕込みました。MTIだけ、OSCを前日同値としておりますが、VR改を下げているので、明日の反転体勢は今日こそは出来ていると見ました。
田中もその点は同じです。
エンプラスは、朝に不用意な切り方をしておりましたので、ずっと監視体制を続け、1461円での買い直しでした。これは絵に描いたような切り返しです。
それにしても、4091大陽日酸には今日は3度もエントリーして全敗でした。この株、一筋縄ではいきませんね。もう少し研究しないとこれでは駄目。
しかし、好事魔多し。まだ今の下げは中途段階ですね。今晩の3QのGDPと個人消費、それに新規失業保険申請件数がダウの帰趨を握っておりますが、これまでの各種経済指標が期待を裏切っているだけに、不安が残る持ち越しですね。
-------30日朝の市場コメント-------
欧米の株式市場は、アメリカのGDPのサプライズ発表で急騰。事前にGSが下方修正し、それを市場が織り込みかかっていただけに、ダウの200ドルの上げはもっとも。
昨日までの4日で20.5ポイントから28ポイント近くまで急上昇していたVIX指数は、今日は3.13ポイント(率にして11%少々)も下落し、50日移動平均線の近くまで来ております。このVIXを見ると、ここ4日がいかに急な上昇だったかが分かります。
今日のGDPが発信したシグナルは、「ベア(弱き派)のワーテルローの戦い」だったとブルームバーグが面白い表現をしております。つまり、ナポレオンの100日天下が、このワーテルローの戦いで敗れ去ったように、このところ台頭していたアメリカと世界の景気は過大評価ではなかったのかという弱気が、今日のGDPの結果によって打ち砕かれたという意味です。
このワーテルローの戦いにおける殊勲者の1人がハウジング産業であったと、同じブルームバーグが伝えております。これは過去4年間で初めてとのこと。0.53%の貢献です。食料や衣服のGDPへの貢献は0.31%でした。
しかし、住宅価格を統計データで追っているシラー・エール大学教授は、8月のケースシラー住宅価格指数を巡るインタビューに答えて、以下のように述べております。
「確かに住宅価格は年率15%にも及ぶ上昇を見せている。株価は3月9日が、住宅価格は4月が底だった。住宅価格を左右するのは、金利というよりはモーメンタムが一番だが、確かにこのモーメンタムは変わった。ところが、その変わり方が激しすぎて、過去の統計的な手法から今後の推移を予想することを困難にしており、今後どうなるかを予想するのは非常にタフである。」
全米20地区の調査で、ケースシラー住宅価格指数が前月より改善し始めたのは、今年の3月からです。3月は3ヶ所。4月は8ヶ所、5月は14ヶ所、6月と7月は18ヶ所まで拡大。そして8月には上昇地点が17ヶ所となっております。
8月に1ヶ所減っているのはクリーブランド地区ですが、この地区は今年3月にいち早く底打ちしており、それ以降は価格が安定的に上下しているためです。
ずっと下げ続けているのはラスベガスだけですが、そのラスベガスでも、抵当流れ物件が飛ぶように売れているとのこと。
要するにシラー教授も、株価が予想出来ないように、住宅価格も9月は上がるのは確かかも知れないが、来年にかけてどうなるかは予想出来ないと、正直に言っているのが今の住宅価格の動向のようです。
1つ筆者の疑問は、中古住宅価格は未だ下がり続けております。9月の中央値は17万4900ドルです。新築住宅は9月になってやっと中央値で20万4800ドルとなり、前月から4900ドル上昇しておりますが、これは年率で40万戸そこそこの市場です。中古住宅の550万戸市場の10分の1以下です。
価格が全体としては下がり続けているのに、ケースシラー住宅価格指数がなぜ4月を底にして上がっているのかが疑問です。これはシラー教授の統計手法の中身にまで立ち入らないと解けませんが、筆者もそこまでは暇ではないので、これ以上の追求は止めておきます。
市場との連動性があるだけで十分です。シラー教授殿。しかし、先行きが分からんと言われても、一般庶民はもっと分からんのですが。。。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます